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右腕の操精者(スピリスト)  作者: くりくりくりーむ
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コスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコスコス

物事の変化とは、いつも突然訪れるものだ。  

もちろん出会いだって。 

俺は今日、マキシマム乳首(乳首)と名乗る正体不明な謎深き変態と運命的に出会った。そんな俺だから言えることがある。 

根拠はないが、これだけは言える。これは、チャンスなんだ。

社会と、自分と、向き合えなかった俺が変わるためのチャンス。

ちんぽの妖精か何かが俺に宿ったのだろう。もしそうなら笑えてくる。いたずらもすぎるぜ全く。 

なんであれ、俺の人生を変えるならここしかない。この機会を逃さず暴れまくってやろう。  

「戦おうって、戦うのか??」 

元々理解が追いついていないが、更に困惑した。  

「なーに君は当たり前のことを二度も繰り返して言うのだ。そうだよ。」

どこの世界の当たり前だよ、とツッコミそうになったが、こらえた。 

「まあまあ、初心者限定超絶経験値稼ぎイベントとでも捉えておくれよ」 

「いやいや、何で初心者が初っ端から最強レベルのプレイヤーと対決しなきゃいけないんだよ、俺でなければ新規プレイヤー逃げるぞ」 

「だから、君なのさ。」 

一言で済ませやがる。そう思った瞬間、乳首は一瞬で俺に近づき、俺の胸ぐらを掴んだ。

「TKB MAXIMAM」 

渋い声を吐いて、俺を遙か先の廃墟まで投げ飛ばした。 

俺は生身の人間だ。このまま廃墟に落ちた衝撃を喰らえば確実に死ぬ。  

しかし俺には、2回目に力を発動した時から考えていたことがあった。

おっさんの言うシコリティとは、金玉から発生するパワーなのかもしれない、と。

全ての変化は、初めて俺の息子が二度目のボッキを果たしたあの時から始まっている。

さっき爆発的な力を発揮した時もボッキしていた。間違いない。

落ちるまでに残り約10秒はあるだろう。そこで思いついたのは、この短い時間でしこって射精をすること。だが、俺の息子は今萎えている。いかに最上級シコリストとはいえ、10秒以内に射精できるかと言われれば、答えは否だ。 

しかし、今の俺ならできる。今までの俺とは違うんだ。俺は今、誰よりも自分の息子を信じ、期待し、愛している。応えてくれ!息子よ!! 

地面に向かって落下を始めた刹那、俺は空気抵抗に逆らって萎えかけのちんぽを出し、

お気に入りのAV女優を思い浮かべて金玉を揉みほぐした。 

自身のスピードに伴い、亀頭に風があたる。その刺激の強さは、俺に自身の手を上下させることすら忘れさせた。今感じる全てが、俺に快感を与えてくれる。

そして俺はとうとう・・・ 

開始してわずか3秒、俺は翼を広げ発射した。例えるならば、この世界とセックスしているようだった。 

「あ、んん、んーー////] 俺は絶頂に至る。

俺はただただ、この世界が、心地よかった。

いや待て、これじゃ結局いつもの賢者タイムと同じじゃないか!

「ぶつかるっ、いや、死んでたまるかぁぁ!」  

俺が右腕に力を込めた途端に金玉が光りだし、全細胞が右腕に向かって力を届ける。

ぴききききん! 

衝突するその瞬間に力を地面に伝え、落下の衝撃を抑える! 

「くらえっっっ!!」 

俺は右腕から迸る全ての力を地面にぶつけた。

右腕の拳と廃墟が触れたその瞬間、凄まじい爆発が起こった。

その破壊力たるや、周囲300メートルを吹き飛ばす程だった。

「生きてる…!」

一瞬の出来事であったが、生死の境を脱した俺は大きくため息をついた。

しかし、まだ戦いに勝ったわけではない。

なんせ相手は変態サイコパス乳首だ。あいつはどこだ?あたりを見回しても、乳首の姿は見えない。

「上だよ。」

驚いて咄嗟に上を見ると、後ろからサイコパス乳首が顔を覗かせていた。

「うわっ」

落ちる寸前より怖い。背筋が凍る。

自分たちがいた山が小さく見える。この距離をどうやって移動したんだ。

「こんなピンチの状態でしこりだすとか、面白すぎるよ握くんw」 

何故笑っていられるのだろうか、頭のイカレ具合も、ここまで来ると尊敬できる。

「あ、あんたのせいで死んだと思ったぞ!このガン黒乳首!」  

流石に、怒りをあらわにした。乳首いじりは御法度みたいだ。

「Hey,you are mother fucker!?!?」 

何か英語を話したと思ったその瞬間、俺の目の前に黒い拳が現れた。

バキッ

早すぎる。10メートルほど吹き飛ばされた。

「hey, come on, fucking guy huh?」

どうやら完全に狂乱しているようだ。こいつ、最初に初心者のためのナンタラとか言ってなかったか?とはいえ、距離は取れた。さっきのパワーがあれば、やつに対抗できるかもしれない。

「うおおっ」

俺はやつ目掛けて走り出した。力もまだ腕に残っているのを感じる。

「くらえっっ」

力を込めて拳を繰り出した。が、その拳は虚しく空を切った。

うげっっ

自分の拳に目を奪われていた刹那、俺はやつの腹パンを喰らった。

俺は再び吹き飛ばされる。呼吸が難しくなってきた。

「ホントウハ、モットテカゲンシテヤルツモリダッタンダガネ」

なんでこいつカタコトなんだよ。いや、どうやら本当に乳首いじりが効いたらしい。

そして奴は、少し力んだ後にこう呟いた。

「TKB MAXIMUM」

その瞬間、やつの乳首が光り始め、どんどん血管が浮き出てくる。何かを発射しようとでも言うのか?

「安心しろ、握くん!これはあくまで試練なんだ!ただ、ガン黒乳首は許さない!」

開眼☆乳首☆波動(マキシマム☆TK☆ビーム)

服が破けて真っ黒な乳首が顕になった。図星というものは恐ろしい。そして、俺の息子めがけて波動のようなものを放出した。ものすごい力だ。四肢が全て削られていくのを感じた。

もちろん、俺はポックリ死んでしまった。

「聞こえているが分からないが、実は私はチクニストなんだ。きみがシコリストであるように、私は乳首を利用して力を操る。って聞こえないか。じゃあもう一つの秘密を言ったところで意味がないな」 

開眼☆乳首☆癒薬(マキシマム☆TK☆ビオラ) 



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