特殊スーツ
あっ、そっか。人間の状態だった。
…説明しよう。
美野は、あくまで仕事での死神。
元は、人間だし、
手ごわい人など、色々といるので
身の安全なども、考えて
死神スーツが、作られた。
その死神スーツを、着ると
例えば、今のおじいさん以外は、美野のことが
見えなくなる。
「じゃあ、ちょっと待ってね。スーツ着るから。」
お「スーツ?」
おじいさんの言うことに、聞く耳をかさず
さっさと着替える美野。
美「よし、着替え終わった!」
お「何かかぶってるだけじゃないか。」
ちなみに、おじいさんにも
そのスーツの正体は、見えない。
美「まぁ、これであなた以外みんな私のこと
見えないの。これで、いいでしょ?」
お「そんなこと簡単に、信じるわけないだろ。」
まぁ、そうだろうね。
でも、普通死神って時点で、信じないだろうけどw
おじいちゃんサイドー
美「じゃ、あの人に話しかけてください。それで
すべてがわかるでしょう。」
お「…。」「おーい、静さんや!」
静「何だい。それより、天気がいいね。」
やっぱり、見えてないのか?
それか気を、つかってとか?
お「わしの周りに、誰かいないか?」
静「何言ってんの。頭まで、きたのかい?」
やっぱり、見えないのか。
あの娘は、何者なんだ。
ほんとに、死神なのか?
人間の姿してるのに。
意味わかんないのう。
ーーー
お「どうやら、話ほんとみたいだったのう。
君は、何者なんだい?」
場合によれば、これからどうするか変わるんだな。
美「だから、死神だって。まぁ、仕事でやってるだけで
人間だけどね。」
死神の…仕事!?
どういうことなんじゃろうな。
そんなものが、あるとはな。
お「細かいことを、教えてくれないかのう?」
美「てかさ…。そのしゃべり方やめてくんない。
あと、ほんとは20歳ぐらいなんでしょ?」
な、何で…。何で 正体がわかるんだ。
そんなはずが・・・。
説明しよう!
死神スーツは、その人の素性までもが
見えてしまうのだ。
だから、どんな嘘もお見通し。
お「何で、わかるんだよ。やっぱ、普通の人間じゃないだろ。」
美「人間よ。ただ、道具が優れているだけ。」
死神スーツとかいうやつのおかげで、わかったのか?
そんなの信じられない。
けど、姿を見えないように出来たし
ほんとなのか…?
美「あっ、そうだ。何となくわかったと思うけど
私にうそついても、すぐバレるから
つかないでね。めんどくさいし。」
そう言って、死神は勝手に家に入った。
…てか、家知ってたの!?
まぁ、スーツ着てるから、わかったの…かな?(苦笑い)
これから、どうなることやら。