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この家、ランカー出没注意  作者: Kai


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1/4

始まり 

100年前、空を突き破って現れた「塔」は、人類にシステムという恩恵と、ゲートという災厄を同時に与えた。先代たちが命を切り刻んで辿り着いたのは、全100階のうち、わずか15階。そこから先の階段は、1世紀もの間、固く閉ざされたままだ。 


B級ハンターの**俊宇(26、176㎝黒髪琥珀色)は、今日も親友である友(28、184㎝、黒髪黒目)**の家にいた。中国とカナダのハーフらしいがっしりした骨格を揺らし、キッチンで困り果てた親友に声をかける。



「……友、本当に出すのか? これ」



A級ハンターとして名を馳せ、3人の弟を育てる「しっかり者」の友。しかし、彼は決定的な場面でどこか抜けていた。末っ子の海(14)の誕生日に用意したのは、なぜかよりによって海が嫌いなカエルの形をしたケーキ。注文を間違えたのだ。


案の定、食卓についた海(151cm、黒髪黒目)は、ちっとも嬉しくなさそうな顔でケーキを見つめている。



「兄ちゃん……僕、カエル嫌いだって言ったよね……?」



100年攻略されていない15階のボスよりも、今、このリビングに流れる空気の方がよほど重い。俊宇は親友の肩を叩きつつ、この気まずい沈黙をどう打破すべきか頭を悩ませる。俊宇はケーキをみて


「海、ケーキだから美味しいよ…一口食べてみよ」



「嫌だ~絶対に!」



友はハァとため息をつく悲しそうに、海は申し訳なく感じたのか一口食べようとする



ヴゥ



「見た目は不味そうだけど美味しいよ、友お兄ちゃん、俊宇お兄ちゃんありがとう♪」



見るからに友の表情が明るくなった、口角も上がって嬉しそうだ。写真を連写する音がする。



「カカカカカッ」



指を押し当てたままの画面から、小刻みな破裂音が溢れ出す。


友が写真を連写している、やり過ぎな気もするが…、海はポーズを決めている、10回ほどポーズを変えた、まったく本当に楽しいな……



友は俊宇の方を向き



「明日、優(22、172㎝、黒髪黒目、ゆう)と彰(26、177㎝、黒髪黒目、しょう)が旅行から帰ってくるから何が食べたい?」



何がいいかな…よく母が作ってくれた西紅柿炒鶏蛋(トマトと卵の炒め物)が食べたいな



「西紅柿炒鶏蛋はどうだ?」



「僕もそれ大好き、特に俊宇お兄ちゃんが作ってくれたのが最高!!」



本当に海は僕が作った料理が好きだな…作りがいがあるな



翌朝



優と彰が来る前に買い物にいく



トマト:中 2個、卵:3〜4個、長ねぎを買う



翌朝、俺と友はキッチンに並んだ。買ってきたばかりの真っ赤なトマトと、数個の卵を台所に並べる。


まずは下準備だ。俺は手慣れた手つきでトマトを一口大の乱切りにしていく。皮は剥かずにそのまま。この皮の食感が家庭の味っぽくていいんだ。ボウルに卵を割り入れ、軽く塩を振ってから、箸がカチャカチャと音を立てるまでよく研ぐ。


「よし、友。火加減は強火だぞ」


「わかってる」


中華鍋から煙が出る直前までカンカンに熱し、多めの油を注ぐ。そこに一気に黄金色の卵液を流し込んだ。


――ジュワァッ!


耳に心地よい爆ぜる音とともに、鍋の中で卵がふわふわの花のように膨らんでいく。俺は大きく円を描くように一度だけ混ぜ、半熟の状態で素早く皿に取り出した。


「次はソースだ」


少し油を足し、みじん切りのネギを放り込む。香りが立ってきたところで、主役のトマトを投入した。


ヘラで軽く押し潰すように炒めると、トマトがじゅわじゅわと崩れ、鮮やかな赤い果汁が溢れ出す。そこに砂糖と塩、そして隠し味の水を少々。


「このトマトがトロッとするまで煮詰めるのがコツなんだ」


ソースが煮詰まり、甘酸っぱい香りが台所に満ちた。俺は取り出しておいた卵を鍋に戻し、手早くソースと和える。仕上げにごま油をひと回し。


黄金色の卵が真っ赤なトマトソースをたっぷりと纏い、完璧な一皿が完成した。


熱々の白米の上に、それを惜しみなく乗せる。


ちょうどその時、玄関のドアが開く音がした



優と彰が帰ってくる、海は彰に抱きつく、彰も海を抱きしめる、彰は海のほっぺにいっぱいキスする音がする


「チュチュチュチュッ!」


優は手をおでこに添える、


「食べようか、皆」


大皿に盛られた鮮やかな西紅柿炒鶏蛋(トマトと卵の炒め物)を囲み、五人は一斉に手を合わせた。


「「「「「いただきます」」」」」


深夜、俊宇が一人でお茶を飲んでいると不気味なメッセージが浮かんだ



『警告⚠️16階の塔が解放されました』



翌朝



俊宇はリビングに行くと皆ため息をついている、これまで16階は開かなかったのに開いたからだ。友は心配そうに彰を見る、S級だから協会(覚醒者管理協会)に呼ばれて行くかもしれない……、もし海が知ったらどれほど悲しむだろうか…あの子、ブラコンだし



友は頭痛薬を飲んで



「海には旅行だと言っとくから必ず行きて帰ってこい彰」



「わかってるよ、あの子のためにも生き残らないと…」




「彰必ず戻って来いよ…」



俺はそれしか言えなかった…、力になりたかったが俺は足手まといにる…海が起きた後に行くみたいだ、あの子が気づかないといいんだけど…



一時間後



海があくびをしながら



「おはよう~」



海が彰に抱きついてほっぺにキスする(おはようのキスだ)。



チュッ



「海、僕はまた旅行に行くことになりそうだ、だからこれをもっていてほしい」



海は彰から人形(彰の形をした)をもらう。


海は人形をギュッと抱きしめて



「毎日抱きしめて寝るよ」



俺も家族を守れるような力があったらどれほど……



彰は立ち上がり兄の友のおでこにキスして弟の優にキスして俺にキスする、そして海には❤のデカいチョコレートを渡す、海は泣きながらもらう



「お兄ちゃんずっと飾っとくよ、僕が死ぬまで」



友は呆れている、優は相変わらずスマホを見ながら音楽を聴いている、優のスマホ画面は家族写真だ。



「行ってくる」



行ってらっしゃい彰。



ドアが閉まる音がする。 



バタン!



俺は友に



「気分転換に全員でショッピングにいかないか?」



「そうだな」 



「僕も僕も」



海と優を見ると、すでに準備万端だった、海は大人のパーカーにジャージを着て帽子を被っている、優は相変わらず海と同じ服装だ、海が真似してる、この子は以前外出するときにキャラデザのふわふわなパジャマを着て出ていこうしていた。 ハァ



「二人とも友と俺はまだ準備が出来てないから待っててくれ」



「「了解」」



20分後



俺はトップス(ヘンリーネックのカットソー(胸元の筋肉のラインが見えるもの))にアウター(レザージャケット)にボトムス(ダークトーンのセルビッジデニム)を着る、日差しが強いだろうからサングラスも必要だ、友はトップス(タイトめな黒のタートルネック)にアウター(ロング丈のチェスターコート)にボトムス(センタープレスの入ったスラックス)を。



海は見惚れたように



「僕もあんなかっこいい大人になりたいな」



優も気にしたのかサングラスをかける



「よし皆行こう」



15分後



ショッピングセンターの中で



海は迷子になりやすいので俺と一緒にいる、友と優は二人で服を買いに行っている、海はゲームセンターから出ない、はまってしまいお小遣いを終わらせるスピードだ、また泣きながらお小遣いがなくなったと言うだろうな、



五分後



海は何度も自分の財布を見ている。お金がなくなったのだろう。



「そんなに使えばなくなるだろう海」



「だってあのキャラクター(ク○ミちゃん)好きなんだもん」



俺はまたため息をついてお金を入れる、一発で取れてしまった。海に渡す



「嬉しいようで嬉しくないよ、僕のお金0だから」



泣きながら海は言う


俺は我慢しなかったお前が悪い思う、結局服を買ってあげたら泣き止んだ、おかげで財布は空になりそうな勢いだった、両手には紙袋だらけ


でも海が嬉しそうならこれでいい。



『警告⚠️ゲート出現』



皆が叫んで逃げていく



目の前にゲーとが出現した、クソ…海を逃がさないと魔物が出てくる前に。



「海、早く逃げろ!」



「うん、わかった」



海は走って逃げる、出口の方へ、沢山人がいるので出口は混んでいる



友と優が走ってくる


なぜだろう何かを言っているような…吸い込まれていく……?



俊宇逃げろ 俊宇早く逃げろ…



何かを言っているようだが聞こえない、やっと聞こえた



「逃げろ」



俺はゲートの中に吸い込まれていく、それと同時にゲートが閉じた



「ここはどこだ?、あぁゲートの中だったな」



頭が痛い、強く打ってしまった。


一人だと寂しいな…



大きい足音がする



岩の横に隠れる



「まじかよ」



よく母さんが昔話で話していた饕餮とうてつだ。岩や土、色々なものを食べている、こっちに来そうだ、頼む来ないでくれ、俺は息を潜めるしかなかった。食べ物がないため何でも食べた虫や草、考えたくもないものまで



………



どれくらいたっただろう?わからない、俺の身体は痩せ細り息をするのも辛い、ハァハァ…。なんと饕餮が自分の身体まで食べ始めた、やっとだやっとでれる、饕餮は瞬帝によって辺境に追放された4人の悪神の一人だ。饕餮は「強欲」の象徴。何でも食べる怪物で、あまりに食べすぎて自分の体まで食べ尽くし、最後は頭だけになってしまった中国の妖怪の中でも救いようのない悪だ。姿は羊の身体で人の顔、虎の牙、今は顔から下はないが…



「お面…」



胴体がなく、大きな目と口、角だけが強調された恐ろしい顔。海にあげよう、魔除けになるから。



『おめでとうございます☺


世界で初めて饕餮がいるゲートを攻略したランカーです。プレゼントがあります』



システムメッセージを見てから眠気が襲った。



『中国に6人目のS級が現れました、場所は日本』



一方ネットでは



[日本で中国人のS級がいるのか?] [どんな人なんだ?] [そりゃあS級なんだから強いだろ] 



[系统提示] 中国第六位S级已确认。当前位置:日本。( [システム提示] 中国6人目のS級を確認。現在位置:日本。)


听说你是第六位S级?(6人目のS級だって?)


全网都炸锅了!那个传说中的第六位S级,坐标竟然在日本?!(ネット中が大騒ぎだ!あの伝説の6人目のS級、座標がまさかの日本だって!?)



二日後



俺は病院で目覚めた、海が泣きながら抱きしめる。



「良かった~、俊宇お兄ちゃんが無事で」



優も友も寝不足みたいだ



「心配かけたな」



「お前が新たに現れたS級なのか?」



「そうみたいだ」



「これからどうするんだ?」



「国に帰るのか?」



「まだこっちにいるよ、家族がいるしね」



友は手を顔に添える


俺はからかうように



「まさか泣いているのか?」



「当たり前だ、お前が死ぬかと思ったんだぞ!」



「俺も死ぬかと思った、だがこうしてまた君の顔を見れてる、それだけでも幸せだ」



「明日も来るから安静にしていろ」



「俊宇お兄ちゃん明日ね」「またね…」



ハァ



ステータス画面を見る



[ ステータスウィンドウ ]


氏名: 俊宇(Shun-Yu)


年齢: 26歳


ランク: S級(世界順位:72位)


【基本属性】


HP: 4,500 / 4,500


MP: 1,200 / 1,200


筋力: 245


耐久: 280


感覚: 223


魔力: 200


【固有スキル】


○○○○○○?



「格段に上がったな、72位、まだまだ上に強者がいる、凄いな、固有スキル…○○○○○○?どういう事だ…」



俺がゲートにいる時間は長かったがどうやら外の時間はそんなに進んでいなかったようだ、一日しかたっていなかったなんて…、なんか自分が老けたような気がする、気のせいだよな…?



『貴方に星座からスカウトが届いています(4件)』



こちらはカクヨムでも投稿していますので気になった方はそちらを見てください_(._.)_

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