私も洗ってみよう
妄想の続きです。
私はしょぼんとしているロウガを慰める為にロウガに近付いて撫でようとしたらロウガの上に水が降ってきた。私は驚いたけど、器用にロウガだけ水にかかったのでキースがやったんだろうとキースを見る。
「ユキリア様。ロウガは今、物凄く熱いですので触られては火傷してしまいます」
………やっぱタクスの魔法は熱すぎるのね。
「おいキース。また濡れたじゃねーか。俺、もう疲れたから嫌だぜ?」
「そうですね。タクス様は勉強の時間ですので私が乾かしておきます」
みんなは毎日、夕御飯を食べた後に少し休んだら勉強の時間になっている。私はみんなが狩りに行っている間に勉強してるんだけどね。
「やっぱり俺、元気だ!俺が乾かすよ!」
「私のせいで濡れちゃったから私が乾かすわ。私はみんな狩りに行っている間に勉強してるもの。キースもみんなの勉強見てあげて?」
「いやー、俺、元気なんだけどー。まぁキースが乾かしてくれるならキースにお願いしたらいいんじゃね?俺らだけで勉強できるぞ?」
キースの勉強はスパルタだからタクスは嫌なようだ。
「では、ユキリア様にお願いしまして勉強しましょうか。一応、リオスたちを護衛にさせますね」
そう言うとリオスが外に出てきた。ライが念話で伝えたらしい。キースはリオスが来たことを確認すると、タクスを連れて中に入っていった。タクスは諦めたようだけど、肩を落としながら家に入って行った。
私はさっそく、ロウガを乾かしている。
「やっぱユキリア様がいいよー。とっても気持ちいい」
「ずるいなー。僕もユキリアにしてもらえるなら洗われてもよかったのに」
「ぷきゅー!」
「ハクトも乾かしてもらったの?ずるいよー」
ロウガとリオスはハクトと意志疎通が出来るらしい。たぶんキースもできるんだろうな。
「リオスも洗う?温風魔法ができたから、たぶんお湯もできると思うわ」
「ユキリアに洗ってもらえるのなら喜んで洗ってもらうよ!」
こうしてリオスも結局洗うことになった。石鹸はロウガを乾かしている間にリオスが家から持ってきていた。
私はまず水の塊を宙に浮かせて、そこに火魔法で調節した。
「こんなもんでどうかしら?リオス、ちょっとお湯加減みてみて」
そうリオスに言うと、リオスは飛んでお湯の塊に頭をつっこんだ。
………リオス……一応、手あるよね?……これが物凄く熱かったらどうするのよ…?
「ぼっぼびぶぼぼびばぶびべぼばびぼーぶ」
……顔突っ込んだまま言われても、何言ってるのかさっぱりわかんないわ。
ーーー〈ちょっといつもより熱いけど大丈夫だって〉ーーー
………ライ、通訳ありがとう。
「ぷはっ、僕、このくらいの温度が好きだなー。いつもぬるかったんだよね」
私も試しに手をつっこんでみたけど、ちょっと熱いかなぐらいで外だからちょうど良さそうだ。
私はさっそくレナスがしていたようにリオスを洗って、乾かしてあげた。心なしかリオスがツヤツヤしていた。
私たちはリオスを洗い終わったので家の中に戻った。
「ユキリア様、遅かったですね。そんなに乾かされるの時間かかりましたか?あぁ、リオスも洗って下さったのですね」
「どうしてリオスも洗ったってわかるの?」
「すごく毛並みが良くなっていますから一目でわかりますよ。やはりユキリア様は水を出す時に無意識で聖力も出ているようですので」
「僕の体力が回復したのはそういうことだったのかー。ユキリアに洗ってもらったから幸福度がましたからだと思った」
「リオスもまだまだですね。それくらい気付けないといけませんよ」
……私、水魔法使うと聖力出てたんだ。気を付けよ。だから魔物に水魔法あまり効かなかったんだ。攻撃と同時に回復してたんだ。……何、その拷問…。水魔法効かないから連発することあったけど、攻撃されて回復してって、痛みだけ続くやつやん。……キース、なんで教えてくれなかったんだろ。…まぁ、なんか怖いから聞かないでおこ…。
ーーー〈あ!〉ーーー
……また、ライ伝えたのね。
「ユキリア様はわざとやっておられるのかと思っていました。傷付けずに跪かせているのかと。良い拷問方法だと思っていましたのですが無自覚だったのですね」
「……なんか、想像しただけでもすげー怖いな…」
みんな聞きながら勉強してたけど、タクスがぼそっとそう言うと必死に勉強し出した。他の2人もさっきより真剣な顔つきで勉強している。
………私、そんなことみんなにはしないよ?…ってか、これからは水魔法、気を付けるよ?
誤字、脱字、読みにくいなどたくさんあったと思います。すみません。
読んでくれた方に感謝を。




