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幻の駅を巡回。  作者: 湯本響
7/7

運命

ホラー作品です。

苦手な方は、ご遠慮お願いします。

 8月15日

 時刻07:00

 姉の夫が運転手する。助手席にA子。後部座席に主人公と曽祖父そうそふ。主人公は、姉の夫に話かける。


主人公「お義兄にいさん、ありがとうございます。」

A子「ありがとうございます。」

姉の夫「いいよいいよ。運転するのは好きだから。」


 姉の夫は、笑いながら答える。そして、A子に質問する。


姉の夫「A子さんは、彼氏とかいるのかな?」

主人公「お義兄さん!!A子、答えなくていいから。」

姉の夫「すまんすまん。」


 曽祖父が、A子に話かける。


曽祖父「よくよく見ると、おいっ子にそっくりだ。」

主人公「甥っ子の孫だから。」


 姉の夫が、驚く。


姉の夫「本当!?」

A子「はい。」

姉の夫「運命だね。」



 時刻17:29

 渋滞したが、主人公達4人は、何とか、B男の実家に着く。

 4人は、B男の家族たちと会う。主人公達は、B男の家族たちに、今までの経緯を全て話す。

 初めは、B男の祖母を除いて、誰も信じてなかった。

 主人公は、皆に提案する。反対する者もいたが、B男の家族含め8名で、例の車両に向かう事となる。



 時刻20:20

 主人公達は、例の列車の前にいる。ライトを列車の扉に、光を当てる。

 姉の夫が時計を見ている。時刻が午後8時20分を指す。姉の夫は、皆に20時20分になった事を伝える。


 車両の扉が開く。女性が現れ、主人公の元に近づく。

 主人公と曽祖父以外は、恐怖のあまりしゃがむ者、腰を抜かす者、声が出ずに立ちすくむ者、叫んで逃げる者で、その場が混乱する。


 女性は、主人公の腕をつかむ。A子とB男の父親は、咄嗟とっさに動く。女性は、主人公を車両に引きずり込む。

 主人公とA子とB男の父親は、抵抗する。女性は、二人を押しのけ、主人公を車両の中に引きずり込んだ。

 突然、扉が閉まる。女性は、主人公に、顔を近づく。


女性「〇〇さん。」


 女性は、曽祖父の名前を呼ぶ。


主人公「俺は、〇〇ではない。」


 女性は、悲鳴をあげる。そして、主人公に襲いかかる。

 主人公は、かわし、扉を開ける。扉の外で、曽祖父が、立っていた。

 曽祖父は女性に向けて呼ぶ。


曽祖父「Eさん」


 女性の動きが止まる。曽祖父が、女性に近づく。


E「〇〇さん」


 曽祖父は、うなづく。女性は、涙をこぼす。曽祖父は女性の側に寄り添う。


E「ずっと、探していたの。」

曽祖父「わかっている。」

E「私達の子が、亡くなったの…。」

曽祖父「一緒にいなくてごめんな。Eさんには、辛い思いさせたな。」

E「私…。」

曽祖父「大丈夫。一緒にいるから。」


 主人公は、驚く。曽祖父は、主人公に伝える。


曽祖父「お前は、外に出なさい。」


 主人公は、曽祖父が、何処どこかか遠くに行ってしまう気がした。


主人公「嫌だ。」

曽祖父「例え、辛くても、お前は、生きなければならない。」


 曽祖父は、主人公を抱きしめ、腕を掴み、外に出す。


 扉が閉まる。


 主人公は、扉を開ける。

 そこには、曽祖父とEが居なかった。車両の中に、B男とC子が、横になっている。隣にシーツが被せていた。近くに黒い靴が置いている。




 8月16日

 主人公は、警察署にいた。曽祖父の行方不明届を提出する。


 姉の夫は、家族に連絡し、今までの事を家族話す。


 B男の家族と親戚達は、喪服もふく姿をして、お通夜の準備で忙しがしい。


 例の跡地には、警察の人がいて、今も中に入れない状況。

 この件について、テレビ関係者や新聞記者が取材する。近隣きんりんの人達は、その話で話題となる。



 時刻13:00

 主人公とA子は、徒歩で、目的地に向かう。

 向かう途中で、花屋に寄る。サークルに入部したとき、A子が、B男とC子に、好きな花を聞いていた。

 主人公とA子は、花束を購入。


 二人は、目的地に到着。

 主人公達は、花束を持って部屋に入る。


 そこには、B男とC子がいた。


 A子は、泣いて二人に近寄る。A子は、C子に抱きしめる。

 C子は、A子を抱きしめ、涙をこぼす。

 主人公は、B男に近づき、花束を渡す。


B男「花束か。ありがとう。」


 B男は、照れくさそうに花束を受け取る。


主人公「体調は、どうだ?」

B男「俺とC子は、大丈夫。」

主人公は「そう。」


 主人公は微笑ほほえんだ。




『幻の駅へ巡回』湯本響

最後まで、読んでいただきありがとうございました。

これで、この物語は終わりです。

今後とも宜しくお願いします。


湯本響

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