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チャプター4 「光を求めると、痛いしっぺ返しをくらうぞ…」

2008年9月現在。この番外編は、すでに完結させましたが、現在連載中の本編が行き詰まり、しばらく、今後の展開を練り直すため、本編の連載を中断させることになったのと、没になった部分が増えたので、こちらを、また追加させました。

 ある日、アルゼは自宅のパソコンを操作しながら、いきなり沈静化したザッパー・春雨のアンチヒューマンズへの攻撃について、考えていた。ディスプレイには、ザッパー・春雨が攻撃したアンチヒューマンズと関わりのある組織の名前が表示された。


(こないだ、ビンタしたからか…?それにしても、何故、こんなにも…、組織に攻撃する必要がある…?)


 自分の前髪を分けていたピンを外しながら、アルゼはパソコンを消す。このあと、地獄同盟会での集まりがある。

 だから、彼女はジャージのジャンパーを着て、部屋から出た。




「このクレージー・スカイホッパーは、アンチヒューマンズが開発していたファンタジスタスーツ…。それを、リアリティのザッパー・春雨は、アンチヒューマンズへの強襲の間に強奪…。そして、今…、エヌアル様の『ある計画』の遂行のために、アンチヒューマンズに見捨てられた…、俺達に渡された…」


 昼下がりの爽やかな空気が漂う、アイスクリームショップの中で、容姿が素晴らしくビジュアル系なのに、わけのわからないレザーの革の服をペアで着ている若い男二人が、仲良く、アイスクリームを舐めていた。

 そう…、ファンタジスタスーツ、『クレージー・スカイホッパー』を手に入れた元・スリーピングかつ、現在、謎のザッパー・春雨の動きに協力している、ケン・ホッパと、鳥村辰の姿であった…。

 ペチャクチャと、若い生娘のようにアイスクリームを味わいながら、ケンと鳥村は語り合う…。


「なるほど…、僕らが、今着ているのは…」


 アイスクリームを口の周りに付かせながら、鳥村が話す。

 向かい合う鳥村のアイスクリームに汚れた口を、手で拭き取りながら、ケンは微笑む…。


「俺たちを救ってくれた、夏海エヌアル様の…、まさに…、『愛』そのもの…」


 そう言いながら、ケンは鳥村の口を拭った手を舐め始めた。

 ペロペロ…、子犬のように、自らのアイスクリームで甘くなった手を舐めるケン。

 彼を見つめながら、鳥村は顔を赤くし…、


「まぁ、ケンったら…、こんなに人が見ている前で…、ダ・イ・タ・ンなのね…」


 と、ドン引きしている店員たち、女子高生たちを見渡す。


「ふふっ…、ウブなんだね…、君は…」


 ケンは鳥村の手を握る。


 かってのギラギラして、野望に燃える感じが、まったくなくなり、むしろ、変な方向へと直進し始めた二人…。

 何故、アルゼ達とは別行動で、ザッパー・春雨は動いているのか…。何故、ケン、鳥村を利用しているのか…。

 そして、エヌアルは、なにを狙って、このように地獄同盟会とは、別の動きを進めているのか…?

 果たして、『真・地獄同盟会』とは…?


 ただわかるのは、この日のアイスクリームショップの売り上げと、店員のモチベーションは最悪だったことだ…。

登場人物解説:ザッパー・春雨。セプテンバーなどのニューキャラを登場させたため、予定していた展開に進むのが難しくなり、打開策のために生まれたキャラで、仮面ライダー二号が登場した理由をモチーフに作り上げました。実は、作品に出すまで本気で彼を主人公した展開を考えてました…。性格は、ゼファーナと正反対にしようと思ったため、モデルはなし。おかげで悪い奴感が強くなり、よく解らないキャラになったため、自分でも今後、どうなるか解らないキャラクター…。ただ、彼のおかげで、また展開を考え直すことに。

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