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冒険者ギルド

妄想の続きです。

私たちは冒険者ギルドの受付嬢に話しかけた。



「森の方はどうでしたか?初めて行かれたのですよね?」



「ビッグボアにあった」



「まぁ!それは恐かったでしょう。皆様無事に逃げて帰ってこれてよかったです」



「…倒しちゃったんだよね」



「……倒された?皆様はまだDランクでしたよね?……証は?」



「わかんなかったから丸ごと持ってきた」



受付嬢はぽかんとしていた。



「少々、お待ちください。ギルド長を呼んできます」



受付嬢はギルド長を呼んできた。とりあえず、別部屋に来いと言われ私たちは付いていった。



「ビッグボアを倒しただって?…はぁ、お前たちはランスの息子たちだったな?」



「父上を知っているのか!?」



「あぁ。その時ぐらいから俺はギルド長やってるからな。まだビッグボアでよかったよ。お前らはまだ12歳だもんな。お前の父はいきなりBランクの魔物持ってきたからな。それで?外においてあるのか?」



「ううん。持ってるの」



「はぁ、お前らは一応貴族だからなぁ。魔法具付鞄か。ランスはなんちゅうもん子供たちに持たせてるんだ。魔物じゃなくて盗賊にも狙われてしまうじゃねーか。絶対誰にも言うなよ。それで、出してくれるか?」



キースは小さな鞄から出すふりをして、倒したビッグボアを出した。



「兄も一緒だったか。なぜ気付かなかった?兄さんは気配消すのうまいな。ってことは兄さんが倒したのか?」



「いえ、私は兄ではなく、執事です。倒されたのはこの子たちですよ。私は見守っていただけですので」



「ははっ、執事か!ランスのところだ、何でもありだろ。何人か腕利きの冒険者連れて行かれたしな。どうせお前も相当なんだろ?このビッグボアもこの子たちが倒さなかったらお前が倒していたんだろ?」



「……何とも言えませんね。この子たちが倒せるようにサポートはしたと思いますが」



「まぁいいや。お前たちのことは俺が庇護してやる。あまり無茶するなよ」



ギルド長はそう言うと倒したビッグボアを見始めた。



「うん。多少傷付いているが、傷も綺麗だし、これなら良い値で買いとることができるな。ランスが連れてくるものはズタボロが多かったからな」



………お父様はどんな戦い方してたのかしら?



「叔父様はどんな戦い方してたんですか?」



アルも疑問に思ったのか聞いていた。



「知らん。一度聞いてみたがその時はマーリア様がでっかいこん棒持ってたから聞くのをやめた。真っ黒焦げになって何の魔物かわからないものを持ってきた時は苦労したぞ」



………何となく、わかりました。



「こいつの肉はどうする?ビッグボアの肉は高く売れるがうまいからな。持ってかえるか?」



「お肉ほしい!」



「ははっ、こんな可愛い嬢ちゃんでも食い気多いとランスも安心だな!」



……ギルド長、どういう意味かしら?女だってお肉は好きですよ?野菜ばっかじゃないですよ?この世界は男の理想押し付けすぎなのよ……。

…なぜかうちの周りは違うけど、一般的にはお淑やかに教育されるってお姉様が言ってたもん。



「それなら解体もやってみるか?冒険者やるなら途中でさばいて食べることもあるだろう」



「そうですね。それは覚えておいた方がいいですね。学校で習ってはいますが実際とは違うでしょうし」



「だいたいのやつがギルドで習っていくからな。いきなりこんなでかいのをやるやつはいないが」



「ユキリアちゃんはいいよ。解体は僕たちでしよう?タクス」



「そうだな。ユキリアは苦手そうだからな」



………なんて良い子たち!すっごい嫌だったんだよね。たぶんやったらお肉食べれなくなっちゃう。



「そうですね。ではその間、レナス、ユキリア様を頼みましたよ」



「もちろんです!」



こうして、私はアルとタクスの優しさに甘え、レナスと一緒に今、住んでいる家に帰った。



今、住んでいる家はお父様が元廃墟を買い取って、建て替えてくれたのだ。この場所は昔、魔物が大量に発生した時に襲われて以来、誰も近付かず、そこそこの広さだったのでちょうどよかったらしい。

その廃墟を崩し、少し大きめのお家とすごく大きな体育館(床はそのまま土)みたいな施設を建ててくれていた。その施設があると訓練もできるし、ロウガやハクトはもちろん、リオスも一緒に住めるだろうというお父様の優しさだった。



誤字、脱字、読みにくいなどたくさんあったと思います。すみません。

読んでくれた方に感謝を。

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