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僕は、この出会いに感謝する!!  作者: 寿々樹ノ葵
第一部 呪いをとくのは簡単だ
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第84話 お店にむかってみよう

亀との移動には、船で行ってて

水上都市と行き来してるから、

こっちからは、いけないんだって。


どおりで、向かっても、大きくならないわけだ、

遠浅にいるんだろう。


東の方は、繁華街らしく夜になると混雑してくるらしい。

その周りにも、ホテルが多数あるみたいだ。


西の方は、飲食店が広がっており、

奥に行くほど、高級店なんだとか。

海が見える方が、よいとか、

立てるのにお金がかかるとか、

離れれば離れるほど、広く作れるとか、

言われてるみたい。

確かに、歩くにしたがって、

一軒一軒のお店が広くなってるのがわかる。


僕らは、網の目の町をくぐりながら、

洋海亭 を目指した。


実際は、ミカンちゃんが向かっていくだけだから、

僕は、半歩くらい遅れてあるくだけなんだけどね。

人はたまにすれ違う程度で、混雑はしていない。


しばらく進んでいくと、遠目からでも、

目的の店がわかった。


ひときわにぎわっており、

どこよりも広く、

2階建てになっていた。


店に入るためにも、

周りの人をかきわけていかないといけないようだ。


「ちょっと話してきます」

そういって、僕をおいて、小走りに店に向かっていった。


〈女性に大人気だね〉

〈そうね、この店だけ、老若女に賑わっているから、

何か、あるでしょうね〉

水上都市の南部に来てからは、人数は少ないが、

男性を見かけることが多くなった。


他の飲食店でも、男性が食事しているところを

見ているから、

ここだけ、女性が多いということは、

なんかあるってことなんだろう。


「入り口にいるウェイターさんに話したら、

2Fのフロアが貸切でってなってました。

入れなかった女性たちで、

入り口は、殺気立ってましたよ。

理由がばれたら、後ろから刺されるかもしれませんね」

けらけら、笑いながら、危ういことを言っている


「私も入るのは初めてなんです。

楽しみです。

さぁ、もう入れるみたいですから、

いきましょうよぉ!」

そういって、手をにぎると、

ずいずい店内に入って行った。


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