冴えないサラリーマン
不定期 ゆったり 書きます
おれは、この世の中に何故自分が生まれて来たのかわからなかった。まあ生まれて来たからには生きていかないと思い、大学にもいって、それなりの職にもついた。だが、特に生きるための目標などを見出してる訳でもないので、毎日時間をひたすら浪費して、死へのカウントダウンを待っている。そんな状況だ。
おっと、俺の自己紹介がまだだったな
俺の名前は、小柳啄木 26歳 新聞記者として、生計を立てている。趣味は まあ敢えて言うなら いや、趣味はない。生まれてから今まで、何か1つのことに熱中したり、興味を持つことはなかった。幼少期のころは戦闘ものの変身ポーズを真似したり、変身グッズを親に買って貰ったりしたことがあったようだが、それも一過性に過ぎない。
まぁ中学の時から、定期的にオ◯ニーをしたりはしているが、それも趣味という訳ではない。逆にもしそれを趣味にしている人がいたら、俺はそういう人達をあまり快く思わない。
今日も1日が、機械的に過ぎてしまった。
朝6時に起床し、8時ごろに出勤し、怒られない程度にゆるく仕事をし、夕飯の買い物をしながら帰宅をする。ここ3年間、この生活リズムを維持している。仕事終わりに飲み会の誘いを受けて行くことはあるが、自分から進んで行きたいと思うことはまずない。俺がこういうのに参加するのも、職場内での孤立を避けるためである。
「明日こそ、何か刺激的な事が起こると良いなぁ」そういって啄木は眠りに落ちた。