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僕は、この出会いに感謝する!!  作者: 寿々樹ノ葵
第一部 呪いをとくのは簡単だ
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第24話 朝ごはんを食べよう。

昨日の夜、リイナは日課のカバンの整理をしていた。

相変わらず、僕は追い出されて、

許可がでるまで、戻らせてくれなかった。


一刻ぐらい戻らせてくれないから、

たぶん、下着とか着替えてるんだろうな。

洗ってたりすんだろうか、少し疑問だ。


〈リイナ、おはよう。

お姉さんとこにいってくるよ〉

〈おはよう、ヒビキ。朝ごはんの手伝いよろしくね〉

そうはいっても、寝ぼけ眼で、まだ、しゃっきりとしていない。


僕は、寝室のドアを開けて、

お姉さんに挨拶をした。

「おはようございます、アンリさん」

「おはよう、ヒビキちゃん。

昨日、リイナちゃんといっぱいおしゃべりしたから、

口調で、違いが判るわね。

朝ごはん、できてるから、食べましょう。

テーブルについといて。今、運ぶから」

どうやら、起きるのが遅かったみたいだ。

手伝えることは、なさそうだ。


サラダは、昨日と一緒。

昨日は、気にしてなかったけど、

鶏肉のサラダだったんだな。

さっぱりとしたドレッシングがかかってた。


サラダは、バックからと取り出してたが、

スープは温めなおしたのか、

鍋からすくって持ってきた。

朝から、大きなソーセージのボイルだ。


昨日のスープでソーセージは、

夜のうちに食べ終わったんだと思う。

夜とは違うソーセージが、スープにはいってたから、

朝にボイルしたんだと思う。


料理がそろい、

二人そろって、いただきますをした。


「このあと、何か牧場の手伝いとか、ありますか?」

「そうね、ヒビキちゃんにできるのは、

寝床の掃除ね」

「羊の宿舎の藁のいれかえとかですか?」

僕は、最後のソーセージを食べながら確認した。

「よく知ってるわね。

古い藁を捨てたあとは、床の掃除ね。床に糞尿があると思うから」

「わかりました」

「ご飯中にする話じゃなかったわね、ごめんなさい」

アンリさんは、すまなさそうにしてた。

「こちらが話題をふったせいで、すみません」

〈ヒビキは、考えなしに話をするから〉

すこし、自己反省をしていると、

お姉さんも食事が終わってた。


使ったお皿をスライムさんに、

全ていれた後、お姉さんがこちらを向いた。


「じゃ、お仕事教えるわね」

そういって、お姉さんと一緒に、家を出た。


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