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発症(4/4日目)

火曜日の朝7時。

ついに恐れていたことが起きてしまった。痛い、痛いっっ!!!!!!

腰じゃない、左足が痛すぎる!腰の痛みなどあっさり凌駕するほど左足全体が痛く、立ち上がることが全くできなくなっていた。

突き刺すような痛みが腰側から左足ももの測面に繋がって広がっていき、その痛みがふくらはぎ、左足先のすべてまで侵略していく。

なんだこれは、なんだこれは、なんだこれは。

こんな痛み、今まで一回も経験したことがないほど痛い!

なんだよ、立てない痛みなんて辛すぎるやろ、何でこんなに痛いのか全く見当がつかない。

と、とにかく湿布を、市販の痛み止めを。あー、全然効かん、アイスノンで冷やして痛みを麻痺させてやる!


こんな感じで、ついに痛みのピークがきてしまった。

後日談にはなるが、この時の私は痛みの原因に全く見当がついていなかった。

いろいろとネットで調べてはいたのだが、なぜかこの時の私は外的要因を疑っておらず、「腰 左足痛み」などで検索したら一発でヒットするであろうヘルニアを自分には関係ないと普通にスルーして、内的要因ばっかりを調べていた。

そこでヒットした病名が「閉塞性動脈硬化症」というものだった。

この病名をまとめたネットページを見つけたとき、天啓を受けたような衝撃だった。

自分の症状と全く同じ記載がされており、自分に起きてるのはこれしかない!と思い込むようになっていた。

人は痛みやらストレスやらで追い詰められているとき、盲目的になってしまうのだな、と思う。この原稿を書いている現時点の私は、何でこの病名だと思い込んでたのか全く理解ができていない。


とにかく、ようやく自分の体に起きている症状が病院に行かないと治らないものということを認識した日となった。

この日の仕事は休み休み、ごまかしごまかしをして何とかこなし、仕事が終わるとすぐに「閉塞性動脈硬化症」を検査できる病院を探していた。

最寄りにはなかったが、少し離れた内科に専用検査ができる病院を見つけたので、すぐに予約ページに行き、明日の午後に予約を行った。


これで自分の体に起きていることがわかる、そしてそれに対して痛みを緩和してもらえる治療をしてもらえる!という希望を抱くことができた。

ただ、痛みは止まるどころが常にピーク値をたたき出す状態となっていた。

冷やしてもごまかされず、湿布だろうが市販の痛み止めだろうが効くなんてことは全くなかった。

布団に入っても寝れず、どんな体勢になっても痛みが和らぐ体勢なんてなかった。

動くと痛い、座ると痛い、横になると痛い、何をしても痛い、そして立つこともできない。

体力も、精神もどんどん削られていき、前日のように疲れたら寝れるかな、と思っていたが、疲れて寝落ちすることも痛くてできなかった。。

結局この日は体力、精神の限界がきて20、30分気を失って、痛みで起こされて、また気を失って、痛みで起こされる。

こんな悪魔のループで夜が明けるのを待ち、明日の病院受診に一縷の望みを託すのだった。

痛み度。(MAX10です)


腰 :9

左足:10

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