表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕は、この出会いに感謝する!!  作者: 寿々樹ノ葵
第一部 呪いをとくのは簡単だ
35/545

第35話 素敵な提案には全力で答えてみよう

僕はケロ吉になりたい。


僕は、今、小屋の外で、待機中だ。


当然、彼女のお風呂を覗き見させてくれるわけではなく

着替えを見せてくれるわけではない。


一心同体なんだから、

見れていいはずだ、

きっとみれていいはずだ。


ちょっとくらいみても・・

〈ヒビキさん、だだもれてますわよ〉


そんな感じで、

露天風呂にやってくる人を眺めている。


日の出近い時間といっても、

村からは、歩いて2時間以上あるから、

村人はやってこない。


だけど、集落がちかいのか、犬人がほとんどだ。


親子連れだったり、

カップルだったり、

多種多様だ。


いずれ、体を取り戻したら、

入りにこよう、絶対来よう。

〈そんな力まなくても、

その時は、止めないわよ〉

どうやら、また、ダダ漏れていたようだ。


お風呂も無事終わり、

教会にむけて、出発することになった。


途中で、昨日もらった

リンゴをかじりながら、

リイナは歩いている。


〈ヒビキ、カエルもお風呂に入るんだねぇ。

風呂桶のなかで、腕組みしながら、使ってたよ〉

ケロ吉め、うらやましい。

〈いいお湯だったんだろうな。〉

〈いいお湯だったわね。〉

〈今度は、ヒビキも一緒にはいろうね〉

〈ぜ、是非!!〉

〈冗談よ、真に受けないでよ〉

顔を赤くしながら、リイナは答えた。


また、騙されたわけですが、

何か?

憤慨しながら、時は過ぎて行った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ