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第38話 バイトするぜバイト!!!

「小僧……お前…本気で言ってるのか?」


「…憧れない?」


「憧れない」


俺は、買い物帰りに見た掲示物の写真をザミエルに見せる。


清掃バイト募集!と書かれたものだ。

どうやら警察側の人手不足は深刻らしい…警察署内の清掃バイト18ドルだって!!時給18ドル(2,500円)だって!!!


もうこれは働くしかない……働くしかないだろ!!!

タコス屋でのバイトは減らされているし、この募集時間は18時〜22時という学生の為にあるかの様なバイトだったんだ!!


もう働くしかねぇ。これは働くしかねぇよ!!!


いや楽しみだな警察署内。清掃バイトでも憧れた職場で働けるってワクワクするよな……。ほら、俺。ちゃちゃっと残り5発撃って消えるつもりだし、こんな俺がまた警察官という夢持ってて良いかわからないからさ……


「小僧、まさか捕まるつもりが……」


「ない!ないよ!! あるわけない。ここで捕まるなら俺は最初から警察に行ってる」


「ならば、なぜ…?」


「いや。ちょっと気になってるって段階ではあるんだけれど……実はさ・・・」


俺は、ノアが話した事により思い出したある事を口にした。


「なるほどな……それなら確かに、清掃バイトという立ち位置は魅力的かもな」


「だろ!!!」


俺はザミエルからの同意を得られて少し嬉しくなる。


「そういえば……街中に掲示してあったと言ったな?怪しい動きを見せなければ、ただ働いて終わる事も可能だろう。最初こそ驚いたが思ったよりリスクは少ないかもしれん」


再三の同意を得られて俺は嬉しくなる。

そこで、この件に対する一番のリスク…いや即死ポイントをここで躊躇う事なく口に出した。


「だろ!!! だからさ、ザミエル…お前。ゴミ袋の中に入ってくれないか?」





「・・・は?」



ザミエルの反応は正しかった。

俺は、荒れ狂う悪魔を連れ、警察署へ進む事に決めたのであった。


__________


「チッ。給料以上に命と手間を懸けさせんなよクソが……」


誰も居ない部屋でハロルド・モーガン署長は激しく悪態を吐く。

オルティスグループは、麻薬カルテル組織と繋がっていたらしく、この街の治安が悪化したのはカルテルが金のなる木を失った為だろう……この際に一斉検挙せよという上層部からの命が件ったからだ。


いくら魔弾の射手を餌にカルテルを釣る為だとは言え、事件を漁る奴が居たらネットに流せ???そいつを餌にカルテルを釣る???……正気の沙汰じゃない。


しかも、秘密裏に事を進めろだと。

直近20日ほどの事件について誰がどこまで情報を持ちどの件に関心を持っているのか荒い出せだと。


馬鹿か。そんなのこの署の人員で回せるわけがない。

無茶振りは良い加減にしてもらいたい。


ドスンと自席に座り、卓上に貼られた部下からの要望メモにも眼を通した。目で追ってるだけで頭が痛くなる。自警団の事といい…ここには問題が山積みだ。


脳を整理する為に、愛用の万年筆を取り出し走らせる。

小さなメモ帳に単語が羅列し、矢印や丸などの記号が並ぶ。




そこで、先ほど目にしたメモに「外注清掃会社が安全が配慮できないとの理由に引き上げられてしまいました。どうします?」という随分投げやりなものがあったことを思い出す。


まさか、署内にまで入ってくる馬鹿は居ないだろう…と思いつつも、「急募・短期・簡単清掃!」として求人を出すように命じることにし、


まさかな…と思いつつも、上から「魔弾の射手は思想犯と思われる。その為、過去の事件を漁ろうとする奴が居たら要注意」という情報を与えられていた為、自警団とのいざこざをイベント事として処理しようと考えた。


なぜなら、遊びの形を借りて、自警団や市民が過去の事件にどれだけ食い込んでいるかを可視化できる上、大量のログを自然に精査する事もでき、囮データの混ぜ込み等そう言った小細工を忍ばせる大義名分にもなるからだ。


自分でも馬鹿げていると思いつつもこのくらいしか解決策が浮かばなかった。


このクソみたいな提案に即座に許可が下り、再三、誰がどの情報に触れどこまで知っているのか監視し追えと言われ、具体的な発足が上がるとは夢にも思わなかった。


求人を掛けた翌日に高校生が応募して来て、そいつもしっかり監視しろ。事件を漁る様な怪しい動きをしたらこいつも例に漏れずネットに上げろ。カルテルを釣る餌にする…と釘を刺すかの様に言われるとも思わなかった。


まったく……もしネットに上げたとして、その後私たちはこいつを護衛すればいいのか?

それとも餌として泳がせているだけで良いのか???


どうするべきなのだよ……本当に。曖昧な指示はやめて頂きたい!



いくらカルテルが、署全体や組織として「予算を食う頭痛のタネ」「対策を外部に示さねばならない脅威」だとしても、

上層部が戦術的・政治的関心持っていたとしても、これは流石にやりすぎではないのか?という疑問が拭えなかった。


この街はどうなっていくのだろうか。

ハロルド署長はズキズキと痛む頭を抱えながら、これ以上痛みが長引かない事を切に願った。




次回更新:2025年8月31日(日) 22時とかそのぐらい?予定!


誤字報告ありがとうございました!!

これはカクヨムの方ですが、ザミエルについてのコメントもついていてめちゃくちゃ嬉しかったです。ありがとうございます!!

あと、定期的に読み返して下さりありがとうございます!!

更新予定のない日にPVが増えて通しで読まれていると、口角の緩みを隠せません。非常に嬉しいのです!


おかげさまで、この前初めて日間ですがランクインしました!!8月11日の出来事です!

67位でも死ぬほど嬉しいです!ありがとう!お嬢様!!!


※これらの件に対して報告が遅くなり、申し訳ございませんでした。

あと、今日の投稿遅れてしまってすみませんでした。思ったより時間がなく昼までに書けなかったんです…




8月22日とか、主人公追い込まれ回…追い込まれカーターを狙い撃つかの様に読まれていてちょっと笑っちゃいました。そんな需要もあるのですねw


これからも適度に追い込みつつ、追い込まれつつ物語を紡いで行こうと思います。

なので、そろそろ……評価とかブクマとかしてくれても良いんですよ?お嬢様!

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