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新たな『聖女』様

妄想の続きです。

王様たちから話を聞いて、お父様のこわい顔も少しは落ち着いた。とりあえず、新たな『聖女』様から話を聞こうとなり、アカリさんが呼びに行ってくれた。



新たな『聖女』様を迎える為に私たちは立ち上がって待っていたのだけれど、その『聖女』様はこの部屋に入るなり、突然、私に抱きついてきた。



「天涯孤独の神の愛し子~!私が来たからもう大丈夫だからね!私がついてるから!」



突然のことすぎて、誰も新たな『聖女』様についていけなくて身動きがとれなかった。まぁキースが動かないってことは大丈夫なんだろうけど。



…私が天涯孤独って、どういうことよ?



「…あの、『聖女』様。…その、娘が困惑してますので、とりあえず離れていただけませんか?」



突然抱きつかれて困惑しながら困っていると、お父様が『聖女』様に話しかけてくれた。



「ん?娘?……って!?オーランスじゃない!?神の愛し子のお父さんじゃない!?なんで一緒にいるの!?」



「…だから、この世界は現実って言ってるでしょ?違うこともあるわよ。あなたの世界のゲームというものじゃないの。まったく話を聞かずに飛び出すからこうなるのよ!」



もう一人、可愛らしい声がしたのでそちらに目をやると、小さな黒い猫があとをついてきていた。どうやら、その猫さんが喋ったらしい。



とりあえず私から離れてくれた『聖女』様を見ると、ピンク色のふわふわした髪の可愛らしい女の子だった。たぶん歳は同じぐらいに見える。



「…あの…あなたは?私が天涯孤独ってどういうことですか?」


「あ!ごめんなさい!私はひまり!夏菜陽茉莉っていいます!あなたの名前は?」


「私はユキリアと申します。ローザリー家の末っ子です」


「そこは知ってるの!神の愛し子はユキリアっていう名前なのね!ゲームだとランダムだから本人に聞かないとわからないの!あなたはすごい力を持ってるのよ!」



……なんか、わかんないけど、勢いがすごい…。これは王様もどうしたらいいかわかんないわね…。



「…あの、とりあえず落ち着いていただけませんか?」


「あなたが天涯孤独っていうのはね!あなたがすごい力を持ってるって知った家族があなたを黒髪の少年に任せて、孤独にしちゃうの!それもね!神の愛し子と少年から聞いてしまった家族たちがどう扱ったらいいかどう接したらいいかわからなくて孤独にさせちゃってるだけなの!愛はあったのよ!?」



……全然、話を聞いてくれない。マシンガントークだわ。



私が困っていると黒い影がこの子目掛けてとんできた。



「だから!落ち着けって言ってるでしょ!!」

「ぐえっ!」



黒い影はどうやら一緒に来た黒猫さんのようで綺麗な飛び蹴りが可愛らしい女の子の横顔にクリーンヒットして、美少女らしからぬ声と共に『聖女』様は私の前で倒れた。




……なんだこの茶番は?


誤字、脱字、読みにくいなどたくさんあったと思います。すみません。

読んでくれた方に感謝を。

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