迷家ノ夜
夕暮れの街を、紙袋に入ったマクドを片手に歩く。
家まであと数分。
いつもの角を曲がった――はずだった。
次の瞬間、足もとが湿った土を踏みしめていた。
見上げれば、そこには見覚えのない古びた一軒家。
どこからか、微かに水の滴る音がする。
背後を振り返った親友が小さく息をのむ。
街の灯りは、もうどこにもなかった。
家まであと数分。
いつもの角を曲がった――はずだった。
次の瞬間、足もとが湿った土を踏みしめていた。
見上げれば、そこには見覚えのない古びた一軒家。
どこからか、微かに水の滴る音がする。
背後を振り返った親友が小さく息をのむ。
街の灯りは、もうどこにもなかった。
帰リ道
2025/09/25 15:28