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僕は、この出会いに感謝する!!  作者: 寿々樹ノ葵
第一部 呪いをとくのは簡単だ
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第122話 交渉をしてみよう

誤字修正

安全に村のギルドに戻り、マイミさんと共に、

今回のことを報告した。


ゴブリンの完全討伐できなかったことは、咎められることはなかった。

いずれ、ゴブリンの隠れ巣は、

別の人たちで退治されるだろうってことで、

クエスト報酬の銅貨200枚をもらった。


早急クリア報酬として、

ギルドのお姉さんが、

村を紹介してくれて、

飲食代は、ギルドでの支払いにしてくれるみたいだ。


これが、ジーンが交渉した追加報酬なのかな

お姉さんは、喜んでいるのと、

悲しんでいる感じの二つが伺える。


〈可哀想ね、受付の子の

自腹でのおごりみたいね〉

〈本当にギルドでの払いなら、あんなに悔しそうにしないよね〉

彼女が間もなく交代になるみたいで、

待っててほしいとのことだ。

後ろにいる、同僚から慰められている。


「彼女の仕事が終わるまで、外で待ちましょう。」

リイナを含む4人は、外にでると

この後の話をし始めた。


「マイミさんと、マホちゃんは、

この後、自分の村に戻るの?」

バザーに行って、

魚の

お金が

もらえるから、

そのあと、

かえる」

「お昼

一緒に

食べましょうよ」

〈リイナ、君がかたことで話すことはないと思うよ〉

「お金

もってない」

彼女がもっている全てのお金をギルドに提示したようで、

一緒にはいけないようだ。

「それは、心配しなくていいわ。

今回の件で、ギルドがお祝いにおごってくれることになったから、

気にせず、みんなで祝勝会をしましょう!」

マイミさんとマホちゃんは、素直に喜んでる。


お姉さん、お金が倍かかるって知らないだろうな。

可哀想。


しばらくすると私服姿に着替えたお姉さんが

やってきた。


「皆さん、お待たせしてすみません。

お昼にいきましょう。

まさか、マイミさんたちも行くんですか?」

受付のお姉さんは、怪訝な表情を浮かべている。

「お姉ちゃん、ごちそう様」

「ありがとう」

ふたりは、にこやかに、感謝の念を伝えてる。

ひとりだけ、涙目の女の子がいるが・・・


その女の子が、ジーンの耳元で

「話が違うじゃないですか、

お二人をごちそうして、

村を紹介するだけでいいって」

小声で文句を言い始めたお姉さんにたいし、

「お昼の会計をお願いしただけですわ。

人数は定めておりませんわ。

何だったら、この場にいる人全員分のお会計を

もってもらってもいいですわ。おーほほほ」

そういうと、

意地悪そうな目でお姉さんをみた。

「わぁあぁ、

いいです、4人で。

私含めて、5人分だけですからね、いいでうね」

どうやら、払う覚悟は決まったようだ、

4人は、お姉さんに連れられて、

村で、一番安いお店に歩き始めた。


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