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幻の駅を巡回。  作者: 湯本響
6/7

ホラー作品です。

苦手な方は、ご遠慮お願いします。

 8月14日

 時刻18:45

 主人公とA子は、A子の祖母に駅まで送らる。

 二人は、電車が到着するまで待合室で待つ。

 A子は、スマホを見ていた。A子は、落ち込んで話す。


A子「さっき、C子から通知がきたの。」

主人公「内容は?」

A子「まだ、B男くんが見つからない…。」

B男「…。」

A子「見つかるよね?」

B男「嗚呼。B男は生きている。」

A子「そうだよね。」


 電車が到着。二人は、電車に乗車し、目的地に向かう。



 時刻20:20

 電車は、次の駅を通過。主人公は、一瞬、駅のホームに、C子がいた気がする。

 主人公は、A子に話しかける。


主人公「一瞬、C子がいた気がする。」

A子「えっ。本当?私は、見てない。」

主人公「気のせいか。」


 主人公達は、目的地に到着。



 時刻21:05

 主人公達は、改札口を出る。駅の外で、主人公のスマホに、電話の着信歴に気づく。電話をかける。


主人公「もしもし。」

B男の父「やっとつながった。実は、C子さんが、いなくなった。」


 主人公は、突然のことであせる。


主人公「いなくなったって、いつですか。」

B男の父「母さんが言うには、午後8時半すぎに気がついた。」

主人公「…」

B男の父「今、母さんにかわる。」


B男の祖母「もしもし。」

主人公「はい。」


 B男の祖母は、泣きながら話す。


B男の祖母「ごめんなさい。C子ちゃんを見失った。今、こっちでC子ちゃんを探している。」

主人公「…。」


B男の祖母「実は、家の前に女性がいたの。昔、妹がいなくなる前に、その女性と似ている人を見たの。」

主人公「本当ですか。」

B男の祖母「ええ。だから…。貴方も危ない。」


 B男の父親にかわる。


B男の父「こっちでC子さんを探す。もし、息子とC子さんが見つけたら、連絡してくれ。こっちも見つけたら、連絡する。」

主人公「わかりました。」


 電話が切れた。


 主人公は、A子に先程の電話内容を伝える。

先程、C子を見かけた駅に、主人公は、向かおうとする。

 A子は、主人公の腕を引っ張り、止める。A子が、代わりに向かうと言い出す。A子は、主人公に対し、目的地に向かうよう指示する。

 主人公は、合意する。

 A子は、バックから写真を取り出し、主人公に渡す。


主人公「本当にいいのか。」

A子「うん。早く行って。」

主人公「連絡してくれ。」

A子「了承。」


 二人は、各々の目的地に向かう。



 時刻21:35

 A子は、主人公がC子を見かけた駅にいた。A子は、涙をこぼしながら探す。けれど、C子の姿は見つからない。

 A子は、女性用のトイレに入る。トイレの個室のドアが、閉まっている事に、A子は気づく。A子は、ドアをノックするが、返事がない。

 トイレを立ち去ろうとA子は、出口に向かう。鏡の中にC子が映る。A子は、立ち止まる。


A子「C子!」


 C子は、ジェスチャーをする。C子は、A子に走るようにうながす。


トイレの個室の扉が開く。A子の背後に、蒸気機関車に現れた女性がいる。

 A子は、走り出す。女性は、A子を追いかける。

A子は、改札口を出る。駅の側にタクシーが停まっている。

 タクシーの後部座席のドアが開く。


 A子は、タクシーに乗り、シートベルトを締める。タクシーのドアが閉まる。A子は目的地をタクシードライバーに伝える。タクシーが動く。

 A子は、外の様子をみる。女性の姿は見あたらない。A子は、主人公に電話をする。



 同時刻

 主人公は、実家にいた。主人公は、和室に入る。曽祖父そうそふは、読書している。


曽祖父「どうした?」

主人公「話がある。」


 主人公の真剣な顔で、曽祖父は本を閉じて、卓袱台ちゃぶだいに置く。


曽祖父「要件は何だ?」


 主人公は、一枚の写真を取り出し、曽祖父に見せる。


主人公「この男性を知っているか。」


 曽祖父は、写真をとり、懐かしいそうな表情をする。


曽祖父「嗚呼ああ。」

主人公「この男性について知りたい。」


 曽祖父は、口を開く。


曽祖父「これは、自分だ。」


 主人公は、目を見開く。曽祖父は話を進める。


曽祖父「懐かしい。これをどうした?」

主人公「知り合いに借りた。」

曽祖父「…。」


 曽祖父は、写真を見つめ涙をこぼす。


主人公「何故、Eの元に帰らなかった?」


 曽祖父は、驚く。


曽祖父「何故、Eの事を知っている!?」


 主人公は、今までの経緯を説明する。曽祖父が、理解するのに時間がかかった。

 主人公のスマホに、A子から電話がかかる。

 A子は、息切れしながらも、主人公の元に向かっていることを伝える。電話が切れる。


 主人公は曽祖父に質問をする。


主人公「改めてきく。何故、Eの元に帰らなかった?」

曽祖父「記憶喪失していた。」

主人公「記憶喪失?」

曽祖父「仕事中に、頭に物が落ちた。気づけば、病院にいた。記憶を取り戻すのに、2年経過した。すぐ、Eと娘に会いに行った。しかし、妻子は、この世を去っていた。」

主人公「…。」


主人公「何故、親戚しんせきに会わなかった?」

曽祖父「親戚は、転居されて会えなかった。」

主人公「今日、親戚に会った。」


 主人公は、友達の祖母の事を話す。


曽祖父「そうか。また、会いたい。」


主人公「何故、曾祖母と再結婚したのか。」

曽祖父「えんがあって、親方の娘さんと結婚した。」


 主人公は、目的地が何故ここなのか、に落ちた。



 時刻22:08

 A子が、主人公の自宅に到着。A子と主人公は、お互いの情報を交換する。


 主人公の姉が、A子を空いている部屋に案内し、一日が終わる。


読んでいただきありがとうございます。

次回も、宜しくお願いします。

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