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僕は、この出会いに感謝する!!  作者: 寿々樹ノ葵
第三部 巨獣討伐
324/545

第324話 3匹?から聞いた話をしてみよう

 僕は、次のハムとレタスのサンドイッチを食べながら、昨日聞いた話を二人に話し始めた。

「イノさん達は、

 もともと、別々の動物だったんですって」

「へぇ~」

「そうなんで、ござるな」

 エドワードまで、話に乗ってきてのは、意外だったが話を進めることにした。


「そのままなら、死んでしまうところを、

 人間の冒険者によって、進化?合成?っていうか、

 今の形になったみたい」

「流石に、信じられないわね。

 そんなことがあるのかなぁ」

 ナナさんは、サンドイッチを咥えながら、考えているようだったが、特に答えは浮かばなかったようで、また、食べる事に集中したようだ。


「で、どうして、カミサマ のところに行きたいのでござる?」

「どうやら、大陸の中央に、なんでも願いを叶えてくれる神様がいて、

 そこにいって、元通りに体にもどりたいんだって」


「でも、シューリン様じゃ、あるまいし、なんでも、叶えてくれるっていうのは、

 ないんじゃないかなぁ」

「そうですよね。

 僕も、判らないことに、そんなことはあり得ないって

 いえませんでした」

「とはいえ、期待を持たせて、失望させるのも、酷でござるなぁ」

 3人で、ご飯を食べずに、うんうんと唸っていたが、結局答えは出なかった。


「で、冒険者の人に助けてもらったことから、

 人間を助けてるとのことです」

「そうなんでござるな。

 拙者はたすかったでござる」


 ドワーフは、人間にはいるんだろうか、少し疑問があるが、気にしたら、負けなのかな。


「私たちと行きたい理由は聞けたの?」

「どうやら、寂しいってだけみたいです。

 人数が多いほうが安全もありそうでしたが……」

「寂しいって、ウサギか!

 そういえば、ウサギもいたわね」

「多いほうが楽しいでござるよ」

「「そうだね」」

 僕たちは、最後のエドワードの言葉だけは、合意できた。

 シュシュさんに感謝しながら、残っていた朝ご飯を食べきると、キャンプを片付け、出発した。

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