恋愛って? 割り込み禁止なの、、、!?
僕は、惚れやすい!
いいな~と思った女の子を、直ぐに好きになってしまうからだ、、、!
僕の男友達が想いを寄せている女の子の事も好きになる!
彼氏がいる女の子の事も好きになる!
本当に、ダメダメなやつだなと自分自身思うのだけど、、、?
このクセは治らない!!!
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僕の仲がイイ男友達で、ずっと片想いをしているやつがいるんだけど、、、?
何故なのか、、、?
彼女に自分の気持ちを伝えないんだよ、、、!
僕が、どうして、、、?
告白しないんだよと! 聞くとね!
彼は、こう答えたんだ、、、!
『もしも? あの子に告白して今の関係が壊れるのが怖いんだよ!
上手くいってもダメでも、失いたくないモノだってあるんだ、、、!
例え彼女に、彼氏が出来ても、、、俺は諦めるよ!』
*
僕には、ない考え方だったんだ、、、!
子供の頃から、僕と仲がイイ友達でね!
コイツの好きな子だけは、どうしても好きになりたくないんだよ!
彼女より“親友”の方が大事だから、、、!!!
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・・・でも?
僕は、見ないようにしていたのに、、、!
アイツときたら、、、?
僕と一緒にいる時に、こう言ったんだ、、、!
『悠成! 彼女が俺がずっと“片想いしている女の子だよ!”って!』
『・・・・・・』
僕は、ずっと知らないフリをしてきたのに、、、。
あんな風に、アイツの好きな女の子を見せられたら、、、?
僕が好きにならない訳がないじゃないか、、、!!!
アイツの好きな女の子は、爽やかで可憐な女の子だったんだ、、、!
僕の心は一瞬で、彼女に奪われてしまった、、、!
*
僕がこうなると厄介で、、、。
どんなに仲がいい男友達だからと言って、、、【恋愛】には関係ない!!!
・・・そう思ってしまうんだよ!
アイツの好きな彼女を見て、3日後には、、、。
僕はアイツにこう言っていたんだ、、、!
『武、ごめん!』
『えぇ!? 急にどうしたんだよ!』
『武の好きな女の子のこと! 僕も好きになってしまったんだ、、、。』
『えぇ!? 悠成! マジで言ってんのか!』
『あぁ! だから、告白していいかな、、、?』
『・・・まあ、勝手にすればいいよ! 俺は別にあの子の彼氏じゃないし!』
『そうか! 分かった! ありがとう、武!』
『・・・あぁ、ううん、』
▽
僕は、武の許可を一応もらったから! 直ぐに彼女に告白したんだよ!
『晏菜ちゃん! 実は前から僕は、晏菜ちゃんの事が好きだったんだ、、、!
良かったら、僕と付き合ってくれないかな、、、?』
『・・・えぇ!? 武ちゃんは、なんて、、、?』
『“お前の好きなようにしていい”って!』
『・・・そう、日立君! 少し考えさせてくれるかな、、、?』
『あぁ、いいよ! ゆっくり考えて!』
『・・・ううん。』
*
晏菜ちゃんが、武の事を聞いた時......。
晏菜ちゃん、、、凄くショックそうな顔をしていたな...。
晏菜ちゃんも、武の事が好きなんだとあの時、分かったんだ、、、!
こうなったら、、、?
僕が起爆剤になって、、、! 二人の仲を取り持つしかない、、、!!!
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そうこう、僕が考えていたら、、、?
晏菜ちゃんから、あの時の返事を聞かせてくれると連絡が入った!
夜、PM10:00に晏菜ちゃんの家の近くの公園で、、、。
『ごめんね、返事するのに、、、時間かかっちゃって。』
『いいよ! 晏菜ちゃんの返事はいい返事かな、、、?』
『・・・ううん、私ね! 別に好きな人がいるんだ! その人の事が私の
心の中にあるから、日立君とは付き合えない! ごめんね。』
『・・・そっか! 分かってた事だけど、、、? フラれると辛いモノだね!』
『・・・本当にごめんね、』
『いいんだよ! それに、晏菜ちゃんの好きな人って? 武だろう?』
『えぇ!?』
『知ってたよ! 武も晏菜ちゃんの事が好きだしね!』
『・・・そうなの!?』
『ビックリした? でもさ~武、晏菜ちゃんとの今の関係を壊したくない
って! 晏菜ちゃんに自分の気持ちを言わないんだよ!』
『・・・・・・』
『だから! 芝居に付き合ってくれない? 僕が考えたんだけどね!』
『うん! 分かった!』
『よし! じゃあ、明日ね!』
『うん! 日立君、ありがとう!』
『・・・どういたしまして! じゃあね、おやすみ!』
『おやすみ。』
▽
次の日、、、。
僕と晏菜ちゃんが仲良く、武の前に現れてこう言ったんだよ!
『武! 晏菜ちゃんと付き合う事になったよ!』
『・・・そっか、晏菜! 良かったな、、、。』
『・・・ううん、』
『武はさ! 本当にそれでいいのか? 僕と晏菜ちゃんが付き合って!!!』
『えぇ!? なんだよそれ?』
『僕は、女の子を大事出来ないんだよ! あちこち直ぐに目移りするし!
きっと浮気もすると思う! 別に彼女がいても他の女の子と付き合うなんて!
僕には出来る事だ! 晏菜ちゃんを悲しませる事になるのは間違いないしな!
それでも、僕と晏菜ちゃんが付き合ってもいいんだな、武?』
『・・・・・・なんで、そんな事言うんだ!』
『お前が、晏菜ちゃんの事を好きだからだろう!!!』
『・・・ふざけんなよ! 晏菜を大事にできないなら、俺が、、、。』
『俺が何? 聞こえないよ、武!』
『・・・俺が、晏菜を大事にするよ!』
『ねえ、晏菜ちゃん! やっと、武が本当の事を言ったよ!』
『えぇ!?』
『武を試したんだよ!』
『なんで?』
『昨日、僕は晏菜ちゃんからフラれてるからさ~』
『・・・悠成、お前、、、。』
『いいんだよ! これで、二人とも付き合えるよな~! 大事にしろよ!
晏菜ちゃんの事!!!』
『・・・あぁ! ありがとう、悠成!』
『あぁ! 良かったね、晏菜ちゃん!』
『ありがとう、日立君!』
『うん!』
*
恋愛より大事なモノがある事を僕は知っている!!!
親友の彼女を取るのは、恋愛違反じゃないかって思うから、、、。
僕は、また次の好きになる女の子でも探すかな、、、?
最後までお読みいただきありがとうございます。