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模擬戦

妄想の続きです。

訓練が一通り終わると、タクスは模擬戦がしたいと言い出した。今日は私たちもいるし、タクスとお姉様が参加してるから軽くにしてくれてるみたいだったけど。



…タクス?ここはうちの屋敷じゃないんだよ…?…



お姉様まで言い出したので隊長さんが困っている。お姉様は自分がやりたいことは貫き通すので、お兄様はため息を吐きながら、怪我をしたら光魔法で治すので思いっきりしてあげてほしいとお願いしていた。



…お兄様、光魔法は内緒ではないのね…。



お兄様に聞くと1年くらい前にバレて王様と騎士の人は知っているけど、王様の計らいで大っぴらにはされてないんだと教えてくれた。



「それなら僕もやろうかな?アリアちゃんとユキリアちゃんにいいとこ見せたいし!」



「……俺もやる。」



「そうですか……デレク殿下とリュート殿下はいつものことなので大丈夫なのですが、アリア様に至っては女の子ですし…」



隊長さんが困り果てていたので、お兄様は僕もいますし、いつも屋敷では訓練しているから大丈夫です。と説得してくれて何とかやってくれることになった。



キースはというと、いつの間に出したのかわからないけど日傘を私にさして、ニコニコ見守っている感じだった。まるで成長の成果が楽しみです。って感じだ。



ローザリー家の子供と模擬戦ということで騎士たちが見学にと周りにたくさん集まっていた。



まずはタクスからということになり、キースはタクスに耳打ちで身体強化はなしです。って言ったのでタクスはえー!と不満そうだった。


騎士たちから剣を借りて戦い始めたけど、それでもいい勝負をしていた。タクスは結局負けてしまったけど、身体強化してたら勝ってたかも。まぁタクス相手だから騎士たちの中でも弱い者が相手だったんだろうけど。タクスはまだまだ訓練が必要だなー!とやる気を見せていた。




次はお姉様がすることになった。お姉様の相手はほんとにいいんですか?とどぎまぎしている。

お姉様は氷魔法で剣を作ると、先手必勝と斬りかかってた。


…お姉様、いつの間にそんな物作れるようになったんですか…?…


魔道騎士たちからは歓声が上がっていた。お姉様は相手がどぎまぎしていたこともあって、楽勝で勝っていた。

相手の人は隊長さんに、狙ってくるやつはどんなやつかわからないんだからどんな戦いでも油断するな!と怒られていた。


…うちの姉がすみません…。…




次は僕の番だねーとデレクが出てきた。騎士たちに剣を借りると顔つきが変わった。


…あっ、この人強い…。


戦い始めるとほんとに強かった。相手の剣を受け流し、素早く攻撃をする。しかも、相手の苦手そうなところを狙って。キースもこれはなかなかですね。と言っていた。

デレクは圧勝して戻ってくると、どう?惚れてくれた?と私とお姉様に聞いていた。


…うーん、このチャラささえなかったら格好いいのに…。…





次は俺だな…。とリュートが出てきた。リュートは隊長に剣を借りていた。


…騎士たちの剣とは何が違うんだろう…?……


私が疑問に思ったことは戦い始めるとすぐにわかった。剣に炎を纏わせているのだ。リュートは相手に突っ込むと、相手は剣で受け止めたが、その瞬間、爆発して相手がぶっ飛んで、リュートが勝った。


キースはこんな戦い方もありましたか。と感心しているけど、私は衝撃が強すぎて相手の人が心配になった。

相手の人は慣れているのか、殿下それはずるいですよーと起き上がってきたので安心して胸を撫で下ろす。

リュートは俺も良いとこ見せたかった。とぼそっと言っていた。


…何だろう、クールな人のそゆとこ見ると可愛く見えて、キュンとしちゃうね…。…





お兄様にユキリアはいい?って聞かれたけど、私、身体強化しないと弱いよ…。そんな私を見て、キースは軽くなら身体強化使ってもいいので、と短剣を2つ渡してきた。私の戦い方はアサシンみたいな戦い方なのだ。


……キースって、私の守護者なんだよね…?……いくら模擬戦といえ、主のこと差し出すってどうなの…?!…


私は仕方なくハクトをキースに渡して短剣をもらうと、隊長さんは、ユキリア様もですかとおろおろしている。


…当たり前だよね。6歳の女の子が模擬戦なんてやるわけないんだし…。


隊長さんは仕方ない、と、一番弱そうなまだ若い人を相手に選んできた。しかし、キースが隊長さんに耳打ちしている。


…キースは何を言っているんだろ…。また無茶言ってるんだろうな…このスパルタめ…!…今日は動くからとキュロット的なの履いててよかったよ。


隊長さんはキースに言われて、渋っていたけど、ちょうど真ん中ぐらいの強さの人に指名をかえていた。まだ若いが引き締まった体でなかなか強そうだ。


私は軽く身体強化をすると、隊長さんの始め!という掛け声と共に地面を蹴った。相手はうわっ!って言いながら目の前で受け止めている。私は受け止められたので軽く相手の剣を押して後ろに下がると、今度は相手のところまでダッシュした。そして、直前で急ブレーキし、相手の目の高さまで垂直にジャンプする。すると、相手はそこで受け止めようと構えるので、私は隙ができた、と素早くスタっと降りて足払いをし、相手を倒すと首もとに短剣を当てた。


そこまで!という隊長さんの声で終わり、私が勝った。

私がふぅっと振り返ると騎士たちからは歓声が上がっている。

キースはよく出来ました。と終始、笑顔だった。



「やはりローザリー家の皆様はラーティス様だけでなく兄妹みな様お強いですね!」



隊長さんはお城の騎士たちにも指導してほしいぐらいです。と言っていた。



…うちには、スパルタ鬼教官がいますのでね…。…



「アリアちゃんもユキリアちゃんも強いねー!」


「…俺も、負けてられないな…」


「ユキリア!また強くなったのか!くそー!」



……いやいや、あなたたちのが強いよ?…タクスなんて身体強化使ったら勝てるわけないじゃん!…いつも負けてるんだから…!…



今日は疲れたので、もう用意された部屋で休むことにした。タクスは昼食を食べた後、また訓練場に行っていたけど。


私はまたお母様たちと女子会をして楽しんだ。


誤字、脱字、読みにくいなどあったらすみません。

読んでくれた方に感謝を。

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