第45話 腕と杖の鑑定をしてみよう
誤字修正しました。
<<指輪の呪いは、解呪されました>>
<<指輪のユニークスキルが、状態異常耐性弱化→状態異常耐性強化にかわります。>>
そんな感じの声が、頭に響いてきた。
〈リイナ、なんか聞こえた?〉
〈私も聞こえたわ、指輪の呪いは、解呪されたようね〉
杖の解呪を依頼したら、
指輪の呪いが解呪されるとか、
どうなってるんだろう、あいつ。
「ごめんなさいなのかしら、
おめでとうなのかしら、
解呪に失敗して、解呪に成功したみたいね。
皮手袋と杖の解呪は、失敗したみたい」
なんだと、皮手袋まで、呪われてるとか、
呪われまくりだよ。
「その二つは、強い呪いがかかってるみたいで、
条件をクリアしないと、解呪されないみたいね」
残念そうに、シャルルさんは、頭をふりながら答えた。
シャルルさんは、悪くない、うん。
「ガントレットと杖の呪いを解く条件とか、わかりますか?」
「かけた本人なら、分かるんでしょうけど、解呪や鑑定では、
分からないと思うわ。
あ、
シューリン様なら、絶対分かると思うわ」
そういいながら、何かにすがる眼になってる。
「他人の鑑定だと、固有のアイテムのユニークスキルは判断できないけど、
所有者なら、ユニークスキルを判断できると思うから、
やってみるといいわ」
「判りました、やってみます。」
杖を、見ながら、リイナが言った。
〈やれるの?〉
僕は、心配しながら聞いてみた。
〈大丈夫、みてて〉
そういいながら、魔法を唱え始めた。
「鑑定」
<<名前:調合の作成成功を保証する手袋>>
<<種別:腕防具>>
<<ユニークスキル:調合作成成功率ダウン【特大】>>
<<価格:???>>
なんて言っていいか、判らないくらい、名前とアンバランスなスキルだな。
リイナも微妙そうな顔をしてる。
今度は、杖に魔法を唱えようとしてる。
「鑑定」
<<名前:エターナルスタッフ>>
<<種別:杖武器>>
<<ユニークスキル:魔法威力ダウン【特大】>>
<<価格:???>>
名前は、たいそうな名前がついてるのに、
ユニークスキルが、ひどすぎ。
〈リイナ、これのせいで、火玉がしょぼいのかな〉
〈たぶん、そうね。この装備前は、体と同じくらいの火玉がだせたもの〉
自身満々にそういった。
見てないからほんとかどうかわからないけど、
それは、火の玉になるのかな。




