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この家、ランカー出没注意  作者: Kai


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地獄の特訓

「スカウト?」



俺は画面を押した。



オシリス神(死と復活の神)



白虎



青龍



北斗星(死を司る神)



『契約したいと書いてあります』



誰を選ぶべきか…



足音が聞こえてくる、その時優と海と友がきた、果物をもって、



「元気そうだな、食べるか?」



「食べる、剥いてくれ友」



友はリンゴを剥き始める



「オシリス神を知ってるか?」



優はスマホの画面を見せる



【オシリス神は死んで復活して死後の世界の王になった】



「実は星座4名からスカウトがきたんだ、誰を選ぶべきなのか悩んでる」



海は興味津々で聞き耳を立てている、海が聞いてくる



「ほかの星座の名前は?」



「白虎と青龍と北斗星かな」



「北斗星、名前かっこいいね」『メッセージ 北斗星が照れています』



どうするか契約するかしないか、契約すれば強くなるが星座がどんな条件をだすのかわからない。



『メッセージ オシリス神が自分を選ぶべきだと主張しています4件』



オシリス神を選んだら死んでも復活出来るかもしれない、他の星座の事を調べてみよう、俺はスマホで文字を打つ、北斗星は運命を司る絶対的な裁判官、北斗星が微笑めば人が死に、北斗星が怒れば死者が蘇るか、かっこいいな本当に


、よし決めた…



「北斗星にする」



『メッセージ 北斗星が喜びすぎて階段から落ち骨折しましたが親指を立てました』



大丈夫だったのか?



『オシリス神は悔しがっています』



『メッセージ 北斗星が条件を提示しました』


【条件】


「私の力が必要なら貸してやろう。だが、決して気安く私を『名』で呼ぶな。私が許すまでは『北斗様』、あるいは『裁判官閣下』と呼べ」



ずいぶんと偉そうだな、確かに偉いが、からかってみるか。



「海、北斗様と契約したんだけど海には北斗くんって呼ばれたい見たい」



「そうなんだよろしくね北斗くん」



『メッセージ 北斗星の顔が真っ赤です、蒸気が出そうなほど』



ステータス画面を見てみる



「やば!」



[ ステータスウィンドウ ]


契約星座: 北斗星(裁判官閣下)


ランク: S級 


【追加恩恵(加護)】


運命の天秤: 危機的な状況ほど回避率と会心率が上昇する。


星辰の回復: 夜間、星が見える場所ではHP/MPの回復速度が5倍になる。


【現在の魔力出力】


1,200 → 5,800 (契約により爆増)



「こんなに強くなるのか…」



ふと海と優の方を見るめちゃくちゃ写真を撮ってくる、俺はどうしたんだ?と聞きたくなる



「俺に何かついてる?」



「S級を撮る事なんてあんまりないじゃん」



「それみ身近にいるだけで興奮するし」



「二人とも辞めなさい」



友に海と優はげんこつされてたんこぶが出来る



俺は今の自分のランキングが気になった



俊宇がステータス画面をスクロールし、自分の順位を確認する


[ 世界ハンターランキング更新 ]


1位:???




19位:俊宇(Shun-Yu)NEW! ↑


20位:彰


俊宇は思わず、持っていたリンゴの皮を床に落とした。


「……19位?」


「どうした俊宇、そんなに低いのか?」


友が心配そうに覗き込んでくる。A級の友からすれば、S級の下位(70〜100位)でも十分伝説的な数字だ。


「いや……その、彰兄さんより、上に行っちゃったみたい」


部屋が凍りついた。


リンゴを剥いていた友の手が止まり、スマホを見ていた優がゆっくりと顔を上げる。


「……は? 彰は20位だぞ。日本の宝だぞ」


「北斗くん、彰お兄ちゃんより強いの? すごーい!」


海だけが純粋に目を輝かせている。


『メッセージ:北斗星が「当然だ、私を誰だと思っている」と胸を張っていますが、足元の骨折したギプスがベッドの柵に当たって痛がっています』



「まじか」



優が珍しく興奮している、海も気絶しそうなほど驚いている、気絶したが



バタン



「海!?」俊宇が慌てて身を乗り出すが、海は白目を剥いて『しょうお兄ちゃんが……負けた……』とうわ言を漏らしている、友が海を抱っこする



「彰が確か…20位だったからこれは大変だな」



海を抱っこしながら言う



この時は知らなかったあいつがあんなに負けず嫌いだとは…



スマホを見る、ネットのアンチがいるな……



名無しのハンター:


19位の俊宇って誰だよ。今までB級で燻ってた奴がいきなりS級? しかも彰(20位)の上とか、システムバグってんのか?



名無しのハンター:


中国系ハーフだっけ? 結局、数合わせでランク盛られただけじゃないの。日本のエース(彰)が負けるわけないだろ。




名無しのハンター:


こいつのせいで「ゲート攻略」の緊張感がなくなった。B級が1日で世界トップランカーとか、夢見すぎ。



そうだよな確かに俺はただ運が良かっただけ、でも他人に馬鹿にされる筋合いはない。



『システムメッセージ 北斗星がそんな阿呆な奴らの事は気にするな、弱者が吠えているだけだと言っています』



「ありがとう、北斗様」



『メッセージ 北斗星が照れすぎてコメントをオフにしました』



意外と星座も悪くないな、照れ屋だし



「友、優、海、俺はしばらく自主練しに行くよ、数か月」



「気をつけろよ」



「ありがとう」



俺はドアを開き入院代を払ってから去って行く



1日後



「あぁ~、やっとついた、長いフライトだったな、初めてのアメリカだ、強い人たちが沢山いる、ふぅ、頑張るぞ」



アメリカにある競技場にいく、沢山の人が来ている、自分の実力を知る機会だ



一人の男が話しかけてきた、誰もが見惚れるほどのイケメンだ、プラチナシルバー(髪)に深い青(目)、182㎝と高い



アメリカ人だろうか…ふとどこかで見たことがあるような気がしたが思い出せない



「君が噂の新人だろう?」



そんなイケメンの顔で聞かれると少し心臓に悪い



『メッセージ 北斗星はメッセージをオンにしました』



『メッセージ 北斗星はこの色男めさっさと離れやがれ(●`ε´●)』



落ち着け北斗星、そして俺の心臓



「19位のことか?」



「あぁそうだ、やっぱり君だね…、それにしても君の星座は過保護だね」



「それよりお前は誰だ?」



「カイ・ステアリングだよ、愛称でカイと呼んでもいいけど?」



カイ・ステアリング…あいつ、世界順位4位でハリウッド俳優、だから既視感があったのか、できるだけこいつには関わりたくない、こいつは競技場で殺す事すらいとわないやつだから、絶対やばい奴、笑っているのに、目が笑っていない。その視線が触れた場所から、肌が焼けるような魔力の圧を感じる、早く逃げよう、こいつに関わったらダメだ



「これではカイさん、さようなら」



「待ってくれ…君と戦いたいんだ、ダメか?」



無駄に顔が良いな、クソ…、こいつ誘惑の加護でももっているのか。俺はこいつの誘惑にかからないようにスマホの写真ホルダーをみる、海の眠そうな顔や寝顔や嬉しそうなら顔、そして友との思い出の写真、旅行に行った時のやチェスをして友が負けたときの写真など



「すみません、これから彼女とのデートがあるので…」



「君には彼女がいるのか?」



「はい、今もメッセージがずっと送られてきているので早く行かないと」



「そうか、すまないな」



俺は別に嘘は言ってない



ただ相手が男で星座って以外は



『メッセージ 北斗星が無視するな…早くあの男から離れろ(●`ε´●)』



『メッセージ 北斗星が無視するな、ねぇ、無視しないでよ』



「お前本当に北斗星か?」



『メッセージ 北斗星が私ほど強い奴はいないと胸を張っています』



とりあえず明日行こう、競技場には、あいつには会いたくないから



「……さて、北斗様。明日から地獄の特訓だ。あんな化け物に目をつけられた以上、今のままじゃ足りない」



『メッセージ 北斗星が……フン。分かっているならいい。』



画面越しに、北斗星の不器用な決意が伝わってくる。



翌朝、アメリカのホテルで寝ていたのに、北斗星に起こされる、メッセージが100件も来ている、こいつかまってちゃんかよと思うが言うのを辞める、慣れだ



『メッセージ 北斗星が貴様に試練を用意した、このゲートの中に入れば200年はでれない、外の時間は1時間だ、私も一緒だ、強くなれ』 



俺はゲートに踏み入れる



ゲートの向こう側に広がっていたのは、どこまでも続く静寂な野原だった。


空には現実ではありえないほど巨大な星々が輝き、ここが「世界の理」から外れた場所であることを物語っている。



『メッセージ 北斗星がここはお前のために用意した私の【想像場イメージ・フィールド】だと得意げに胸を張っています』



続けて、視界にステータス画面とスパルタな通告が浮かび上がった。



『メッセージ 北斗星が200年。ここで修行し、お前の基本属性を最低でも今の2倍以上に引き上げる。……覚悟はいいな?』



【現在の基本属性】


筋力: 245


耐久: 280


感覚: 223


魔力 :5,800



「200年か。あぁ…頑張るよ」


俺が拳を握ると、北斗星からさらに別のウィンドウが飛んできた。



『メッセージ:北斗星からプレゼント❤が届きました!』



「え、プレゼント?」



戸惑う俺の目の前に、夜空の闇を切り取ったような「塊」が出現した。


それは、俺の背丈を優に超える巨大な漆黒の鎌だった。


刃の部分には銀色の粒子が星屑のように流れ、まるで鎌そのものが一つの銀河を宿しているかのようだ。手に取ると、驚くほどしっくりと馴染む。



「これは」



『メッセージ:それは私の半身。敵を刈り取るだけでなく、お前のスキル【運命の天秤】と連動する。悪い運命を叩き潰し、勝利を強引に引き寄せる「法槌ハンマー」でもあるのだ(良いだろう?と言いたげにこちらを見ています)』



「ありがとう、北斗様。これなら200年、戦い抜ける」



俺は鎌を軽く一振りした。銀色の軌跡が空間に残り、静かな野原に鋭い風が吹き抜ける。



気が遠くなるほどの時間が過ぎた。


最初は一匹ずつだった魔物も、今や津波のように押し寄せてくる。千匹を斬り伏せ、一万匹を灰にした頃には、もはや敵の強さは当初の比ではなかった。


何年経っただろうか。……五十、いや、もう百年は過ぎたのか。




ハァハァ



視界が赤く染まる。左腕の感覚がない。


いや、肩から先が、無惨にも食いちぎられていた。



「あぁがいたぃ」



ハァハァ



「痛いな、これ」



ドクドクと流れる鮮血を無視して、俺は残った右腕で漆黒の鎌『星裁』を杖代わりに突き立てる。


あまりの激痛に笑いが出てくるが、不思議と心は凪いでいた。



『メッセージ 北斗星が血の気が引いた顔で画面を激しく叩いています。俊宇! もういい一旦休め! 私の想像場だ、腕くらいすぐに再生できる、だから今は…』



「北斗様。貴方が言ったんだろ。強くなれって」



俺は震える足で立ち上がる。


琥珀色の瞳が、極限の状態を超えてさらに鋭く、冷徹な光を放ち始めた。


片腕を失っても、魔力の奔流ほんりゅうは衰えるどころか、むしろ逆流するように全身を駆け巡っている。



「腕の一本くらい、この『200年』に比べたら安いものだ」




『メッセージ 北斗星が、泣きそうな顔で口を噤んでいます。分かった。ならば貫けお前の運命を』



俺は唯一残った腕で鎌を構え直した。


失った腕の痛みが、そのまま北斗星の力と混ざり合い、黒い刃に銀色の雷火となって宿る。



「次だ。来いよ」



『メッセージ 北斗星が俊宇 もういい、止まれ! 精神が壊れるぞ!』



北斗星の叫びのようなメッセージが視界を埋め尽くすが、俺の耳には届かない。


休まなかった。一秒だって惜しかった。


目を閉じれば、カエルのケーキを前に困った顔をする友や、無邪気に笑う海、クールを装いながら家族を想う優、そして命懸けで戦場へ向かった彰の姿が浮かぶ。



「家族が笑ってられるように」



失った左腕の断面が熱い。全身の骨が悲鳴を上げている。


だが、その痛みさえも、俺にとっては「守れなかった時の恐怖」に比べればマシだった。


もう、誰かの背中をただ見送るのは嫌だ。


足手まといだと自分を呪う夜も、もう終わりにしたい。


次にゲートが開くとき、俺は、家族を絶望から救い出す「盾」であり、敵をすべて刈り取る「死神」になるんだ。



『メッセージ 北斗星が呆然と、そして誇らしげにこちらを見ています。あぁ…よくやった、俊宇』



最後の一匹を斬り伏せた瞬間、視界が真っ白に染まった。


200年という果てしない時が、一気に収束していく。


左腕の傷口から、銀色の星屑が溢れ出し、実体を持って形を成していく。それは以前の腕よりも強靭で、星辰の力を宿した「神の腕」だった。



「終わったのか」



『メッセージ 北斗星が目を赤くして微笑んでいます。お疲れ様』



修行後のステータス


【基本属性】


筋力: 245 → 612


耐久: 280 → 700


感覚: 223 → 890


魔力: 5,800 → 15,000



目がチカチカする、ベットの上だった、ハァ…どうやら年は年はとってないみたいで良かった。ベットの周りに栄養ドリンクや花束が置いてある。



「北斗様もしかして…、これは貴方が?」



『メッセージ 北斗星が別にお前のためじゃないからな』



「お気持ちだけ受け取りますよ、今まで特訓に付き合ってくれたお礼に」



本当に強くなったな…今ならカイに勝てるかもしれない



『メッセージ 北斗星がまたあの色男に会うのか?俺は反対だ絶対に…』



北斗様がいる限りカイと戦うのは無理そうだ、それよりも家族に会いたい、スマホで飛行機を予約する、外の時間では1時間しかたっていないため帰ってきたらびっくりするかな?と思うがやっぱり寂しいため荷物をまとめる



『メッセージ 北斗星がパパ嬉しいよ、あの色男に会いに行かないなんて』 



「誰がお前がパパだ!」

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