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エアーガン

妄想の続きです。

私たちはまた自分たちの家に帰って生活していた。タクスはまずスモールラビットから戦い慣れていきたいと言っていたけど、私はハクトがいることもあって、スモールラビットとは戦いたくなかった。だから、私は街でお留守番していることが多かった。



スモールラビットのお肉は一般的だけど美味しくて、タクスたちはちゃんと捌いてお肉の状態にしてから持って帰ってきてくれるので、私が料理番をすることも多かった。まぁ、私には簡単調味料が無限にあるからね。



私の料理はみんな美味しいとたくさん食べてくれる。初めて作った時はレナスが泣きながら感動していて、なぜか参りました。と敗北宣言してた。



……私の料理は申し訳ないけどチートだからね?



タクスたちがスモールラビットやスモールラクーンに慣れてきて、もう少し森の奥で狩ってみると言うのでそれは私も一緒に行った。もちろん、聖力は止めている。

そこにはスモールボアやスモールディアという魔物がいた。



私はやっぱり近くで傷付けることができずに苦労していた。私の武器は短剣だから、攻撃するとはっきりと傷口が見えるし、攻撃した時の鳴き声を近くで聞いてしまうから、魔物でもかわいそうと思ってしまうのだ。



「困りましたね。やはりユキリア様は優しすぎます。魔物は魔物なので殺しても大丈夫なのですよ?」



「ユキリアちゃんだからね。近付くとどうしても生き物と思っちゃうんだよね」



「うん。遠くから魔法を打つのはできるんだけど、それだと余計なとこまで傷付けちゃうから買い取り値が下がっちゃうよね」



「ユキリア、ビッグボアの時みたいに短剣投げたらどうだ?」



「短剣は2個しかないし、あれはビッグボアが大きかったから目だけに当たったけどスモールボアとかは小さいから狙っても余計なとこまで傷付いちゃうよ」


「短剣より小さい剣はなかなかないです。オーダーメイドしてたらお金がいくらあっても足りないと思います」



「レナスがそう言うんだったらそうなんだろなー。うーん」



……何かこう、銃みたいな武器がこの世界にもあればいいのに…。……ん?…銃みたいな…?…。



何か閃いた気がした。



「ちょっとできるかわかんないけど、試してみる!」



私はそう言うと土魔法で小さな球を作った。



「そんな小さいもんでどうするんだ。投げても傷すらつかねーぞ?」



私は手のひらに乗せると風魔法で勢いよく飛ばした。



「…消えた?」



皆には速すぎて見えなかったようだ。



「…さすがユキリア様ですね。その勢いだと当たれば致命傷を与えることもできそうですね」



「キースは何か見えたのか?」



「そうですね。球を勢いよく飛ばされたと言えばいいのでしょうか?ユキリア様もう一度できますか?タクス様たちは目に身体強化して見て下さい」



身体強化はタクスほどではないが、アルもレナスも鍛えられてできるようになっているのだ。



私は今度は土魔法で作った球を宙に浮かせてから、風魔法で勢いよく飛ばした。木を狙ったのでパァン!と音がなって木に穴が空いた。



「ユキリアすげー!なんかカッケーな!」



「そんな魔法の使い方があるなんて、さすがユキリアちゃんだね!ユキリアちゃんしかできないだろうけど」



「私にはよくわかりませんでした。ギリギリ目で追うことができたように思いますが、気が付いたら木に穴が空いてます」



「レナスはもうちょっと鍛えなければいけませんね」



「これをもうちょっと練習したらちゃんとできると思うの!」



「そうですね。この方法はかなり集中力を使うでしょうし、咄嗟にできませんとユキリア様の身の危険が心配ですね」




その日から私は素早くできるように特訓した。まだ実戦はできないので私だけ木を狙い続けていた。私が特訓している間はタクスとアル、レナスは3人で狩りに行ってもらった。スモールボアやスモールディアぐらいなら3人で余裕で倒せるとキースにお墨付きをもらったからだ。



案の定、3人は1人で1体倒せるようになっていた。私は球を宙に浮かせるより、指の前に球を浮かせた方が狙いやすいことが分かり、手を指鉄砲の形にして練習していた。そして、一瞬で球を作り出すことができるようになり、ヒラヒラと落ちてくる葉を狙い撃ちもできるようになった。




………できた!その名もエアーガン!



誤字、脱字、読みにくいなどたくさんあったと思います。

読んでくれた方に感謝を。

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