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僕は、この出会いに感謝する!!  作者: 寿々樹ノ葵
第一部 呪いをとくのは簡単だ
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第127話 少し多めにパンを買っておこう

「ここには、何を求めにきたんですか、お姉さま」

リイナは、教会を経たことにより、

ホテルのときよりも、和やかに会話をしている。


傍から見るとその風景は、昔からのなかよしにみえる。

あれだけの溝があったのに、

エルには、

天性のコミニュケーション能力があるのかもしれない。


食べ物に関する内容を伝えたことで、

エルは、飲食が集まる露天を

リイナの手を握り、

先導している。



僕は、上空にあがると、バザーがどんな感じか一望してみる。

前に、きいたととおり、奥の方は

鮮魚が並んでいた。

鮮魚付近には、マイミさんとマホがおり、

長椅子にこしかけて、海を眺めていた。


〈奥に、さっきの親子がいるよ〉

〈買い物前に、声をかけてみようかしら〉

そういうと、エルに先に奥からみようと、提案した。


鮮魚であって目的と違うなどと

話しをしていたが、

最後はリイナの意見に従って、

奥に進んでいった。


しばらく進むと、

エルからもマイミさん親子を発見し、

リイナの手を放すと、駆け寄っていった。


「どうしたんです、こんなとこで?」

「ようやく

さっき、

魚を渡せて、

会計中」

「お母さんに

まって、ていわてるから

まってるの」

各々が説明をし始めた。


別れてからの事を嬉々に二人に話すと、

親子もにホテルを見てみたいらしい。


リイナは、笑顔で、快諾すると、

買い物をしたあとでねと伝えると、

エルとマホとともに、露天に向かって歩き始めた。

マイミさんは、あとで、追いかけるみたいだ。

どこに行くかを、エルさんが伝えている。


〈これから、露天にいくけど。

ヒビキ、あなたも何か食べたいものがあったら

いいなさいよ〉

ヒビキもっていう表現から、

エルとマホの分も、リイナが払うのだろう。

知らなかったが、金払いがいいんだな、

友達にはほしいタイプだ。


〈ありがとう、みつけたら、声をかけるよ〉

といっても、水上都市から、食べ物はいっぱいあるしね。


そんなやり取りの最中でも、ガンガンと目的地にむかって、

歩いて行く。


エルについていくと、

いきつけだという露店を一つ紹介している。

店員さんはエルを見かけると、会話をしている。

マホは、クッキーに興味があるのか、

真剣にみてる。


リイナは一通りみると、

フランスパンのような長いパンを2本と

足くらいの大きさの黒いパンを2つ

手のひら大の白いパンを4つ

そして、マホが、じっと見ていたクッキーも6つ

を注文した。

エルが見ていたパンは、注文しなかった。

横で、リイナに聞こえるくらいに、お姉さまの意地悪って声が聞こえたが、

店員さんから、パンを受け取るとしまい、

提示された銅貨22枚を支払った。

「エルさんは、買われないの?」」

店員さんに促されると、

いつものと注文し、銅貨6枚ぐらいを払っている。


買い物を終えたところで、

マイミさんも合流した。

マイミさん表情はさっきより暗く感じた。


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