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恋愛って? 割り込み禁止なの、、、!?

作者: 七瀬




僕は、惚れやすい!

いいな~と思った女の子を、直ぐに好きになってしまうからだ、、、!


僕の男友達が想いを寄せている女の子の事も好きになる!

彼氏がいる女の子の事も好きになる!


本当に、ダメダメなやつだなと自分自身思うのだけど、、、?

このクセは治らない!!!



僕の仲がイイ男友達で、ずっと片想いをしているやつがいるんだけど、、、?


何故なのか、、、?

彼女に自分の気持ちを伝えないんだよ、、、!


僕が、どうして、、、? 

告白しないんだよと! 聞くとね!


彼は、こう答えたんだ、、、!


『もしも? あの子に告白して今の関係が壊れるのが怖いんだよ!

上手くいってもダメでも、失いたくないモノだってあるんだ、、、!

例え彼女に、彼氏が出来ても、、、俺は諦めるよ!』




僕には、ない考え方だったんだ、、、!

子供の頃から、僕と仲がイイ友達でね!


コイツの好きな子だけは、どうしても好きになりたくないんだよ!

彼女より“親友”の方が大事だから、、、!!!



・・・でも?

僕は、見ないようにしていたのに、、、!

アイツときたら、、、?


僕と一緒にいる時に、こう言ったんだ、、、!


『悠成! 彼女が俺がずっと“片想いしている女の子だよ!”って!』

『・・・・・・』



僕は、ずっと知らないフリをしてきたのに、、、。

あんな風に、アイツの好きな女の子を見せられたら、、、?


僕が好きにならない訳がないじゃないか、、、!!!


アイツの好きな女の子は、爽やかで可憐な女の子だったんだ、、、!

僕の心は一瞬で、彼女に奪われてしまった、、、!





僕がこうなると厄介で、、、。

どんなに仲がいい男友達だからと言って、、、【恋愛】には関係ない!!!

・・・そう思ってしまうんだよ!



アイツの好きな彼女を見て、3日後には、、、。

僕はアイツにこう言っていたんだ、、、!


『武、ごめん!』

『えぇ!? 急にどうしたんだよ!』

『武の好きな女の子のこと! 僕も好きになってしまったんだ、、、。』

『えぇ!? 悠成! マジで言ってんのか!』

『あぁ! だから、告白していいかな、、、?』

『・・・まあ、勝手にすればいいよ! 俺は別にあの子の彼氏じゃないし!』

『そうか! 分かった! ありがとう、武!』

『・・・あぁ、ううん、』



僕は、武の許可を一応もらったから! 直ぐに彼女に告白したんだよ!


『晏菜ちゃん! 実は前から僕は、晏菜ちゃんの事が好きだったんだ、、、!

良かったら、僕と付き合ってくれないかな、、、?』

『・・・えぇ!? 武ちゃんは、なんて、、、?』

『“お前の好きなようにしていい”って!』

『・・・そう、日立君! 少し考えさせてくれるかな、、、?』

『あぁ、いいよ! ゆっくり考えて!』

『・・・ううん。』





晏菜ちゃんが、武の事を聞いた時......。

晏菜ちゃん、、、凄くショックそうな顔をしていたな...。


晏菜ちゃんも、武の事が好きなんだとあの時、分かったんだ、、、!


こうなったら、、、?

僕が起爆剤になって、、、! 二人の仲を取り持つしかない、、、!!!



そうこう、僕が考えていたら、、、?

晏菜ちゃんから、あの時の返事を聞かせてくれると連絡が入った!


夜、PM10:00に晏菜ちゃんの家の近くの公園で、、、。


『ごめんね、返事するのに、、、時間かかっちゃって。』

『いいよ! 晏菜ちゃんの返事はいい返事かな、、、?』

『・・・ううん、私ね! 別に好きな人がいるんだ! その人の事が私の

心の中にあるから、日立君とは付き合えない! ごめんね。』

『・・・そっか! 分かってた事だけど、、、? フラれると辛いモノだね!』

『・・・本当にごめんね、』

『いいんだよ! それに、晏菜ちゃんの好きな人って? 武だろう?』

『えぇ!?』

『知ってたよ! 武も晏菜ちゃんの事が好きだしね!』

『・・・そうなの!?』

『ビックリした? でもさ~武、晏菜ちゃんとの今の関係を壊したくない

って! 晏菜ちゃんに自分の気持ちを言わないんだよ!』

『・・・・・・』

『だから! 芝居に付き合ってくれない? 僕が考えたんだけどね!』

『うん! 分かった!』

『よし! じゃあ、明日ね!』

『うん! 日立君、ありがとう!』

『・・・どういたしまして! じゃあね、おやすみ!』

『おやすみ。』



次の日、、、。

僕と晏菜ちゃんが仲良く、武の前に現れてこう言ったんだよ!


『武! 晏菜ちゃんと付き合う事になったよ!』

『・・・そっか、晏菜! 良かったな、、、。』

『・・・ううん、』

『武はさ! 本当にそれでいいのか? 僕と晏菜ちゃんが付き合って!!!』

『えぇ!? なんだよそれ?』

『僕は、女の子を大事出来ないんだよ! あちこち直ぐに目移りするし! 

きっと浮気もすると思う! 別に彼女がいても他の女の子と付き合うなんて!

僕には出来る事だ! 晏菜ちゃんを悲しませる事になるのは間違いないしな!

それでも、僕と晏菜ちゃんが付き合ってもいいんだな、武?』 

『・・・・・・なんで、そんな事言うんだ!』

『お前が、晏菜ちゃんの事を好きだからだろう!!!』

『・・・ふざけんなよ! 晏菜を大事にできないなら、俺が、、、。』

『俺が何? 聞こえないよ、武!』

『・・・俺が、晏菜を大事にするよ!』

『ねえ、晏菜ちゃん! やっと、武が本当の事を言ったよ!』

『えぇ!?』

『武を試したんだよ!』

『なんで?』

『昨日、僕は晏菜ちゃんからフラれてるからさ~』

『・・・悠成、お前、、、。』

『いいんだよ! これで、二人とも付き合えるよな~! 大事にしろよ!

晏菜ちゃんの事!!!』

『・・・あぁ! ありがとう、悠成!』

『あぁ! 良かったね、晏菜ちゃん!』

『ありがとう、日立君!』

『うん!』





恋愛より大事なモノがある事を僕は知っている!!!

親友の彼女を取るのは、恋愛違反じゃないかって思うから、、、。



僕は、また次の好きになる女の子でも探すかな、、、?




最後までお読みいただきありがとうございます。

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