第234話 迷宮都市から通信をしてみよう
町名が間違えてたため、修正
そういえば、今まで見た中で、住民が少ない気がした。
普段住んでいる人は、冒険者のために、住んでいる人だけだからかもしれない。
大陸の迷宮都市と感覚が似ている気がした。
ギルドを探すと、ダンジョンの手前に、冒険者がたくさん来ているのを
発見できた。
多分あそこだろう。
わざわざ、魔法を使うまでもないかな。
中に入ると、殺気立ったパーティや悲壮感ただようパーティと
今までと雰囲気が違っていた。
僕は、ギルドの職員さんを探すも、お目当てのカラーズは存在しなかった。
受付の行列に並び、順番が来るのを待った。
一時間ほど静かに並ぶと、ようやく僕の番がきた。
正面のお姉さんは、忙しそうにしており、疲れが顔にでているが、
そんな苦労をしていても、美人の範疇にいることがわかった。
「クエスト発行ですか?
流石に、受注ではないですよね?」
「いえ、連絡を取りたいんですけど……」
「通信希望ですか?」
「はい」
「珍しいですね。
では、奥に入っていただき、
曲がった奥の部屋へ行ってください」
「わかりました」
僕は、言われるがままに、お姉さんの指示に従うと
中には、いつも通り水晶玉が幾つもあったが、
担当の職員はいなかった。
しばらく部屋で座って待っていると、
先ほど、受付にいたお姉さんがやってきた。
「お待たせしました。
どの町につなげたいんですか?」
「グローレットの町です。
ヒビキ担当の方がいるはずなんです」
「そんな話、聞いたことありませんね。
わかりました。
とりあえず、つなげてみます」
お姉さんは、他の都市のギルドの職員さんのように、つなげると、
会話を始めた。
「こちら、エンバーソグのギルドですが、ヒビキさん担当の方は、
おられますか?」
「はい、受け付けてます。つなぎ直すので、本人に代わってください」
「判りました。
ヒビキさん、どうぞ」
「ありがとうございます」
僕は、お姉さんと変わって座るとと、映像が浮かぶのを待っていた。
「じゃ、終わったら、また受付に来てください」
「はい、わかりました」
お姉さんは、忙しそうに扉からでていった。
人材不足なのかな。
まさか、一人で回しているんだろうか。
そんなことを考えると、映像が浮かび上がってきた。
「お疲れ様、ヒビキ君。
調子はどうだい?」
「だいぶ良くなりました」
「昨日、大変だったんだろう。
それにしても、伝説級の二人をやっつけるなんて
すごいじゃないか」
「そんな情報まで、知ってるんですか」
「情報は、大事だからね。
リイナは、あの通信の後、少し経ったら、セユクーゲに着いたって連絡があったよ。
今頃は、独立国家 モンテリンクだそうだ。
そうそう、吟遊詩人の男性が一人加わったらしいよ」
「え、あ、そうなんでうか。
ど、どんな男性なんですか?」
「廻りを魅惑で倒す、色白のかっこいい男性らしいよ」
「え!そうなんですか!!」
「少し興奮しているね」
「そ、そんなことないですよ」
「そうかね。一緒にいるこの前一緒に冒険にはいった、一人の女性冒険者が彼に首ったけらしい。
二人揃って、常に一緒にいるらしい」
「そうなんですか。それは、よかった」
「嬉しそうだね」
「そ、そんなことはないですよ」
「ところで、ヒビキ君は、まだ、一人かい。
はい、多分、王都まで、一人だと思います」
「そうか、気をつけて、旅をしてくれ」
「わかりました。
リイナによろしくお願いします」
「では、また、明日」
通信が終わると、映像は終了した。
僕は、気分をよくし、受付でまつであろう、お姉さんのところに向かった。
いまだ、行列はあたらしく続いており
横から、終わった旨を話すと、大銀貨を請求された。
バックから、一枚取り出し、お姉さんに支払うと、
僕の残金は、大銀貨2枚と銀貨6枚となった。
全てがなくなったわけではないのに、
途方にくれそうになった。




