愛の詩
楓は大富豪の独り息子で、
名門大学の経済学部の優等生だった。
詩は同じ大学の音楽学部の優等生だった。
校内演奏会で、
二人は知り合った。
劇的なことだった。
手伝ってきた楓は、
身分証明証を忘れた詩を演奏員専用の入り口通さなかった。
それから二人は恋に落ちた。
半年後、結婚を決意した。
しかし、反対者がいた。
楓のお父さんだった。
理由は簡単だった。
詩は田舎の娘で、楓の年上だった。
愛のため楓は家を出た。
二人は詩の実家で結婚式を挙げた。
都市に戻って、詩は夢のために勉強を続いたが、
父子の縁を切った楓は詩を支えるため学校を辞めた。
時給安い仕事を始めた。
でも二人は幸せだった。
いよいよ卒業式だ。
詩の卒業作品は受賞した。
わくわくの二人は卒業式を迎えてきた。
名前を呼ばれるのを待っている詩の体は、
少し不自由だった。
そう!その中に新しい生命がいる。
楓はまた会場に来てなかった。
仕事中だ。
でも約束した。
必ず花を持ってくる。
卒業式が終わった。
結局、彼は現れなかった。
しかし、一本の電話が来た。
最後まで、楓は現れなかった。
しかし、一本の電話が来た。
楓の電話ではない。
病院からのものだった。
車にはねられて帰られない人となった。
手はしっかり花束を握っている。
手術室に運ばれても、
その花束は手から取れなかった。
詩は倒れた。
一ヵ月後、退院した詩は消えた。
この都市から。
実家もいなかった。。。
「彼女はどうなった?」
と、僕はこの物語を語ってくれる友人に聞いた。
「世界のどこで頑張っているじゃない!二人の分で」
と、彼女は答えた。
突然、鈍感な僕は何か気がついた。
彼女はシングルマザーだった。
今、音楽の修士課程だった。
まさか。。。