表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕は、この出会いに感謝する!!  作者: 寿々樹ノ葵
第三部 巨獣討伐
405/545

第405話 懐かしい話をしてみよう

 飲み会が始まり、二刻ほど過ぎ、陽も落ちかけてき、小屋からの窓に夕日のオレンジ色が灯されていった。既に、周りは阿鼻叫喚の模様を刺していた。

 その一人である美女は、完全に目が座っており、こちらにちょっかいをだしてきた。

「えへへへぇ。

 ひ、ヒビキさん、飲んでますかぁ」

「うん、結構飲んだよ」

「そうですか?

 まだ、飲みが足らないんじゃないですかぁ

 そろそろ、襲ってもいいんですよぉ」

「そうよ、ヒビキ君、

 がばっといきなさい、がばっと。

 じぃいっと、みてるから、

 うひゃひゃひゃひゃ」

「そうで、ござ……むにゃむにゃ」

 二人の酔っぱらいは、しゃべりながら沈み、一人は、ナナさんを枕に眠り始めていた。

「エドは、お酒に弱かったっけかな。

 そんなに飲んでなかった気がしたが!」

「流石にゲリィさんは、強いですね」

「ヒビキ君だって、まるで酔ってないように見えるぞ」

「ああ、

 ですね」

 さて、僕も、少しは、酔いたいような気がするな。

 少し、状態異常を弱くすると、想像していた以上に酔いが回りぐらっときた。

「あぁ、ようやく、酔いが回ったみたいですね。

 お酒に度数の強いお酒を混ぜたかいがありました♪」

「それは、僕だけ?」

「ちがいますよ~。

 私以外の全員です♪」

 だから、エドワードもナナさんも、かなりひどい酔い方をしてるんだな。

「それで、ゲリィさんがこんなに酔ってないんだから、

 かなり強いんですね」

「まあぁな、ドワーフだからかな。

 その中でも、おれも兄者も、強いほうだしな」

 そういえば、エドワードさんと一緒に、姫様をつれてかえったっけ。


 僕が懐かしく思い出していると、

「なに、ヒビキ君

 また、女の子のこと考えてたんでしょ?」

「または、余計ですよ。

 まぁ、エドワードさんと姫様のことを思い出してたんですけどね」

「ほぉ、

 あの姫様と、知り合いか」

 僕は、前の大陸のことを面白おかしく話をしながら、最後に、オオストラトさんが、モモさんと旅をしていることなどを二人に話すと懐かしそうな嬉しそうな表情に変わっていった。


「そんなことがあったんですね。

 ヒビキさんは、すごい冒険をしてるんですねぇ♪」

「だなぁ、

 なかなか、あの王様に認められたりできないぞ」

「そうよ

 向こうでも、求婚されてたもんね。

 よりどりみどりよね」

「もう、終わったことだよ」

「え、じゃ、姫様と?」

「しっかりと断ったよ。

 話の中でもいったじゃないか」

「えへへ、

 そうでしたから♪」

 昔懐かしい会話で、盛り上がると、時間は刻々とすぎさり、外は、綺麗な星空に変わって行った。

「よし、場所を変えて、空をみながら、

 星見酒といこうか」

「いいわね。

 さぁ、

 エド、また飲むわよ、

 おきなさい」

「ふぁぁぁ、わかったでござる」

「もう、お酒にまぜちゃだめだよ」

「えぇ~、残念」

 チャチャさんは、満面の笑顔で本当に嫌がっているのか、顔からは全くわからなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ