第102話 朝の予定を決めてみよう
顔を洗って席につくと
しばらくすると、メイドさんが多数やってきて、
テーブルに朝ごはんの準備を行っていった。
僕とミカンちゃんとジーンは、
この都市で、最後になる食事取り始めた。
「ジーンは、何か食べれないものはあるの?」
僕は、エルフが食材を気にするのか、
聞いてみた。
「呪い前は、野菜や果物をメインにいただいておりましたわ。
呪い後は、そういうわけもに行かなかったですから、
食べられる物は、
お腹いっぱいまで、食べておりましたわね。
いつ食べられるか判りませんでしたもの」
「大変だったんですね」
ミカンちゃんは、幸せそうにスクランブルエッグを食べてる。
言葉使いとは、うらはらに、ジーンはがっつき、僕の3倍も食べてる。
そんなやり取りをしながらも楽しい食事時間は終わり、
デザートと共に、食後の紅茶をいただいている。
ジーンは、お腹がくるしいのか、ゆったり座ってる。
顔は、幸せそうな表情を浮かべている。
思い出してみると、
姿が変わっただけど、カエルの時と同一の恰好だ。
ミカンちゃんは、その様子を、冷たい目でみてる。
僕もあんな風に見られないようにしなきゃ。
「この後なんだけど・・・」
一口のんで、僕が話し始める前に、
「クロムさんから、書状を準備しておくので、
あとで、来てくださいって、言伝をもらってます。
あと、お姉ちゃんも、挨拶にきてくださいって
言ってました」
ミカンちゃんが、予定をだしてくれた。
「ジーンは、他に買い揃えるものは、ある?」
「昨日で大体のものは、揃えましたですわ。武器や防具は、
バックの中に予備がありましたし。
あぁ、そういえば、
野営の準備、寝るための布は、
私も、同じのがあったら、ほしいですわね。〉
お腹がくるしいのか、
げふーげふーいいながら、話をしてる。
やっぱり、ミカンちゃんの目は厳しい。
〈リイナ、あれは、どこで買ったの?〉
〈あれは、交易都市 スロリプのバザーで発見して即買いしたわ。
この街だと、雑貨屋か、大きめの一般品屋、布製品屋。
運がよければ、同じようにバザーにでてるかもしれないわ〉
大体のありそうな話を聞くと、
「ミカン、どこでうってそうかわかる?」
「そうですね、街で一番大きめの雑貨屋が、
噴水の手前ににありますね、
あそこなら、なんでも売ってると思います。
高めですから、私はいきませんが。」
そこに向かえば、いいみたいだな。
「じゃ、初めに教会に行って書状をもらって。、
商店で買い物をして、冒険者ギルドで挨拶をして、
出発。それでいいかな」
「わかりました。案内は任してください。
ただ、それですと、
大通りを通過することになりますので、
教会、ギルド、買い物の順がよいと思います。
その後、大通りを横切って、
西にあるゲートにいきましょう。
これで、混雑するところを避けれます」
自信満々にそういった。
「流石、ミカンだね、
まかせるよ、よろしくね」
そういって、案を訂正された悔しさを出さないように努めた。




