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ボアカツ

妄想の続きです。

私は家の中に入るとさっそく料理をし出した。



冷蔵庫からお肉を取り出す。この世界では冷蔵魔道具として冷蔵庫が存在している。まぁ、貴族ぐらいしか持ってないんだけどね。



そして、キースにもらったパンをおろし器で粉にしていく。おろし器は、前、お父様に説明して鍛冶屋で作ってもらったのだ。この世界のパンは硬いのだ。だいたいパンはスープなどにつけて食べるのが一般的だ。タクスはそのまま食べてるけど。



…今度パンでも作ろうかな?ノエルが果物植え出したから果物もたくさんあるし。



ノエルは神聖樹を植えてから果物の木も植え出したのだ。神聖樹はまだ普通の木よりちょっとだけ大きいかな?というぐらいまでしか成長していないけど、最初の成長が早すぎただけで、これでも成長が早いとキースが言っていた。



そんなことを考えながらパンをパン粉にしていた。



途中でうわー!とか熱いー!とかの悲鳴が聞こえた気がしたけど、気のせいかな?



次にお肉をちょうどいい厚みに切って、塩コショウを振り掛ける。小麦粉をまぶし、卵を溶いてお肉をつけて、パン粉をつけて、揚げる。とっても簡単だ。

卵もなぜかケースを私の鞄の中に戻すとまた増えているのでなくならない。常に10個はあるのだ。牛乳も入れ物が瓶に変わっていたけど空にしても瓶を鞄に戻すとまた牛乳が入った状態に戻る。もうほんとにチートだ。



私は揚げながら、サラダとスープも作りだした。サラダはうちの野菜を切るだけだけど。ドレッシングも手作りで酸味の強い果物の果汁とオリーブオイル、しょうゆと少しの砂糖を合わせて作っている。この世界、サラダは何も付けずに食べるのが普通なんだけど、自分で作るようになったらドレッシングもほしいよね。ドレッシングもほんと好評であまり野菜を食べないタクスもドレッシングがあるとよく食べるのだ。



スープは味噌スープにした。味噌などこの国にないから私しか作れない。初めて作った時はみんな色に驚いて食べるの渋っていたけど、食べてみたら凄く美味しかったようで、これも好評だ。



……あとはご飯があったらなぁー。



ちょうど出来上がった頃にみんなが家の中に入ってきた。


ロウガを見ると、所々の毛がチリチリになっていた。



……何があったんだろ?大丈夫かな?



「疲れたし、早くユキリアの飯食べたい!」



「ちょうど出来たところだから、すぐ食べれるわ。運ぶの手伝ってくれる?」



「ユキリア様ありがとうございます!あとは私がやりますのでユキリア様は座って待ってて下さい!」



「あとは盛り付けて運ぶだけだから私するよ?レナスも疲れたでしょ?」



「大丈夫です!ユキリア様の美味しいご飯が食べれるんですから元気にもなります!」



レナスの気迫に負けて、私は大人しく待つことにした。レナスとは反対にロウガたちがぐったりしていたので私はその3匹を撫でながら待っていた。



レナスが料理を運んでくると、みんなはテーブルに着き、いただきますと手を合わせて食べ始めた。うちではもういただきますが普通になっているのだ。



ロウガたちにもちゃんと作ったので食べている。ハクトは普段はお肉を食べないのだけど、なぜか私が作ったものだけ食べるのだ。サラダはドレッシングなしだけど。前にキースにハクトもお肉食べて大丈夫なのかと聞いたら、魔物は好き嫌いはあるものの、基本雑食なので大丈夫ということだった。ロウガは私が作ったものとは別に生肉も食べているし、リオスは大量の野菜も食べている。この子たちがいるから大量に食料がいるのだ。



「やっぱユキリアの作る飯は最高だな!このソースがボアカツにかけるとすげーうまいんだ!おかわりあるか?」



「タクスもう食べたの?タクスが一番量多かったのに」



「まだミソスープは残ってますが、ボアカツはないです」



「じゃあ、ミソスープとパンでいいやー。キース、まだパンあるか?」



「一応ありますが、このペースではあと3日分ぐらいあるかないかぐらいしかありませんね」



………うん。やっぱりパン作った方がよさそうね。



「この街にはパン屋さんはなさそうだし、困ったね。また転移魔法具で帰ってパン作ってもらいに行こうか」



「そうね。その時に畑で果物たくさんもらってくるわ。パン作るのに必要なの」



「ユキリア様はパンも作れるのですか!?」



「時間かかるけどたぶん作れると思うわ。前世の記憶だから、この世界とは別のパンになるかもしれないけど」



「ユキリアちゃんはすごいね。僕、楽しみだよ!」



「作るときはぜひ私もご一緒させてください!」



「わかったわ。酵母を作るのは砂糖がいるから私いる時しか作れないけどパンは誰でも作れるから酵母ができたら一緒に作りましょ」



「コウボとはなんだ?」



「うーん、パンをふっくらとさせる素のことなんだけどね。なんて言えばいいのかな?」



「よくわかんないからいいや。俺、料理しないし」



「僕たちもちょっとはお手伝いしようよ、タクス。いつもユキリアちゃんにお願いしてばっかだよ?」



「アル、いいのよ。タクスとアルには解体お願いしてるもの。それに私、料理作るの好きなの」



「ユキリアちゃんがそう言ってくれるならいいんだけど。僕も手伝えることあったら言ってね?」



「ありがとうね。アル」



……ほんと、アルは優しいよね。いつも気遣ってくれるし。アルは将来、いい旦那さんになるね…!…


誤字、脱字、読みにくいなどたくさんあったと思います。すみません。

読んでくれた方に感謝を。

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