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僕は、この出会いに感謝する!!  作者: 寿々樹ノ葵
第一部 呪いをとくのは簡単だ
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第43話 清流教会を教えてもらおう

キャロさんは、そうそうに食べ終わると、

リイナの膝の上で丸くなった。


「珍しいですね、キャロさんに、

こんなに好かれるなんて、初めて見ました。」

リイナは、サラダを食べながら、

「そうなんですね、

これも、シューリン様のおかげだと思うわ」

「それにしても、シューリン様に、会われるなんて、

なんてついてるんでしょう。

うらやましいですわ」

そういってる、シャルルさんの目が、

恋する乙女になってる。

シューリン様は、どんな扱いなんだろう。


我に返ったシャルルさんは、

「ご存知のとおり、

この清流教会は、シャルル様を

敬っており、

シャルル様のような女性になれるよう、

信仰してるんです」

そうだよね、あのスイカは立派だった、

憧れて当然だ。

〈ヒ ビ キ く ん、そ う い う こ と じ ゃ な い と 思 う わ よ!!〉

顔は、シャルルさんを見てるから、笑顔だが、

心の中では、ご立腹のようだ。


どうやら、興味がないのか、話をかえたいのか、違うことを聞き始めた、

「これは、何のお乳なんですか?」

「それは、ヤギと牛を半々にしてるの。

少し癖がすくないと思うわわ。」

なんか特殊なんだろうか、

どんな味なんだろう、さっぱりわからない。


僕も、判らない飲み物より、興味があるものを聞いてもらうことにした。

〈リイナ、杖が呪われていると思うんだけど、

解呪できないか、聞いてみた?〉

〈食べ終わったら、聞いてみるね〉

たまに、真面目口調で会話をすると、

機嫌がもどるから、

本気では、怒ってないんだろうな。


最後のパンを食べ終わり

飲み物を飲んでいる。


シャルルさんは、昨日もらったリンゴの

皮を剥いている。

きっといい奥さんになるな。

どっかの人は、朝丸かじりしてたもの。


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