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おっさんの右腕  作者: 書込監視保安委員長
5/6

オーク編

早くもネタがつきそうです。もう投稿しちゃえ(一気に投稿することを諦めた模様)

「今回はオークだ。」



おっさんから今日の仕事のメニューを聞かされる。


前回でどんなものか感覚は掴めたから大丈夫だろう。ちなみに朝ごはんは、卵かけご飯と卵焼きだった。


おっさん曰く、「卵が安かった。ちょっと買いすぎた。」らしい。


美味いし良いが。主夫(神)ってパワーワードだな。

ついでにオタクでもあるが。



すぐに思考が逸れるのが私の悪い癖だな。

話を戻そう。



「オークはどれぐらいの強さにするんだ?

ゴブリンと並んで、雑魚キャラの筆頭感はあるが。」


これはどうするのか気になる。

昨日ボッコボコに倒したゴブリンは一応最弱だし、私のような初心者が蹴り倒せるぐらいだからな。



あと、オークは女の人を連れ去ってピーーーーーー

とかする世界もあるけど、そうするのだろうか。


実はそういうのは苦手だ。


なんか、胸糞展開はマジで救われない気がするし、心に重く傷のように残ってしまうから嫌なんだ。

未だにバッドエンドで終わった作品が心に残り続けている。主人公があんなことになるとは。



「オークの強さか。それは今のところ、ゴブリンと同じぐらいにしようと思っている。

あと、頑張れば家畜にできるようにしようかと思ってるんだが、お前さんはどう思う?」



家畜?どういうことだ?




「一応モンスターという扱いにするんだが、こっちから攻撃しないと攻撃してこないようにする。」




ほうほう。向こうから攻撃しては来ないということか。

じゃあ生捕りにすると。




「んで、肉を食ったり乳を搾ったりする。」




ん?絵面がアウトじゃねえか。

人型を食うのはまだしも、流石に乳搾りは完全なるアウトだろ。


おいおっさん。それは完全に却下だ



「見た目は牛にする」



と思ったが是非とも普及させよう。

牛なら大丈夫。健全、全年齢対象、オールオッケーだ。

牛は食いたい。あんまりいっぱい食べるほどにものでは無いが、たまに食べる分には良い。



ただ、見た目だけでこんなに評価は変わるもんなんだな。



ではサクッとオーク(牛)を狩りに行くか。






β世界に飛ばされる。



どこまでも続くような真っ白い世界。

立っていると空間に呑まれてしまうような気がする。



そして前には、牛が3匹。

いや、3頭だな。


しっかり前回の反省を生かしてくれたようだ。

数が多いということはない。




今度は目があった。

前のゴブリンの時は距離があったが、今回は手を伸ばせば届く。

でも襲ってこない。敵と認識されてないようだ。


おっさんはしっかり調整をやったようだな。




じゃあ後は、生け捕りに出来るか試してみよう。



生け捕りってどうやるんだ?


生け捕りにするには、攻撃はしない方がいいし、傷つけるのは論外だろう。

でも、捕縛魔法はあんまり知らない。


【ソーンバインド・ホステージ】は捕縛出来るのは良いんだが、本来の用途は茨を敵に5つ付け、攻撃を与えるごとに追加ダメージだから、事故ると牛は死ぬ。



捕縛しようとして倒してしまったら意味がないだろう。



じゃあ、まずは檻を作るか?この際、どうやって運ぶかとかは無視する。まあ何とかなるんじゃないだろうか。



檻か。じゃあ、【鳥かご】



これはあれだな。海賊が出てくるアレのドン・キホーテさんの真似だな。


牛の上にめがけて、ポイッと投げる。糸っぽいもんでとりあえず囲ってみる。



まあ囲めた。じゃあ地面に這わせてみよう。


そして牛の周囲を完全に囲む。



簡単に捕獲できたんだが?

牛の周囲をきれいに糸が囲っている。じゃあどうしようか。



【ヘルファイヤ】

超火力の2連鎖(をイメージした火)を送ってみた。焼けた。



持って帰って食べるか。



そこまで強くはないどころか、無抵抗に殺されてくれた。

今回は設定をしっかりとしていたようだ。

「おっさん、牛を焼いたんだが、持ってこれなかった」

『ああ、そりゃあ返り血とかも持って帰らないようにしているからな。一応β世界のものはこの世界に持ち込めないようにしている。』

「そうなのか。」

『ちなみに、今日の晩飯はオーク肉丼だ。』

「マジか。それって牛丼じゃ、」

『オーク丼だ。』

「おっおう、そうか。オーク丼を食わせてもらおうか。」

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