第50話 順番は大事か考えてみよう
シャルルさんも、
リイナも落ち着いたようだ。
ちょっと試しただけだったようだが、
大惨事一歩手前まで、発展したんだから、当然だ。
「回復系統は、かけてもらわないようにしないと、
危険ってことが、判りましたね。
回復反転がある以上、
ダメージを受けないってことは、
無敵ってことですね。
むしろ一人でいる方が安全な気もします。
指輪が解呪される前は、
状態異常にかかりやすかったってことは、
気絶や睡眠などになりやすいってことでしょうし、
一人だと危険ってことですよね。
う~ん、どっちがよかったのか判りません。」
シャルルさんは、一人でしゃべりながら、
考えてる。
「状態異常の耐性も強化されたし、
攻撃されても、死なないですし、
もう、無敵ですよ。はははっはは」
あの呪いマシーンは、本当にそう、思ってそうだ。
「さきほど、思ったのですが、
歩いていくほどに、回復していったので、
毒ダメージは、移動することで、
食らうものなのかと思います。」
「あ、そうかもしれませんね、
靴にあるユニークスキルですから。」
「早くいってほしかったですが。
歩くことがすぐに回復しているってのは、
いいコンボですね。
でも、
呪いが解けて、
靴で回復するようなスキルに変わったら、
危険ですから、解呪できたら直ぐに履き替えた方がよいかと思います。
むしろ、先に、回復反転の呪いが解けたら、
って考えたら、怖いですね、あの回復量」
これ以上考えることをやめたのか、
眉間に皺を寄せてる。
呪いの解ける順番が違ったら、か。
解けないのも、リスクがあるし、
解けることで、リスクがある。
考えても、しょうがないことは、
先伸ばしだよね
僕は、考えるのをやめ、
猫は、気持ちよさ気に、寝息を立て、
カエルは、四個目のリンゴを食べすぎたのか
猫の頭にもどしてた。




