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お城での暇つぶし

妄想の続きです。


次の日は暇だから、私はお兄様とキースと城の図書室で本を読んでた。



タクスは訓練場に行ってた。デレクもリュートも王様から許可が出たからタクスと一緒だ。お兄様はデレクが一緒なら大丈夫だろうと私と一緒なのだ。タクスにはエマも一緒だしね。



私たちは一通り、本読んで勉強して、図書室を後にした。



もうそろそろ、タクスたちを迎えに行こうと訓練場に向かった。



訓練場に着くと、エマも一緒に訓練していた。



……エマ?何してるの?……その着替えはいつ持ってきたの?



私たちが来たことに気が付いたエマが訓練をやめて、私たちのところにやってきた。



「あの、その、すみません。冒険者だったことを話しましたところ、ぜひともと誘われ、メイド服なので断ったのですが、女性騎士の方が服を貸すので、ぜひと…。少しのつもりだったのですが、やっている間に昔の血が騒ぎまして…。」



エマは言い訳のように説明してくれた。キースはそれを聞くとすごい笑顔でエマに話しかけた。



「そうでしたか。それなら、これからはエマさんも鬼ごっこ、ご一緒にどうですか?屋敷に帰った後の楽しみができましたね」



「これからはエマも一緒にできるなー!よかったな!ロウガ!ハクト!」



「わん!」「きゅ!」



さっきまで良い子にしてたロウガとハクトは目をキラキラさせてエマを見ていた。



「……オニ、ゴッコとは、何だ?…」



リュートは興味を示したようで聞いてきた。いつの間にかリュートとタクスは仲良くなっているみたいだった。



「リュートもきっと楽しいぞ!母上がリュートの母上に聞いてきた遊びみたいだけど、お城でやったら怒られそうだから、うちの屋敷に遊びに来いよ!」



「……わかった。…行く…」



「リュートが自ら行こうとするなんて珍しいね。僕からも父上にお願いしてあげるよ。そうしないと、たぶんお城から出してもらえないからね」



「そうだね。デレクもうちの屋敷には来たことないぐらいだからね。というか、うちの屋敷には誰も来たことないから、たぶん父上が来させないようにしているかもしれないけどね」



「えー!なんでだよ!」



タクスは不満をあらわにしてたけど、お兄様が笑顔のまま、タクスに圧をかけていた。タクスは何かを察したのか黙った。



……たぶん、私がいるからだよね…?…



そう思ったら、少ししょげた。



「私からもオーランス様に頼んでみましょう」



「キース、いいのか?」



「えぇ。このままではユキリア様のお友達も作れなくなりそうですし、良い機会じゃないですか」



キースはたぶん、この2人なら知られても大丈夫と判断したんだ。なんだか、ちょっと嬉しいな。



「やったなー!これでオニゴッコできるかもな!」



……あ、そうだったわ。鬼ごっこがメインだったわ…。…

……あれ?…キースはまさか、この2人も鍛えようとしてるの…?…



「オニゴッコはやめておいた方がいいんじゃないかな?一応、殿下たちだよ?」



「オニゴッコがどんなんかわからないけど、遊びでしょ?僕たちなら楽勝だよ!」



「…デレク、僕はやらないからね。覚悟しといた方がいいよ。キースが父上を説得してくれるなら、デレクたちが来るのは100%可能になるだろうからね」



「うちの父上も許可するかな?」



「父上はあぁ見えて、口が上手いよ。王陛下を説得するぐらい何とでもなさそうだからね」



「ラースの父上が説得してくれるなら大丈夫そうだね!アリアちゃんにも会いたいし、楽しみにしておくよ!」



「……俺も…楽しみだ。…」



………すっごく盛り上がってるけど、私は鬼ごっこしないからね……?……



私がキースを見ると、キースはすごくニコニコして私を見ていた。



………私は、しないからね?……



誤字、脱字、読みにくいなどあったらすみません。

読んでくれた方に感謝を。

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