自己紹介
妄想の続きです
皆で楽しく会話していると、ノックの音が聞こえた。
「アカリ、今、いいか?」
…王様の声だ。あ、国王陛下ってなんか長いし、王様にかえた。心の中だけだしね。
王様は入ってくることをせず、きちんと部屋の外で待ってるなんて紳士的だわ。
…お父様もタクスもいきなり入ってくるからね。…お兄様ぐらいだわ。
「ディオの声だわ。ライちゃん隠れて!」
アカリさんは小声でそう言うと、ドアのところまで行く。ライはさっと私の中に入った。アカリさんはライが消えたことを確認すると、王様含めお父様たち皆を入れた。見たことない少年2人も一緒だ。
タクスは部屋を見て、すげー!って言っていた。
タクスはこんなにたくさんの絵なんて見たことないもんね。
「どうしたの?」
「だいぶ花を咲かせていたみたいだな。もう夕食の時間だぞ?」
「もうそんな時間なの?…あれ?デレクとリュートも一緒なの?」
「あぁ、デレクとリュートも良い勉強になるだろうと話し合いに参加させていた。それにユキリアに紹介していないからな。ここまで一緒に連れてきた」
「そうよね!ユキちゃん、こっちが長男のデレクリアンでこっちが次男のアンドリュート。リュートはユキちゃんと同い年だし、仲良くしてあげてね!」
アカリさんが2人を紹介してくれる。
…アカリさん見た目メッチャ若いから忘れてたけど、二児の母だったわ…。
デレクの方は王様と一緒の金髪だけど、リュートの方は黒に金のメッシュが入ったような髪色をしていた。どっちも王様に似ていてイケメンだけど、デレクはアカリさんにも似てるかな?可愛い感じだ。リュートはそのまま王様を幼くした感じ。
「初めまして!ユキリアちゃん!こんな可愛い子と知り合えるなんて僕は幸せだよ!」
「……デレク?」
お兄様は笑顔のままだけど、なんか怖い。
…お兄様、ちょっとキースに似てきた…?…
「…アンドリュートだ…」
2人とも自己紹介をしてくれたので私も自己紹介をした。
……うん。…どっちも個性的だわ…。…
「ちょっと王都のこと気になるから、しばらく滞在しようと思うんだけど、マリーたちはどうしたい?」
「あら?しばらく屋敷を空けて大丈夫なのかしら?」
「今なら大丈夫だと思うんだけど一応セシルに任せようと思っているんだ。そこまで長期滞在するつもりもないしね」
…お泊まり会!…楽しそう!
「お泊まりしたい!」
「ユキリアはよっぽど楽しかったんだね。マリーとアリアはどうする?」
「ユキリアが泊まるならわたくしたちも泊まるわ。ねぇ、アリア」
「ええー!それじゃあ、俺、帰れないじゃん!1人なら一緒にいろって父上に言われたんだよ」
「あら?そうなの?それじゃあ、私は帰るわ。タクスは訓練したいんでしょ?」
お姉様の計らいにタクスは喜んでいる。
…たぶん、お姉様も訓練したいんだろうな…。
お姉様は畑も見ておくから安心して。と言って、セシル、お姉様、タクスは帰った。
夕食は堅苦しいのもなんだからとプライベートルームに準備してくれて、和気あいあいと食べた。
「ねぇディオ、私の寝室にマリーとユキちゃんのベッド、用意できないかな?」
「ん?一緒に寝たいのか?昔みたいだな」
「せっかくマリーもユキちゃんもいるんだもん。パジャマパーティーしたいの」
「ぱじゃまぱーてぃーとは何ですか?」
「あぁ、すまない。ラースとユキリアはわからない言葉だな。アカリは聖女だから度々わからない単語が出るんだ。確かパジャマパーティーとは女子だけでするお泊まり会と言っていた。昔はよく一緒の城に住んでいるのにアカリとマリーはパジャマパーティーの日と言って、一緒の部屋に寝ていたな」
…ごめんなさい、王様。…私は分かりますー…。
…パジャマパーティーとか久々だわ!…楽しそう!
「マリーはそれでいいだろうが、ユキリアもいいのか?」
「はい!私も一緒に寝たいです!」
「ユキリアもだいぶアカリに懐いたんだな。さすがは俺のアカリだ」
……王様、惚気ですか…?…うん。今のでわかったわ。…王様、メッチャアカリさんのこと好きなんだ…。…
こうして、私たちはアカリさんの寝室でパジャマパーティーをすることになった。
あ、私の昔の荷物はまたキースが隠してくれてたよ?…どこにかはわからないけど…。
誤字、脱字、読みにくいなどあったらすみません。
読んでくれた方に感謝を。




