第40話 アイテムの鑑定は使う前に行ってみよう
こちらでは、生活に関することを教えてるみたいだ。
先ほどの教室より、
さらに年齢が上のようだ。
人数は、先ほどと変わらない10名ほどで
構成もそれほど変わりはしない。
「では、引き続き、鑑定の訓練です。
午後は、教室をくらくして、灯の訓練をしましょう。」
どうやら、タイミングよく、
鑑定の授業にまにあったらしい。
「皆さん、家からもってきた、
魔法アイテムを鑑定してみましょう」
周りを、見回すと
それぞれの子が、「鑑定(イヴァリュエイション」と唱えている。
結果は、こちらからは、見えないから
個人の中でわかるのだろう。
「どうでした、昨日よりも多く、情報がひきだせましたか?」
結構、説明よりも回数を重視する授業の仕方なのかな。
習うより慣れろといった感じだ。
「先生、ぜんぜん、このアイテム、わからないんですが・・・」
「鑑定」
30台のかわいい系のシスターは、
彼がもってきた、魔法アイテムを鑑定してる。
「たけしくん、これは、すごいのを持ってきましたね。
わたしでも、鑑定できません。
魔法アイテムでは、あるようで何かしらのスキルがついてますね。」
シスターは、いったん、周りをみて、話を聞いているのを確認すると、
再度口をひらいた。
「みなさん、こういった何かしらのスキルがついてるものは、
呪われてる可能性がありますので、
むやみに、使ったり、装備したりしては、いけません。
強力なスキルには、強力な呪いがついていることが多いです。
その場合は、解呪の魔法でも、解呪することはできません。
うっかり、呪われないためにも、アイテムをゲットした場合は、
鑑定を行い、危険なアイテムから、ちゃんと身をまもりましょう。
そのためには、鑑定をしっかりできるようにならないといけません。
たけしくんは、先生のアイテムを一つ貸してあげるから、
そのアイテムは、しまっておきなさい。」
「先生、判りました。」
そういって、たけしくんは、シスターの髪留めをかりて、
謎のアイテムをカバンの中にしまった。
僕は、子供でも習うことを、実行しないがために
廃墟で杖を持って、
呪われた彼女を思い出していた。




