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【The Back Rooms】  作者:
47/55

【極東バイキング】

エレベーターから降りて、3Fに着く。


内装は以下にも中華!というより、和風様式ような感じであり、今の時代には中々見られない感じだ。


ここもビュッフェ方式だ。

和食や洋食のビュッフェはたまに見るが、中華や韓国料理を中心としたビュッフェを見るのは初めてだ。

探せばいくらでもそういうのはあるかもしれない。


機械を通して、バンドを読み込ませる。


お盆とお皿と箸がセットで現れた。

それを両手で受け取る。




自分が知ってる中でよく食べていたのは、麻婆豆腐や肉まん、焼肉に行ったら必ず冷麺を食べていた。

また料理名が故郷の国の文字になっている為、分かるようになっている。


ビビンバやビャンビャン麺など有名な物もあれば、トッポギ、チャプチェ、マンドゥ等あまり食べない物も多くあった。


自身が中華や韓国料理をあまり食べないというのもあってか、新鮮な気持ちになりながらお客さんと共に料理を楽しむ事にした。


地球でも見た事ある、ビビンバと冷麺をお盆の上に乗せて持っていく。


ドリンクコーナーには普通の烏龍茶や水、コーヒーの他に発酵飲料のシッケ、果肉が入っているジュース?などがいくつか置かれていた。

この中なら無難なコーヒーだろうか…?


(多くの人は何を飲むだろうか?)


すぐそばに置かれていたコーヒーカップを手に取り設置する機械に置くと、自動的に注がれた。




空いていた席へ座り、早速料理を頂く。


箸を手に持ち、ビビンバの肉を口の中に放り込む。



あの時と同じ味が口の中にじんわりと広がる。

肉の懐かしい味がどこか心に打たれる。

こんなにも美味しい物なのかと。


そこから箸の手が止まらない。

ガツガツと口の中に肉やご飯を入れて味わい食べて、時々コーヒーを飲んで流し込む。


冷麺を啜る。

冷たくて喉越しが良くて、今まで食べてきた冷麺の中で一番美味しいと思うだろう。

具材もキュウリやハムや卵がのせられて、冷やし中華のように飾られている。


知っている食べ物だったからこそ、胃の中に次々入れていった。こんな時がずっと続けばいいのに。




それからも幾度もおかわりしては食べて、おかわりしては食べて…ああなんて裕福な時なのだろう。

食べる幸せとはこういう事を言うのだろう。

時間がどれくらい経ったのかとか分からない。


けれど、心ゆくまで食事を楽しんだ。






…ふぅ、とお腹いっぱいになって休憩する。

相変わらず周りは賑わっており、美味しそうな匂いがずっと漂っている。


最後の〆に、果実入りのジュースを飲んで終わろうと思い、ドリンクコーナーへ向かう。


ドリンクコーナーのコップを手に取り、果実入りのジュースが注がれる。

中にはオレンジのような物が入れられており、それが更に美味しくさせているのだろう。

一口飲むと、果汁100%のような味がする。


席に座り、ゆっくりジュースを飲み味わった。

急ぐ必要もない。身体が落ち着くまでその場で過ごした。



お腹いっぱい食べたせいか眠気を感じる…。


と感じたと同時に眠気に逆らえずに堕ちていった。








夢は見なかった。










時間がどれぐらい経ったかは分からないが、目覚めた時も眠る前と同じでお客さんで賑わっていた。


欠伸をして背伸びをする。



ふと目にした所に、出口のような扉がある。

そういえば、一部を除いて出口に繋がる扉があるとか言われていたっけ…。

その扉自体は何の変哲もない、ただの扉だ。

扉を開いて進んだら、戻ってこれる保証は無い。


この先に進むか…それとも他の階に行くか…?


・5F(出口修理中)▶︎https://ncode.syosetu.com/n9780lt/45/


・4F(出口修理中)▶︎https://ncode.syosetu.com/n9780lt/46/


・2F▶︎https://ncode.syosetu.com/n9780lt/48/


・1F▶︎https://ncode.syosetu.com/n9780lt/44/


・出口▶︎https://ncode.syosetu.com/n9780lt/49/

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