【Lv.??? 見覚えのある遊園地】
見覚えが、ある。
目の前に広がる遊園地に、見覚えがある。
忘れもしない、此処は小さい頃、初めて両親に連れてもらった遊園地だ。名前までは覚えてはいないが、あの大きな大きな観覧車を見て思い出した。学生時代にも何度か行っていたのもあり、今となっては少し苦い思い出でもある。
天気は晴れているが、地面には少し大きな水溜まりがいくつかある。だがそこまで気になる程でもない。
この遊園地は、変わりがなければ覚えている限りでは
・観覧車
・ジェットコースター
・コーヒーカップ
・射的場
等がある。
近くにあるマップを見てみる。
数箇所が写真付きでピックアップされており(何語かは読めない)そこには花の写真と共に、写真スポットが紹介されている。
この遊園地は植物を大切にしている遊園地だ。
季節毎に季節の花が植えられており、どの時期に行っても色んな花を見れる為、何度行っても飽きないような場を作られている。
こればかりはすごい事だよなと感心していた。今は紫の紫陽花?のような物が、パッパッと咲いている。
明確な違いをあげるならば、観覧車の数が数個増えている事。1つならまだしもそれが複数個も増えているとは、此処も中々に儲けているのかもしれない。
色は最初からある白色、新しく増えたのは、赤、青、黄色、紫、緑である。
あのでかい観覧車の事だ。
すぐに分かる事だろう。
入口を抜けて中に入ると、あの時見た変わらない景色が広がっている。遠くではジェットコースターのレールがそびえ立ち、その後ろに大きな観覧車がどんと建っている。近くには売店らしきお店があり、隣に飲食スペースが何個かあるようだ。
売店に人はいない。
従業員は、いない。そんな事を気にしない。
従業員はいないが、代わりに券売機のような物は置かれている。
テキトーにボタンを押すと、カウンターの上に料理と箸が置かれていた。いくら何でも早すぎる。
しかも出来たてのようで、少し湯気が出ている。テキトーに押したボタンはどうやら肉じゃがに近い何かを頼めるボタンのようだ。
都合が良い事に近くにテーブルと椅子もあるので座って食べてみる。
…普通に地球の肉じゃがと変わらない味がする。
腹ごしらえ出来て良かったと思いつつ、ゆっくり噛み締めるように食べていく。
食べ終えゴミ捨て場らしき物にゴミを入れ後にした。
食べられて満足したかのような顔をしている。
この場所からでも見える。
複数の観覧車が遠くからでも分かる。ゴンドラは観覧車と同じ色をしており、カラカラと回り続けている。小さい頃は何に乗ったかはあまり覚えていないが、ジェットコースターだけには絶対乗らない事だけは覚えている。
███はとても速い乗り物が苦手だ。
想像をするだけでも鳥肌が立つ程にだ。
頭をブンブンと振り、今の事を忘れる事にする。
これだけあるとなると、観覧車全部乗るのにも骨が折れる。いくつかに絞って乗る事にしよう。
さて、どの色にしてみるか。
まさかとは思うが、1度乗った観覧車に2度目も乗ろうだなんて思わないでほしい。
白 このまま選ぶなら▼
赤▶︎https://ncode.syosetu.com/n9780lt/35/
青▶︎https://ncode.syosetu.com/n9780lt/36/
緑▶︎https://ncode.syosetu.com/n9780lt/39/
黄▶︎https://ncode.syosetu.com/n9780lt/38/
紫▶︎https://ncode.syosetu.com/n9780lt/37/
白の観覧車に乗る。
椅子に座ると自動的にゴンドラの扉は閉まり、カタカタと音を鳴らしゆっくり上に上がっていく。
一体何年ぶりに乗ったのだろうか。
恋人と共に来た人にとっては、この場所は最高のスポットになるのかもしれないだろうが。
窓からの景色を眺めると、色とりどりの観覧車にジェットコースター、コーヒーカップ…そしてここの名物でもある四季によって花が毎回違うのだ。
これだけの花をよく世話を出来るものだと感心しつつ、大人しく観覧車に揺られてのんびり過ごした。
少し眠くなって目を閉じた。
目を開けると、知らぬ間にゴンドラは地上に降りていた。扉が開いたまま止まっている。背伸びをしゆっくりゴンドラから降りると、ゴンドラの扉は自動的に閉まり、また上に上がって行った。
戻ろうと来た道を引き返そうとすると、矢印が複数に別れている看板があった。書いてはあるが、読めない。
来た道を戻り、あの分岐点に戻る事にした。
でかい目印があるのですぐに見つけた。
さて次はどの色にする?
赤▶︎35ページへ
青▶︎36ページへ
緑▶︎39ページへ
黄▶︎38ページへ
紫▶︎37ページへ




