表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕は、この出会いに感謝する!!  作者: 寿々樹ノ葵
第一部 呪いをとくのは簡単だ
152/545

第152話 靴の呪いをといてみよう

〈リイナさん、何あそんでるんですか?〉

〈へへへ、呪われちゃった〉

僕は、冷たい口調できくと、

〈靴鑑定してみてよ〉

〈わかった。〉

鑑定イヴァリュエイション


<<名前:快速の靴>>

<<種別:靴防具>>

<<ユニークスキル:移動速度ダウン【小】>>

<<価格:???>>


急に鑑定をし始めているので、

二人は、何かあったのか、気になっているようだ。


「ごめん、のろわれちゃった」

二人は、呆れているようだ。

「もう、りっちゃん、何しているの」

そういうと、ユキナさんは、呪文と唱え始めた。


解呪エンヴォイ

靴は、光輝いた。


<<足防具の呪いは、解呪されました>>

<<足防具のユニークスキルが、移動速度ダウン【小】→移動速度アップ【小】にかわります。>>


彼女の努力は、ここで報われた。

「よかったね、簡単な呪いで。」

「ありがと、ゆっちゃん。おかげで、呪いも解けたし、

移動速度も上がった」

と、喜んでる。


町にはいるそうそう、イベントが盛りだくさんだね。


〈もう二度と鑑定前のものを、装備しちゃだめだよ〉

〈なるべく、気をつけるわ〉

僕は彼女にそう告げるが、

彼女は、反省の色がまったく見えてなかった。


そんなこんなで、愉快なイベントもおわり、

町の中心のダンジョンへと向かっていく、三人。


〈まわりは、店がいっぱり乱立してるね〉

〈そうね、他の町と違ってバザーがないのよ。

住んでる人が少なかったりするから、

ちょっと特殊だと思うわ〉

〈そのぶん、冒険者が多くて、割合が増してるんだね。〉

会話を少ししている間に、商店街をぬけてしまった。

その先のダンジョンの前は、人がひしめき合ってた。


「あいかわらず、混雑してるね」

「まったく、ここは、前と変わってないわね。

ジーン、遅れずについてきてね、

はぐれると、見失っちゃうわよ。

「わかりましたですわ」

そういうと、三人は、一人ずつ手をつないで、1列になって、

前に進んでいく。


リイナは、一つの列を見つけると、

並び始めた。


「この分だと、半時しないで、

ダンジョンにいけるね」

「そうね、今は、昼時を過ぎてるのに、

列は、そこそこいるわね」

「ここは、なんですの?

ダンジョンには、潜らないですの?」

不思議そうに、ユキナの後ろに並んでいるジーンが質問した。

「これは、魔法陣を使うための、列なのよ。

ここから、前に訪れたことのある、下層の魔法陣に移動できるの。

一定の階層ごとに、セキュリティエリアがあって、そこに魔法陣が設置されているの。」


反対側の奥にある魔法陣を指さすと、

「それにね、あっちの魔法陣は、

ダンジョンから、戻ってくるときに、使う魔法陣なのよ」

時折魔法陣が光り輝くと、

冒険者パーティが出てきてるのを確認できる。


喜んでるパーティもあれば、悲しげなパーティもあり、

さまざまな人間模様がみえる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ