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僕は、この出会いに感謝する!!  作者: 寿々樹ノ葵
第一部 呪いをとくのは簡単だ
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第89話 風雲急をつげられてみよう

ケイさんがこちらにきて、確認をし始めた。

「キャロットさんは、いくつかのつまみがあれば、よいと思いますので。

持ち帰り分は、リイナさんでよいですか?〉

その後も、どのように分配するか、確認してくれたが、

全部お任せで、大丈夫だった。


しばらくすると、

軽く食べれそうな料理だけ、テーブルにのり、

重そうな料理は、弁当箱につめられた。

3人の脇には、20箱以上の箱が積み上がっていた。

ケイさん、一人に詰めるのを任せて、申し訳ない気がしたが、

協力をなのりでると、断られた。


沢山のお土産をみると、

しばらく、うまいご飯がたべれると、

僕とリイナの顔は、笑顔だった。


ミカンちゃんのところに行き

弁当のくだりを話した。

「じゃぁ、姉の分も私が持ち帰ります」

まだ、頭が痛そうだが、

残った料理に、手を付けているところをみると、

帰るころには、もっとよくなっているだろう。


キャロットさんは、手酌で、ボトルから、

お酒を注いでいた、近づかないほうがよいだろう。


ムラサキさんは、カエルの餌付けが楽しいのか、

カエルの口元にフルーツをあげている。

あいかわらず、顔が真っ白だが、大丈夫だろうか。


僕も箱につめてもらった弁当を、バックにしまい始めた。


そろそろ、お開きにしてもいいかな。

詰め終わると、食後に紅茶がでてきた。


最後に残ったデザートも詰めてもらった。

だって、リイナがうるさいんだもの。 

流石にって思われたのか、

ケイさんも笑ってたのが、少し恥ずかしかった。


しばらくすると、ようやくミカンちゃんの血色がよくなってきた。

歩けるのを見計って、店をでることにした。


キャロットさんは、まだ、飲むみたいだ、

ケイさんが、お酌をしていた。

挨拶をしたが、気持ちは、ケイさんとお酒に夢中だったから、

気づいてなさそうだ。


一階では、8割ほど、お客さんは帰っていたので、

来た時とは、うってかわって、静かで大人なムードが漂っていた。


〈ここまで、雰囲気かわるんだねぇ〉

〈こんな静かだと、かえって緊張しちゃうわね〉

3人で歩いているのに、

ちゃんと答えられそうなのが、リイナしかいないってのは、

斬新だ。

ムラサキさんは、自力で歩くのが

困難なためか、僕とミカンちゃんに腕を抱えられながら、歩いている。


「ホテルでいい?

ムラサキさんを、このまま、家にほおってはいけないでしょ。」

みかんちゃんが、悪いとか、遠慮をしていたけど、

最終的には、折れて、ホテルに向かうことになった。


なんか違う意味にきこえてきそうなセリフだな。


水上都市の入り口にいるであろう、

サバンナさんのとこまでは、普通に歩いても、

半時ほどかかるかなぁ、


そんなことを考えていると、

後ろから全力ではしってくる音が近づいてきた。


あわてて、後ろを振り返ろうとするが、間に合わず、

背中にをおさて、前のめりに転んだ。

転ぶ前にぎりぎり、手を放したおかけで、転んだのは、

僕と転ばせた少女の二人だけだった。

「ご、ごめんなさい。

あ、あなたたちも、早く逃げた方がいいわ」

あわてながら、彼女はたちあがると、走り始めた。

「何があったんです?」

僕もゆっくり立ち上がった。

彼女は、こちらを一度振り返ると、

「バ、バジリスクよ、

仲間がやられたの。」

あわてて走っていった。


僕らは、あわてて後ろを振り返ると、

背後から阿鼻叫喚が聞こえてきた。


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