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ホピ族の言い伝え・第3の世界の創造と破滅

「第二の世界は長い間分厚い氷の中に閉ざされたままでした。

 その間、地底でタイオワへの信仰心を忘れなかった人々は

 蟻人間とともに暮らしていたので。

 やがてソツクナングは双児に、両極に戻り、星を回すように命じました。

 双子が両極の戻ると星はむたたび回転し始めましや。

 その時世界は大きく揺れ氷は大きく砕けました。

 地球がやがて安定して回転しだすと、氷が溶けて

 世界は暖かくなりました。

 ソツクナングは、人々のために第三の世界の創造の開始したのです。

 大地と海の形をまた変えて整え、人間が住める頃になると、

 ソツクナングは前のように蟻人間と人間を地上に出しました。

 ソツクナングはその時に助言を与えました。

 ”あなた方はこれからいう二つのことをいつも覚えておかなくてはならない。

  まず、創造主タイオワや私を尊び、お互いを尊ぶ争うことなく過ごすこと。

  そして、毎日相乗酒に対する調和に満ちた賛歌をうたうこと。

  創造主に対する讃歌がきこえなくなったときは、

  私はあなた方がふたたび悪に陥ったときと判断し世界を滅ぼすだろ”

 というものです」


「すでに二回人は滅ぼされていますから三度目がないように

 そうソツクナングは願ったのでしょうね」


「はい、おそらくはそうだったのではないかと思います。

 こうして、人々は地下から地上に出て、第三の世界に広がっていったのです。

 この世界でふたたび人類は増え広がり、生命の道の上を進み続けた。

 第一の世界では、人々は動物と一緒に素朴な生活をしていましたし、

 第二の世界では農業や手工品の生産や家屋の建築、

 村落や道路などをを発展させたました。

 そして第三の世界では、人々は大都市や国々、

 更には大文明を築くに至るほどまでに人口が増え発展しました。

 しかし、このことが、人々を堕落させ

 タイオワとソツクナングに讃美の歌を送ることを、忘れさせました。

 その中でも非常に多くの人々を堕落させる女がいたのです。

 僅かな人々のみがタイオワとソツクナングに讃美の歌を送ることを、

 忘れずに賛美の歌を歌い続けましたが、

 その声は次第に小さなものとなっていきました。


 あの世界を堕落さた女の影響をうけて弓族は、

 彼らは創造の力をもう一つの邪悪で破壊的な方向に向けた。

 中にはパツボタ(航空機)を作り、

 これを空に舞い上がらせたっものがいました。

 これに乗って沢山の人が他の都市を攻撃し、

 多くの都市でバツボタが製造され始め、人々はこれに乗って

 殺し合うようになったのです。

 こうして、第三の世界も、大きな戦争が起こり

 腐敗と闘いに塗れることになりました」


「第3の世界には飛行機があったのですか」


「はい、我々の祖先はそう言い伝えています」


 ふむ、アトランティスやムー、レムリアといった超古代文明や超古代インドには航空機がすでに存在していて、、マハーバーラタ』『ラーマーヤナ』『リグ・ヴェーダ』といったインドの伝説的な書物には航空機や核兵器のような斧が会ったような記述があるらしい。

実際に氷河期に行ける軽水面は今より100mも低かったらしいので、今はそういった文明が海の底に消えてもおかしくはないんだよな。

実際にチグリス・ユーフラテス周辺の遺跡にはそういった核戦争の痕跡であろうと考えられるものもあるようだし、マハーバーラタには、「ヴィマナ」と呼ばれる空を飛ぶ戦闘攻撃機もしくは爆撃機の記述もあるようだ。

ヒンズーの敵アスラはゾロアスターの善神アフラ・マズダでゾロアスターの敵はインドのディーヴァ神族であるらしい。

インドにおける不死の霊薬アムリタはゾロアスターの不死の神アムルタートだとか。

まあ、いろいろそれっぽいものがあるのは事実だったりする。


「その様子を見たソツクナングはコクヤングティに告げました。

 ”今度の世界は、最後まで待っている場合では煮ようだ。

  今すぐ手を打たないと、讃歌をうたい続けている者たちさえ

  滅びてしまう、ここまで腐敗と破壊が進んでいると、

  蟻人間の地下空洞のまで彼らが辿り着くのは難しい。

  そこで、私が世界を水で滅ぼすときに、あなたは

  タイオワへの賛歌を歌うことを忘れなかったものを

  中空になっている背の高い植物を切って人々を中に入れ

  水と食糧を詰め救いなさい”と

 コクヤングティはソツクナングの言葉に従い葦を切り、

 その中の空間に救うべき人々を入れコクヤングティも

 その中に入ったのです」


「葦船に乗っていた人が居たということですね」


「はい。

 やがてソツクナングが現われ、山々よりも高い波が陸地を襲い、

 陸という陸は破壊されて海中深く沈んみ、

 長い間のこと雨が降り続き、波は荒れ狂ったのです。

 葦の中の人々は激しい波の音をきき、

 空中に高く上げられ、それから海にまた落とされた。

 そして長い間彼らは海の上を漂い続けたのです。

 やがて動きが止まると、コクヤングティが外への扉を開いて

 人々を外に出し残っているとうもろこしと水を

 船の外に出すように命じました。

 不思議なことに、その分量は最初のときと変わっていなかったのです。

 そして周りを見渡すと、そこはとても高い山の峰であり

 下は見渡す限り海だったのです。

 第三の世界で唯一水に沈まなかった場所にたどり着いたのでした」


「彼らは乾いた陸地を探すために葦で船をつくり海を渡りました

 岩の多い島、草木の茂る美しい大きな陸

 肥沃で食物が豊かな大地も見つけたのです。

 だが、コクヤングティはここにいればあなた方は

 ふたたび邪悪な道に入ってしまうといい

 彼らはその言葉に従いさらに

 海を渡ることにしました」


「そこでコクヤングティに従わず残った人も居たでしょうね」


「そうかもしれません。

 人々はやや北寄りの東へと進みやっと彼らは陸をみつけたのです。

 そこは海から高くそそり立ち上陸できる場所はどこにも見えませんでした。

 彼らは導かれるに任せ、穏やかな海流に乗りやがて砂浜に上陸しました。

 そこにソツクナングが現われ、第三の世界の高い山々の頂であった島々

 全て海に沈めさりました」


「なるほど、第3の世界に残ったものはすべて海に沈んでしまったのですね」


「はい、しかしソツクナングはこうも言っています。

 ”この海の底には、かつての都、空飛ぶパツボタ、富、

  そして神の教えを忘れた者たちが眠っている。

  だが、あなた方が出現の記憶と意味を保っていれば、

  いつかまたこれらがまた浮かび上がり、

  真実を告げるだろう”と」


「ふたたび浮き上がる……ですか」


「はい、我々の祖先はそう伝えています」

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