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結果として同じ穴の狢になってしまうのかもしれないけど

作者: 朝焼 悠

心の壁を作るなって

他者を拒絶するなって

なんかあまり関係のない人格否定まで

付け加えられながら諭されたけど


とにかく心に響いた事がある

深く理解できた事がある

人の心の中に救世主面して踏み込んでくる

その類いの連中の話は

詰まるところ自慢話だ


自分がどれだけ不遇だったか

どれだけ苦労して這い上がってきたか

自らの誇り高き半生を

説教されながら聞かされて


なるほどその自信に

導かれたくなる人もいるでしょう

だけどそうして

あなたが言う救い上げた人間より

付いていけなかった僕の様な人間に

烙印を押して見下してきた数も

少なくないのではないのでしょうか?


確かに僕は壁を作っています

それも自分が傷付かないようにとの浅ましい理由で

でもそうしたのにはそれなりの理由があって

だからと言ってそれを理由に誰かを支配しようとはしないし

自らの苦労話を弱っている相手の傷口に塗り込みもしない


壁を作ったそれなりの理由の

それなりをせめてあるって理解して下さい

自分の物差しで下らないと大した事ではないと掃き捨てるくらいなら

始めから捨て置いてもらえると有り難いです


あなたの言う通り

人は人を救えるのかもしれません

でもそれ以上簡単に

傷付け壊す事もできるのです


なので弱っている相手を尚更

追い込むような言葉を向ける前に

少しだけ考えて下さい

お前の経験が価値観が全てじゃねえと言ってくれたように

あなたの経験や価値観が全てでもないはずです


あの時あなたに出逢えて良かったです

おかげで心に決められた想いができました

僕はよく知りもしない人を攻撃するのは止めようと思えました

人を自分より弱いと見下して

なにかをしてやろうなんて思い込みを

絶対に持ちたくないと思えました


こうしてよくも知らないあなたに反論する事は

攻撃になってしまうのかもしれないのだけど


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