表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幻の駅を巡回。  作者: 湯本響
4/7

ホラー作品です。

苦手な方はご遠慮お願いします。

 8月上旬

 時刻10:37

 主人公は、実家に帰省している。姉とおいっ子達も里帰りで、家のリビングにいる。

 主人公は、本を読み。姉は、掃除機をかけている。甥っ子達は、テレビを見ている。


甥っ子達「電車。電車。」


 甥っ子達は、はしゃぐ。


姉「ほら、あんたも手伝いなさいよ。」

主人公「わかった。何をすればいい?」

姉「トイレ掃除して。」


 主人公は、返事をして、使い捨ての手袋をはめる。

トイレの便座をあげ、掃除を開始する。トイレ用のブラシと市販のトイレクリーナーを使いトイレをきれいに行う。ドアノブ、壁、床、便座等は、流せるシートで何枚か使い、トイレに流す。主人公は、手袋を捨て、手を洗う。リビングに戻る。


姉「次は、お風呂掃除ね。」

主人公「わかった。」


 主人公は、お風呂用の手袋をはめ、マスクをする。

窓を開け、換気かんきを行い。お風呂用のブラシと市販のお風呂掃除用のスプレーを使い、掃除する。

お風呂場に出て、甥っ子が入らないように脱衣場で待機。

30分後、シャワーでお風呂場をきれいに洗い流す。


 主人公は、着替えとタオルをもち、着ていた服を洗濯機に入れ、洗う。その間、シャワーで汗を流す。主人公は着替える。髪を乾かし、脱衣場を後にする。タオルを首にかけ、リビングに入る。


 姉が一人いる。姉は、硝子がらすのコップに、氷をいれ、麦茶をにそそぎ、テーブルに置く。


姉「お疲れ。飲んで。」

主人公「ありがとう。」


 主人公は、グラスをとり、飲む。姉と会話する。


姉「大学は、楽しい?」

主人公「まぁ。」

姉「いいな〜。学生生活に戻りたいよ。」

主人公「…。」

姉「そういえば、子供達が、あんたの部屋で、模型もけい玩具おもちゃを見つけたの。」

主人公「模型?(そんな物は置いてない。)」


 姉は、引き出しから取り出す。主人公は、驚き、口かられる。


主人公「何故、ここに?」

姉「子供達の目が届かない様にしたの。」

主人公「…。」


 姉は、テーブルの上に置く。


姉「子供達の目が、届かない所に置いて。」

主人公「嗚呼ああ。」


 主人公は、模型を手にとり、自室に戻る。

主人公は、部屋に入り、鍵をする。模型をよくながめてから、テーブルの上に置く。ベッドに横になり、昼寝をする。



 時刻20:20

 主人公は、車内にいた。主人公は、辺りを見る。隣の車両にB男がいる。主人公は、隣の車両に入ろうとしたが、扉が動かない。B男は、こちらに気づいてない。


 車両は、次の駅に近づく。車両が次の駅で止まり、左側の扉が開く。主人公は、一度車両を出て、B男と会おうとする。

車両に入ろうとしたが、扉が閉まる。


 駅のホームで、A子と出会う。


A子「B男くんが危ない。B男くんを一人にしないで。」

主人公「危ないって。今か。」


 A子は首を横に振る。


A子「今じゃあない。8月13日20時20分、B男くんと一緒についてあげて。」

主人公「君も行かないのか。」

A子「私は、C子と一緒に列車に行くからいけない。」


 A子は、その場を立ち去る。


 主人公は、B男の乗車している車両をちらりと見る。車両の中に、B男と例の女性がいる。列車は、ゆっくりと、動く。



 主人公は、ノックの音と姉の声で、目を覚ます。主人公は、ドアを開ける。


姉「夕食を食べないよ。ひどい汗。」

主人公「嗚呼ああ。あとで風呂にはいる。」

姉「そう。私達は済ませたから。食べ終えたら、自分の食器を洗ってね。」


 姉は、立ち去る。


 主人公は、食事を済まし、食器を洗い、乾燥機にかけた。そして、お風呂に入った。



自室に戻り、スマホで仲間達と連絡をとる。先程、見た夢を仲間達に連絡する。


 主人公は、A子とC子に当日、一緒に行けないことを謝罪する。二人は了承し、B男を任せられる。


 B男は、主人公の突然の申し出で、驚く。

 主人公は、近くのホテルに止まる事を伝える。そして、バイクで行くと伝える。

 B男は、了承する。お盆当日に、B男の実家で待ち合わせの約束をする。



 8月13日

 時刻05:00

 主人公は、高校1年に普通二輪免許を取得。高校3年に大型二輪免許を取得している。

 主人公は、バイク用のヘルメット、グローブ、ブーツ、プロテクターを着用し、バイクに乗り込む。エンジンをかけて、安全確認し、運転をする。



 時刻15:56

 主人公は、ホテルにチェックインする。部屋に入り、B男と連絡のやり取りをする。主人公は、部屋を出て、バイクに乗り、B男の家に向かう。



 時刻18:05

 主人公は、B男の家に到着。ヘルメットとグローブを外し、玄関のチャイムを鳴らす。

 B男が出てきて、話をする。


B男「おっ。格好いいな。バイクに似合うな。」

主人公「ありがとう。」

B男「ここの空いているスペースに置いてくれ。」


 主人公は、バイクを押してB男がしていた場所に置き、バイクのかぎを抜く。


B男「中で、親戚がいるが、夕食を食べないか。」

主人公「いや、大丈夫。」


 主人公とB男は、会話のやり取りしている。途中で、B男の父親が出てきた。B男の父親は、真っ先に主人公のバイクに興味津々(きょうみしんしん)にする。


 B男の父親に食事してけと伝えられ、主人公は、断れず。B男の家で、皆で食事をとる。



 時刻19:32

 主人公とB男は、バイクに乗る服装、ヘルメット等を着用する。主人公は、バイクに乗り、エンジンをまわし、ライトをつける。B男は、主人公の後ろに乗る。主人公は、B男と目的地に向かう。



 時刻20:05

 目的地に着いた。辺りは暗い。二人は、バイクを降りる。

主人公は、鍵をポケットにしまう。主人公は、スマホを取り出し、電波が繋がれることを確認。

 B男はコンパクトなライトで、辺りを照らし、目的の車両まで徒歩で移動。

 午後8時20分になるまで、二人は、車両の前に待つことにする。

 待つ間、二人は会話をし、恐怖をまぎらわす。



 時刻20:20

 主人公達は、スマホで、現在の時刻を確認。

車両から扉が開く。主人公とB男は背筋が凍る。女性がゆっくりと出る。B男は腰を抜かす。B男が持っていたライトが地面に落ち、二人はパニックになる。

 主人公は、B男の地面につく音で我に返る。主人公は、B男にかけより、B男を立たせようとする。B男は、何とか、立ち上がり、落ちたライトを拾う。

 二人は、来た道を走る。主人公の足が止まる。背中にしがみついている違和感。主人公は、振り向く。女がしがみついている。

 B男は、咄嗟とっさに、女性の顔にライトをむける。女性はひるみ、手が離れる。主人公は振りほどく。


 二人は、バイクが駐車した場所に着く。鍵を取り出す。B男の持っていたライトが落ちる。B男が、いないことに気づく。主人公は、B男のライトを拾う。


 主人公は、夢でみたA子の言葉を思い出す。


A子「B男くんが危ない。B男くんを一人にしないで。」


 主人公は、急いで先程の場所に向かう。

 車両の前に、女性が、B男を引きずる。B男は、気を失っている様子。主人公は、B男の手首を引っ張る。

 しかし、びくともしない。女性は、車両に入る。主人公は、車両の中へ引ここまれてしまう。主人公は、車両入口前の壁へ両足を開き踏ん張る。

 B男は、車両の入口で、意識を取り戻す。B男は、瞬時しゅんじに主人公の手をほどこうとする。B男は、主人公に向かって声を出す。


B男「お前だけ逃げろ。」

主人公「断る。」

B男「全く…。」

主人公「俺は嫌だ。B男がいなくなろのは…。」

B男「…。」

主人公「お前の家族や俺たちに心配するんだよ。」

B男「臭いセリフだな。」

主人公「茶化ちゃかすな。」


 B男は、鼻で笑い。主人公の手をほどいた。主人公は、頭を打つ。

B男の声が聞こえた。


B男「じゃあな。」


 主人公は、地面から立ち上がり、入ろうとする。

 何故か、扉が閉まっている。扉がびくともしない。窓の隙間すきまからライトを照らす。B男と女性の姿の姿がない。

 次の瞬間、背後に気配を感じる。

 主人公は、振り向くと女性がいる。女性は言葉を発する。


女性「15日」


 主人公は、つばを飲み込み。まばたきをする。

またたく間に女性がいない。主人公は、周囲を見る。

それでも、誰もいない。主人公は、B男を探せず、途方に失う。

読んでいただきありがとうございます。

次回も、よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ