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作者: せと

ある街でとある連続事件が起こったそうだ。

話によると、若い人間が次々に殺されているようで。

また、その死んだ若者たちは揃って血がある程度取られていることから同じ犯人だろうと思われているようで

こう連続事件と言われたんだがな。

もう事件は解決しておるよ。だけどちょっとだけ話に付き合ってくれ。なぁに。そう長くはないさ


まず1人目の被害が出たのはたしか10月はじめ辺りだったはずだ。あの時は犯人も慣れていなかったんだろうな。まだ取られる血は少なかったよ。

そして2人目が11月はじめ。3人目は11月中旬。この辺りから連続殺人だと言われはじめたはずだよ。

4人目が11月の終わり頃だったかな。5人目が12月1日、6人目が同月3日だった。

犯人もさぞかし楽しかったんだろうなぁ。回数が増えるたびに頻度も抜かれる血の量も多くなっていったそうだ。

7人目は7日、8人目は10日、9.10人目が同時に15日に見つかったはずだ。全く恐ろしい事件だよ。

11人目は20日、そして次が最後が23日。これで連続殺人は終わりだった。けれどこの事件はここからがどうも面白い。来る日の24日、その街のイルミネーションがどうも以前までと違ったようだ。すこし黒っぽい感じがしたようでね。そこで気づいたんだ。それは血だとね。まぁそんなこんなで最後にサプライズがあってこの事件は終わったことだが、私は全く納得がいっていないのだよ。血でライトアップを照らす素晴らしい演出を思いつくのはいいが、血は新鮮で無ければ黒くなって汚くなってしまう。だから血を取るのははやくても12月23日からやるべきだったと思う。

血で染まるクリスマスはどれほど美しいことか。想像するだけで興奮するよ。ところで…クリスマスまであとどれくらいだい?準備をしなければならないからね。なんてことない。私からのささやかなプレゼントだよ。

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