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話し合いはよくそれる

妄想の続きです。

私たちはまたプライベートルームに移動した。



「今度は何があった?」



「何があったというわけではないが、少しずつ強い魔物が増えている。まだ都民に被害は出ていないがこれ以上強い魔物が出るようならお前たちの力を借りるかもしれない」



「どうしてお父様たちなのですか?」



「ユキリアには教えていないのか?ランスもマーリアも元A級冒険者だ。学校卒業した後も冒険者を続けると言うから爵位与えて魔森の番をさせたんだ。そうしないとこいつらはこの国に留まりそうになかったからな。爵位与えて、すぐにラースができたから留まるしかなかったみたいだがな」



……お父様たち、元冒険者なの?!……え?……学校は?……冒険者学校?……



「ユキちゃんも大きくなったら通うと思うけど、貴族学校は週3回通うだけでいいの。学級が上がったらテストさえクリアしたらテストの日以外、通わなくていいしね。だからマリーたち暇潰しに冒険者していたらしいの」



アカリさんがうまく向こうの世界の学校と比較して教えてくれた。



「やったぜー!それなら何にも気にしなくても冒険者できるんだな!父上もそうだったんだもんな!」



タクスは喜んでいる。

……タクスも貴族だからと抑え気味になっていたもんね。



「はぁ、こうなると思ったから、ユキリアとタクスには教えてなかったんだ。ディオ、いらんことしてくれたな」



「そうだったのか、すまん。タクスはお前の子だからな。お前も大人になったものだな」



「元冒険者だったことアリアに教えたら私もなりたいって大変だったのよ。まだ小さかったから、あなたは貴族だからって説得したらなぜかおさまったのだけれど、タクスはそうはいかないこと目に見えていたわ」



……お姉様?……そんな血気盛んな子供だったの…?



「こほんっ」



キースが話が進まないと催促するように咳払いをした。



「話がそれてしまったな。王都はなぜそんなに魔物が出だしたんだ?」



「それはわからない。アカリもいるのに王都だけ出ているみたいだ。王都の近くにも森があるが魔森ほどの大きさでもないしな。魔物が一ヵ所から湧いて出てくるわけでもなさそうなんだ」



「私の力が弱まっているわけじゃないってアルちゃんは言うんだけど」



「当たり前だ。アカリがいるから城には一切来ん」



「だから、私が魔物が出たとこに行くって言うんだけど、」



「駄目だ。アカリに何かあったらどうする」



「ってな感じでディオが城から出してくれないの」



……王様、アカリさんのこと大好きすぎでしょ……。…



「アルちゃんは私じゃなくて神聖樹の方に原因があるんじゃないかって」



「何。それは本当か?どうして言わなかった」



「アルちゃんが神聖樹なら私も一緒に行った方がいいって。でも、ディオに言っても連れてってくれないでしょ?」



王様は黙った。



「それなら俺たちも一緒ならどうだ?俺たちがいればアカリに対する心配も少しは薄まるだろ?ディオはアカリに付いていたらいいし」



「子供たちはどうする」



「俺とマリーの子供だぞ?まだ俺たちほどではないはずだけど、馬鹿みたいに強いぞ?お前も騎士たちに聞いただろ?なんなら、お前の子も相当らしいぞ?」



「お前たち、いつの間に」



「ラースが鍛えてるって知ってから僕も負けてられないなーって。ラースは弱かったユキリアちゃんを守らなきゃって鍛え始めたみたいだったけど。リュートは僕の真似してたからね」



「……父上に内緒だったのか……」



「城の騎士たちに口止めしてたからね。リュートも幼い時から鍛えてたから、父上に言ったら止められてたんだよ?父上はこう見えて心配性だからね」



「…それは、見たらわかる…。…でも、母上にだけかと…」



「リュート、気付いてないかもしれないけど、父上は僕たちのこと大好きだよ?小さい頃から危ないことは全部禁止されてたんだよ」



「当たり前だ。何かあったらどうする」



「ね?父上は過保護なんだ。でも、僕かリュートがそのうち王を継ぐなら弱いままだと困るでしょ?父上だって相当強いの知ってるんだよ?」



「それはまだ俺が子供の頃は魔物が多かったからだ。今はアカリがいるから、その必要はない」



「ディオは過保護すぎなぐらい、過保護だな。ディオの気持ちはわかるけど、もうちょっと自由にさせたらどうだ?自分の身ぐらい自分で守れないと、それこそ何かあった時に大変だろ?」



「……そうか。確かにそうだ。それはすまなかった」



「父上のその素直に非を認めるところ、僕は大好きだよ」



「……俺も……」



………なんて、この子たち良い子なの…!…



結局、皆で神聖樹を見に行くことになった。

お母様はお姉様がいるから屋敷に帰ったけど、私たちは泊まって、明後日にでも見に行こうとなった。 



なんで明日じゃないのか聞いたら、段取りなど話し合うことが多いって言ってて、明後日でも早い方なんだって。王様って大変ね。他の貴族とかもそうで、お父様がおかしいって言ってたけど。お父様は思い立ったらすぐ行動だからね。


誤字、脱字、読みにくいなどあったらすみません。

読んでくれた方に感謝を。

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