ちょっと休憩・その3
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
作者の紫電です。
さて、物語も折り返しにやってまいりました。
これから瀬名くんは、かつての目標であるSUPER GTに参戦していくことになります。
ここで一つ、皆様に謝らなければならないことがあります。
というのも、実際のF4選手権ではピットとマシンでの無線のやり取りはできないんですね。
私、書いてる最中にそれに気づきまして。
『でももう書いちゃったしなぁ〜』とか言ってそのまま書き進めました。
お詫び申し上げます。
さて、気を取り直して。
この章の『ちょっと休憩』では私、紫電とモータースポーツの馴れ初めについてお話していきたいと思います。
「聞きたい」と思ってくださる方がいらっしゃるかどうかは甚だ疑問ですが、少々お付き合いください。
始まりは私が3歳のころ。2010年に遡ります。
皆さんが言いたいことは分かります。
そう。私、若いんです。
若い自慢は出来るの今のうちなのでさせてください。
話を戻しますね。
2010年、プレイステーション3から一台のゲームソフトが発売されました。
そのソフトの名は、『グランツーリスモ5』。
世界初の家庭用ゲーム機によるリアルドライビングシミュレーター(多分)である、グランツーリスモシリーズの新作が発売されたのです。
初代グランツーリスモが発売されたのは1997年のことでした。
当時としては超美麗なグラフィックと、リアルな挙動を併せ持つこのソフトは瞬く間に人気となりました。
2024年現在のシリーズ累計販売本数は9000万本を突破しています。
そんなゲームソフトが、モータースポーツ好きの父から私に与えられました。
最初のうちはクルマをぶつけて遊んでいました。
でも次第に、走る楽しさに目覚めていったように思います。
今でも私は、クルマのメカが好きとか、めちゃめちゃクルマに詳しいというわけではないのです。
ただ、ひたすらに走るのが好き。
ゲーム内で走ってるだけでこんなに偉そうな口を叩いていいのか分かりませんが、私は走るのが好きです。
2020年、丁度コロナウイルスが流行り始めたころからオンラインにも手を伸ばしはじめ、いわゆる『ネッ友』が沢山出来ました。
YouTubeの配信を見漁りだしたのもそのころだったような気がします。
ちなみに、瀬名くんほどではありませんが私もそこそこ速いんですよ?
2022年、グランツーリスモの全国大会予選タイムアタックに参加したときには、都道府県ランキングで6位になったこともあります。
…自慢になるんだかならないんだか微妙なラインですね。
ゲームの話ばっかりしてスミマセン。
リアルのレースの話は第四章の『ちょっと休憩』で話したいと思います。
そこでは私がなぜアイルトン・セナが好きなのか、語る予定なのでお楽しみに…
続く第四章のテーマは『憧れ』です。
そういえばWBCで大谷翔平選手が「憧れるのをやめましょう」って言ってましたね。(いつの話をしとるねん)
憧れを超えるために憧れを捨てることは必要なのか、否か。
私にはわかりません。(オイッ!)
では、第四章の『ちょっと休憩』でお会いしましょう。
じゃあ、また。