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僕は、この出会いに感謝する!!  作者: 寿々樹ノ葵
第一部 呪いをとくのは簡単だ
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第68話 呪いの詳細を聴いてみよう

「お見苦しいところを見せました。

さぁ、腰をかけてください、

お話をおきかせください」

そういって、ソファーのあるほうに、

僕を誘導した。

さっきのやりとりのおかげで、僕は緊張することなく

話を始めることができた。

「リイナといいます。

実はですね

   ・

   ・

   ・

というわけです」

僕は、村で起こった教会の下りを

説明した。


「そうですか。

残念ですが、シャルルが解呪できなかったものが、

私や聖都でできるとは、思えませんね」

僕の聖都での解呪という期待は、あっさり裏切られた。


「特殊な呪いがとけたっていう話は、

聞いたことがありません。

いえ、

ちょっとニュアンスが違いますね。

あくまで、解呪での魔法でとけなかったってことです。


呪い自体は、特殊な解呪の条件を行うことで、

とけたという話は、聞いたことがあります。」

「たとえば、どんな呪いの条件とかがあったんでしょうか。」

僕は、興味深々で聴いてみた。

「特殊な呪いとスキルには、相反するものが、多いみたいです。

筋力増大のスキルには、筋力低下の呪いが、

魔法系統の威力向上には、威力低下のように、

呪いがかけられ、

筋力の低下では、ある一定の筋力が向上した際に、解呪できるだったり、

威力低下では、回数をこなすだったり、最大ダメージ量が水準をこえる

とかで、解呪されたって話を聞きます。」

話は、まだ続きそうだったが、

合いの手をうってみた。

「ぼくのも同じなんでしょうか?」

思わず、僕といってしまった。

「ものによって、呪いによって、さまざまですから、

安易には、いえませんので、

何が条件かは、難しいでしょう。

それにしても、僕って。うふふ〉

どうやら、僕が彼女の笑いのツボに入ったようだ。


僕は思い切って、憑依の件を相談することにした。

〈実は、僕は、リイナではなく

ヒビキというんです〉

さっきまで、にこやかな笑顔だったクロムさんが、

死んだ目をしてる。

説明は、厳しい物になるなと直感した。


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