表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕は、この出会いに感謝する!!  作者: 寿々樹ノ葵
第一部 呪いをとくのは簡単だ
30/545

第30話 助けてくれる人に感謝をしてみよう

泣き疲れて、少し落ち着いた。

「すみません、見苦しいところをお見せして。」

僕は、これまでの町での出来事をはなした。


「いいのですよ、いつでもご相談ください。

そのスキル持ちですと、教会にいっても、辛いかもしれませんね。

それに、いきなりでは、どこも泊まれないでしょう。」

そういうとシスターさんは、少し考えて、

「この先に、露天風呂用のそこそこ立派な小屋がありますので、

そこで、泊ることができますよ。

夜間は、みなさん出かけませんし、

人にあうことも、ないと思います。」

「ありがとうございます。

暗くなる前に向かってみます」

後は、ついてから、どんな感じかみればいいか。

それにしても、シスターさん、いい人だ。


「明日、また、教会にきてください。

泊れるところや、食べられるところを、

何とかしますから。」

「ありがとうございます。

明日、朝一で伺います。

よろしくお願いします」

助かる、とても助かる。

ご飯は、アンリさんがつくってくれたお弁当があるから、

ついたら、小屋で食べよう。

そういえば、こまったら、シャルルさんに

相談しろって、いってたけど、

明日シャルルさんを探すのも、

手伝ってもらおう。

「これ、もらいものですけど、どうぞ。

バックを持っていくのを忘れたので、

重くて。少しもらってくれませんか?」

「いたただきます」

思わず、噛んじゃった。


気を使わせないようにしてくれてるのかな。

やっぱり、いい人だなぁ。


そういって、シスターさんは、

僕にリンゴを2つほど手渡した。


「では、明日。

遅くなったので、直ぐに教会に戻らないといけません。」

そういうと、あわてた様子をし始めた。

「最後に、なるべく、入り口にいるようにしますが、

もし、いなかったら、シャルルに用で来ました

って、伝えてくださいね。

そうすれば、私のところに連絡がきますから」

そういって、シャルルさんは、手をふりながら教会の方に

歩いて行った。

別れ際の笑顔がとても素敵だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ