第184話 魔王ダンジョンで拾ったローブを鑑定してみよう
誤記修正
「あと、魔王のダンジョンで、グレーターデーモンが落とした、
衣類があるよ」
そういって、ユキナは、バックから布の塊を取り出した。
リイナは受け取ると、
何も言わずに着はじめた。
「だから、鑑定してからだよ、リイナ」
僕は、慌てて止めにはいったが、
すでに着終わり間に合わなかった。
「呪われなかったわね。
黒は、ちょっとわたしには、似合わないわね。
ヒビキに上げるわ」
呪われなかったら、いらないのかな。
ローブを受け取ると、
「鑑定」
どういったものかを調べてみた。
<<名前:全てを遮る漆黒のローブ>>
<<種別:鎧防具>>
<<ユニークスキル:物理耐性【中】>>
<<ユニークスキル:魔法耐性【中】>>
<<価格:???>>
「物理と魔法耐性が【中】って二つのユニークスキルが付いてた」
「それは、珍しいわね。
なかなか、二つついているのは、見かけないわ」
「流石、グレータデーモンだね、
それを売れば、最低でも、大白金貨一枚以上になるよ」
売りたい、売って借金生活から、おさらばしたい。けど
「これ以上のものって、なかなか、でてこないんでしょ?」
「当然よ。あったとしても、もっと高くなるに決まってるわ。
ヒビキの安全のために、売らずにとりあえず、それにしときなさい。」
だよね、安全はお金では、買えないよね。
「それ以上だと、
ミスリルのプレートアーマーで、スキルが付いてることで、、
超えると思うよ。
たとえば、スゥちゃんが来てるやつがそうだよ」
あの露出いっぱいのアーマーは、
高かったんだな、流石勇者。
伊達じゃないね。
「あの魔王のダンジョンは、鎧系統が多く出るから、
あれがでたとき、飛び上がって、喜んでたよ。」
「そうね、その前が形のあわない
フルプレートだったから、なおさらだわ」
懐かしそうに二人が話しているが、
僕には、まったくわからない、うなづいているだけだ。
それにしても、真っ黒のローブって、
なんかの教団みたいで、やだな。
後ろにカエルのアップリケでも入れようかな。




