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灰色のうさぎ

妄想の続きです。

城に戻ってくると、お父様は見たドラゴンのことを報告する、と、王様のところに行っていた。けど、探しても見つからないと戻ってきた。



私たちはとりあえずアカリさんの様子を伺う為にアカリさんの寝室を訪れた。



そこに王様がいた。王都中や城の中の人たちがドラゴンが現れて王都がものすごい光に包まれたことに騒いでいるのに。



アカリさんがベッドの上で、助けてーと目で訴えてくる。

お父様は報告がある、と、王様を連れ出していた。男性陣皆で話をする!と殿下2人も連れ出してくれた。キースだけがこそっと残った。



「アカリさん、ごめんなさい。私が余計なことしようとしたから」



「ううん!大丈夫だよ。私の名演技見てくれた?まぁその後、大変だったけどディオの心配性は慣れてるから大丈夫だよ。いつもちょっと咳しただけで、ベッド行きだからね」



……何それ、……大変そう……。



「…名演技ってアカリ何したの?ランスに急に連れて来られて、私たちもよくわかってないのよ」



「このうさぎ?は?またユキリア何かしたの?」



タクスはお姉様に渡して行ったようだ。



「その子は私じゃないの!だから抱っこできないの!」



私は抱っこしたいのに止められてるから不貞腐れていた。



私が説明しますね。とキースが全て説明してくれた。もちろん、口裏を合わせた内容も説明したので、みんながそっちを聞いたことにするようにと、口裏を合わせた。



「ユキちゃん大変だったね。あとは私に任せてね!あのトゲは私にしか見つけられないってことにするから、また調査に付いて行って、消えたことを証明するから!」



「アカリ、この子の為に本当にありがとう」



「大事なマリーの子供だし、私はユキちゃんは自由の方がいいって感じするから!その方が面白い話も聞けるしね!ハクトちゃんに、ライちゃんもいるし、ロウガちゃんが増えたと思ったら、またうさちゃん連れてるし!」



「この子は私じゃないのにー」



「ふふふっ、ごめんね。ねぇ!その子、私も抱っこしていいかな?」



アカリさんがそう言ったのでお姉様はアカリさんに灰色うさちゃんを渡していた。



「ふふっ、良い子ね。とっても可愛い!……私もほしいなぁ」



そうアカリさんが呟くと、灰色うさぎが少し光って、すぐおさまった。



「あれ?今、光った?」



「わたくしも光ったように見えたけど、気のせいだったかしら?」



ーーー《アカリ契約したみたいだぞ。》ーーー



「え?…え?…どういうこと?…私にはそんな力ないんだよね?」



「おそらく、ユキリア様の近くにいることでアカリ様も少し力が強まったのかもしれませんね。一時的なものかもしれませんが。それに契約とは本来、一方通行ではなりたたないので、弱い魔物ですし、アカリ様の思いに応えたのでしょう」



「え?じゃあ、私、この子飼ってもいいの?」



「えぇ。ですが、元々弱かったようですし、浄化されたことで魔物だった時の力はなくなり、今はただのうさぎですよ?」



「いいの!その方がいいの!ハクトちゃんは可愛いけど、私にはもて余すだけだし。ほんとのうさちゃんの方がいいの!」



「アカリ、よかったわねぇ!」



「アカリさん!名前は!名前、何にする?」



「あ、そうだね!うーーーん、うさぎだから、ピョンキチ!」



アカリさんはそう名付けたけど、光ることはなかった。



………アカリさん?…ピョンキチって…。……ネーミングセンスが……。殿下たちは王様が名前考えたのね。…よかったね。



灰色うさぎ、改めてピョンキチは名前を気に入ったのか、アカリさんの顔をペロペロしている。



……よかったね?……名前、気に入ったみたいで……。

アカリさんが契約したから、私、もう触れないかな?…触りたいんだけど…。



「ねぇ、キース。私はずっと、ピョンキチ触れないのかな?」



「うーん、どうでしょう?契約できる者が2人も揃ったことがないはずなので分かりませんが、契約は主が死なない限り、書き換えられないと思いますので、触るぐらい大丈夫だと思うのですが」



「ユキちゃん!きっと大丈夫だよ!ねぇ?ピョンキチ?」



「ぶきゅ!」



「ほら!ピョンキチも大丈夫って!」



私はアカリさんに勧められて、恐る恐る触ってみた。けど何も起こらなかった。



「光ってない!よかった!ピョンキチ!あなたはアカリさんのモノよ!」



私は嬉しさの余り、そう言いながらワシャワシャすると、ちょっとピョンキチに嫌がられた。



誤字、脱字、読みにくいなどたくさんあったと思います。すみません。

読んでくれた方に感謝を。

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