表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕は、この出会いに感謝する!!  作者: 寿々樹ノ葵
第一部 呪いをとくのは簡単だ
46/545

第46話 他の装備も鑑定してみよう

「どうだった?」

シャルルさんは、心配げに、聞いてくれている。

「調合作成成功率ダウン、魔法威力ダウンが、杖と手袋についてました。」

「調合は、やらなければ、影響はなさそうだけど、

威力ダウンは、早い段階で、何とかしないと、

冒険に影響がでそうね。

困ったわね。」

僕たちの行く末を心配をしてくれているようだ。

「解呪条件がわかるまでは、戦闘は控えたほうがよいわね。

ところで、嫌悪のスキルじゃなかったところを見ると、

他に呪いがありそうね」

なるほど、僕は、最近こっちにきたから、

考えてもなかったけど、

もともと、持ってた可能性もあるのか。

〈リイナ、どれかわかる?〉

〈わからないわ、特に呪われてる持ち物なんか、

持ってないと思うわ〉

そういって、考えているようだ。


シャルルさんが、考え込んでいるリイナを横目に、

「傍から見ると、

今にも会話をしそうな顔を持ってるような帽子とか、

たまに殺意を感じるマントも怪しそう、

突飛な色をしているローブも気持ち悪いし、

悪臭ただよう靴も、なんかありそう。

まぁ、確実に誰も近づきたくないって思いそうな本は呪われてるわね」

ひどい言われようだ。よくこんなんで、みんな会話してくれたな。


考えてみたら、ちゃんと会話できたのって、

みんなに嫌われていて、話をしたいアンリさんと

神様の扱いをうけてるシューリンさん、

それに、目の前にいるシャルルさんしか、まともに会話してないや。


〈そこが、むしろ、かっこいいのに。シャルルさんはおかしなことを言うのね。〉

リイナは意に介せずみたいだ。

僕も、そんな風に感じないのは、呪われてる証拠なのかもしれない。

〈とりあえず、帽子と、マントとローブに靴と本を鑑定してみようよ。〉

全部だけど。


リイナは、しぶしぶ、

一つ一つ鑑定していく。


<<名前:インテリジェンスハット>>

<<種別:頭防具>>

<<ユニークスキル:回想力低下>>

<<価格:???>>


<<名前:奇跡のマント>>

<<種別:マント防具>>

<<ユニークスキル:回復反転>>

<<価格:???>>


<<名前:好意のローブ>>

<<種別:鎧防具>>

<<ユニークスキル:嫌悪>>

<<価格:???>>


<<名前:リカバリーシューズ>>

<<種別:靴防具>>

<<ユニークスキル:毒ダメージ【中】>>

<<価格:???>>


<<名前:理性の本>>

<<種別:本武器>>

<<ユニークスキル:思考力低下>>

<<価格:???>>


僕は、全てが呪われていた衝撃で、開いた口が閉まらなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ